臨床試験ID | : | jRCTs041190043 |
情報提供元 | : | jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム) |
試験名 | : | MLL遺伝子再構成陽性乳児急性リンパ性白血病に対するクロファラビン併用化学療法の有効性と安全性の検討をする多施設共同第II相試験およびMLL遺伝子再構成陰性乳児急性リンパ性白血病に対する探索的研究 |
試験の概要 | : | 生後1歳以下の乳児急性リンパ性白血病(ALL)のうち、早期再発が多く予後不良なKMT2A(MLL)遺伝子再構成陽性ALL(MLL-rALL)を対象に、国際標準治療であるInterfant型化学療法を基本骨格としたクロファラビン(CLO)併用化学療法の有効性と安全性を評価する |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 乳児急性リンパ性白血病 |
試験のホームページURL |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 0 ~ 19歳 男女両方 |
選択基準 | 以下の項目のすべてを満たすものをMLL-17症例登録対象とする。(1) 診断時日齢が365日以下である。(2) 急性リンパ性白血病(ALL)の初発診断例である。(3) 本研究本試験参加の同意取得に先立って、CHM-14の同意が得られていることが必須である。(4) MLL-17症例登録について、代諾者への十分な説明と文書による同意が得られている。 |
除外基準 | (1) 診断時日齢30日以下の場合で、在胎週数36週 0日未満である。(2) 診断について、以下の基準を満たすことが判明している場合は除外する。 1) T-ALL 2) t(9;22)(q34;q11)陽性例またはbcr-abl融合遺伝子がみられる症例 3) t(8;14)(q24;q32)陽性例, t(2;8)(p13;q24)陽性例、t(8;22)(q24;q11)陽性例又はその他の成熟B-ALLに特異的な 転座切断点が指摘される症例 4) ダウン症に合併した白血病症例 5) 急性混合性白血病(Mixed Phenotype Acute Leukaemias、MPAL)、急性分類不能型白血病 (AUL)は試験治療対象とするが、以下の基準を満たすことが判明している場合は除外する。 5)-1 形態的に骨髄芽球比率がリンパ芽球比率を上回る症例 5)-2 T-ALLの基準を満たす芽球を認める症例 5)-3 MPALについては、T-ALLの基準を満たす症例、又はリンパ球抗原陽性AML症例(3) ECOG Performance status(PS)スコアを乳児用に改変した基準において4である。但し、PSの悪化が白血病に起因すると考えられる場合はPSスコア3まで許容する。(4) 試験治療に支障をきたす臓器障害がある。a. コントロールされていない心不全症例。b. コントロールされていない腎不全症例。c. 人工呼吸器管理を要する呼吸器疾患合併例。d. 治療遂行に支障を来す中枢神経出血を伴う。(5) コントロール不能な感染症を伴う。(6) 試験治療に支障をきたす先天性疾患や合併症がある。(7) 重複がんをもつ。(8) 他の抗がん剤治療や放射線治療を受けている(ただし、ステロイド剤全身投与については6.1.3.1 PSL単独先行投与:4)の項目を参照すること)。(9) その他、担当医が不適切と判断した。 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | 大阪大学医学部附属病院 |
問い合わせ先組織名 | 大阪大学医学部附属病院 |
部署名・担当者名 | 小児科 宮村 能子 |
電話・Email | 06-6879-3932 miyamu@ped.med.osaka-u.ac.jp |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 治療・ケア |
介入の詳細 | MLL-rALL(HR):PSL単独先行投与(1週間)→ 寛解導入療法R →早期強化療法R(CLARA) →中間強化療法R(MARMA) →再寛解導入療法R-I(MAVDAD)→(ドナー準備日程により再寛解導入療法R’-II) → 同種造血幹細胞移植MLL-rALL(IR): PSL単独先行投与(1週間)→ 寛解導入療法R→早期強化療法R(CLARA) →中間強化療法R (MARMA) →再寛解導入療法R-I(MAVDAD)→ 再寛解導入療法R-II (CLARA)→維持療法RMLL-gALL(LR):PSL単独先行投与(1週間)→寛解導入療法G〜早期強化療法G→強化療法G-I →強化療法G-Ⅱ →再寛解導入療法G →維持療法G-I→維持療法G-Ⅱ |
主要な評価項目・方法 | MLL-rALL(CLO試験治療群)の3年無イベント生存率(EFS) |
副次的な評価項目・方法 | (1) CTCAE ver4.0 grade5の有害事象(死亡)(2) 中間強化療法R(CLARA試験治療の次コース)の開始が予定より4週間以上遅延するような有害事象(3) CLARA試験治療(早期強化療法R)中に発症し以降のCLO使用が困難となると判断されるgrade4の重篤な毒性(4) 寛解導入療法R (BMA2/TP2)後と早期強化療法R (CLARA試験治療)後(BMA3/TP3)の血液学的寛解率とMRD陽性率(5) 寛解導入率(6) Time to treatment failure(治療成功期間)(7) 全生存期間(8) EFS(9) 累積再発率(10) 非再発死亡率(11) 各TPにおけるPCR-MRD,FCM-MRD, NGS-MRD陽性率(12) CLO 薬物動態解析(PK)(13) grade 3以上の有害事象発生率(14) 試験治療完遂率(15) 家族(代理評価)によるアンケート調査で得られた患児のQuality of Life(QOL)の評価(16) 移植後100日目、1年目、2年目の合併症の有無(17) RSウイルスによる重症感染症の発症率(18) 深在性真菌感染症の発症率(19) 敗血症発症率(20) 維持療法期間中のウイルス感染罹患率(21) 維持療法期間中の免疫能の評価(22) TP4 PCR-MRD陽性症例の治療別OS, EFS(23) IR群の外来維持療法中の免疫能を評価(24) LR群の外来維持療法中の免疫能を評価(25) silent inactivationの発症率(26) silent inactivationの有無と有害事象発症率、OS, EFS(27) ASP 活性と抗 ASP 抗体の関連性の統計学的検討(28) NUDT15多型と3年EFS(29) NUDT15多型と維持療法中のgrade3以上の骨髄抑制 |