臨床試験情報

臨床試験ID : jRCTs051210152
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : OGSG2101:Stage II/III大腸癌根治切除後の補助化学療法中または治療後に早期再発したRAS野生型かつBRAF V600E変異再発大腸癌患者に対するエンコラフェニブ+ビニメチニブ+セツキシマブ療法の有効性と安全性を探索する第II相試験(TRESBIEN試験)
試験の概要 : Stage II/III大腸癌根治切除後の補助化学療法中または治療後に早期再発したRAS野生型かつBRAF V600E変異陽性の再発大腸癌患者に対するエンコラフェニブ+ビニメチニブ+セツキシマブ療法の有効性と安全性を評価することを目的とする。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 BRAF V600E 遺伝子変異陽性大腸がん
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター 大阪医科薬科大学病院 大阪警察病院 大阪赤十字病院 大阪大学医学部附属病院 関西医科大学附属病院 近畿大学病院 札幌医科大学附属病院 静岡県立静岡がんセンター 社会医療法人 恵佑会札幌病院 社会医療法人財団慈泉会相澤病院 市立貝塚病院 市立豊中病院 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター 地方独立行政法人神戸市民病院機構 神戸市立医療センター中央市民病院 地方独立行政法人 りんくう総合医療センター 東京大学医科学研究所附属病院 独立行政法人 国立病院機構 大阪医療センター 独立行政法人労働者健康安全機構  大阪労災病院 独立行政法人 労働者健康安全機構 関西労災病院 パナソニック健康保険組合 松下記念病院 高知大学医学部附属病院 横浜市立大学附属市民総合医療センター
試験のフェーズ 第Ⅱ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日 2022/8/17

試験に参加できる条件

年齢・性別 20歳 ~ 男女両方
選択基準 1) 組織診で結腸または直腸の腺癌(虫垂癌・肛門管癌を除く)と診断されている。2) 腫瘍組織を用いて実施されたRAS(KRAS/NRAS)遺伝子およびBRAF V600E遺伝子検査においてRAS野生型かつBRAF V600E変異陽性である。3) pStage II/III根治切除後に術後補助化学療法が実施されている、以下のいずれかに該当する症例。a) 術後補助化学療法中に画像上再発が確認された症例b) 有害事象により術後補助化学療法が終了後、6か月以内に画像上再発が確認された症例c) 予定された術後補助化学療法が終了後、6か月以内に画像上再発が確認された症例* 補助化学療法の定義:術前・術後化学療法は1レジメンとして数える。* 最終化学療法投与日を化学療法終了日として起算する。* 6か月は化学療法終了日より起算し180+14日と定義する。4) エンコラフェニブ、ビニメチニブ、セツキシマブによる治療歴がない。5) RECISTガイドライン v1.1に規定された測定可能病変を有することが確認されている。6) Performance Status (ECOG) が0-2である。7) 同意取得日の年齢が20歳以上である。8) 経口薬を内服できる。9) 下記のすべての条件を満たす。(すべての検査項目は登録前 14 日以内の最新の検査値を用いる。登録日の 2 週間前の同じ曜日の検査は許容する。)① 好中球数≧1,200/mm3② ヘモグロビン≧9.0 g/dL (登録前14日以内に輸血を行っていないこと)③ 血小板数≧75,000/mm3④ 総ビリルビン値≦2.0 mg/dL⑤ ALT≦100IU/L、AST≦100IU/L (肝転移を有する患者では≦200IU/L)⑥ 血清クレアチニン≦1.5 mg/dL又はCockcroft-Gault 式により算出もしくは直接測定したクレアチニンクリアランスが 50 mL/分以上10) 12週以上の生存が期待される。11) 本臨床研究の研究対象者となることを本人より文書での同意が得られている。
除外基準 1) 活動性の重複がん(同時性重複がん及び無病期間が5年以内の異時性重複がん。ただし局所治療により治癒と判断される Carcinoma in situ (上皮内癌)や粘膜内癌相当の病変は活動性の重複がんに含めない)。2) 症候性の脳転移または軟膜・髄膜転移を有する。3) 妊娠中または妊娠の可能性がある、または授乳中の女性、あるいはパートナーの妊娠を希望する男性。4) 前治療による有害事象がCTCAE Grade 2以上であり、回復していない。(貧血、脱毛、皮膚色素沈着およびオキサリプラチンによる末梢神経障害、蛋白尿を除く)5) 活動性の細菌感染症及び真菌感染症を有する(38 ℃以上の発熱)。6) 登録日より過去6ヶ月以内の心筋梗塞、重度/不安定狭心症、New York Heart Association(NYHA)Class IIIまたはIVの症候性うっ血性心不全の既往を有する。7) 投薬によっても収縮期血圧が150 mmHg 又は拡張期血圧が100 mmHg 以上のコントロール不良な高血圧症を合併している。8) 核酸アナログ投与にも関わらずHBV-DNAが検出可能となるコントロール不良な活動性のB型肝炎、HCV-RNAが陽性である活動性のC型肝炎、もしくは既知のHIV感染症を有する※。9) 登録日時点で継続的なドレナージを要する腹水、胸水または心嚢液の貯留を有する。10) 網膜静脈閉塞症の既往がある、又は現在罹患している患者、若しくはそのリスクを有する。11) 臨床研究への参加が困難とされる精神病または精神症状を合併している。12) プロトコール治療開始前の一定期間内に以下のいずれかによる治療を受けている。① 4週以内の広範囲手術(CVポート造設術を除く)② 2週以内のストーマ造設術13) その他、担当医師が本臨床研究の対象として不適当と判断した場合。※HBs抗体、HBc抗体、HBV-DNAの測定は、B型肝炎治療ガイドラインに従う

問い合わせ先

実施責任組織 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター
問い合わせ先組織名 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター
部署名・担当者名 消化器外科 賀川 義規
電話・Email 06-6692-1201 yoshikagawa@gmail.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 エンコラフェニブ、ビニメチニブ、セツキシマブ
主要な評価項目・方法 奏効割合
副次的な評価項目・方法 全生存期間、無増悪生存期間、病勢制御割合、奏効期間 、治療成功期間 、有害事象発生割合

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