| 臨床試験ID | : | jRCTs031240241 |
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| 情報提供元 | : | jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム) | |
| 試験名 | : | 膵癌の腫瘍関連線維芽細胞(CAF)を標的とする18F-FAPI-74を用いた新規PET診断法の有用性の検討 | |
| 試験の概要 | : | 18F-FAPI-PET 検査を施行することが、正確な膵癌の診断に至り、適切な治療の選択に寄与することを探索的に評価する。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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| 対象疾患名 | 膵癌 |
| 試験のホームページURL | |
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実施施設&進捗状況 | |
| 試験実施施設 | 医療法人社団豊智会 AIC画像検査センター |
| 試験のフェーズ | 第Ⅱ相 |
| 試験進捗状況 | 募集終了 |
| 公開日・最終情報更新日 | 2025/6/16 |
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試験に参加できる条件 | |
| 年齢・性別 | 問わない 男女両方 |
| 選択基準 | 1) 画像、病理学的検査の総合的判断として膵癌が強く疑われる患者2)疑われる膵癌の最大径が画像検査(CT/MRI/US)の総合判断で2.5㎝以下である患者3) 遠隔転移がなく、膵切除術が予定できる病期と診断された患者4)Karnofsky Performance Status (KPS)が70以上の患者5)同意取得時の年齢が18歳以上の患者6)本試験の参加にあたり十分な説明を受けた後、十分な理解の上、患者本人の自由意思による文書同意が得られた患者 |
| 除外基準 | 1) 重篤な循環器疾患を合併する患者2) 重篤呼吸器疾患を合併する患者3) 重篤な肝疾患を有する患者(AST(GOT)もしくはALT(GPT)が100 U/L以上)4) 重篤な腎疾患を有する患者(BUN 25 mg/dL 以上もしくは血清クレアチニン2.0 mg/dL以上)5) 妊娠中あるいは妊娠の可能性、妊娠の希望がある女性6) 授乳中の女性7) 上腹部の悪性腫瘍の治療中である患者、またはこれまで上腹部の悪性腫瘍の治療歴がある患者8) フェニルケトン尿症の患者9) その他、研究責任(分担)医師が被験者として不適当と判断した患者 |
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問い合わせ先 | |
| 実施責任組織 | |
| 問い合わせ先組織名 | 筑波大学附属病院 |
| 部署名・担当者名 | 消化器外科 宮﨑 貴寛 |
| 電話・Email | 029-853-3221 y-miyazaki@md.tsukuba.ac.jp |
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評価&介入 | |
| 試験の種類 | 該当無し |
| 介入の目的 | 診断 |
| 介入の詳細 | 未承認の放射性医薬品を使用して画像診断を実施する介入研究 |
| 主要な評価項目・方法 | 膵癌主病巣(原発巣)検出能:従来の画像検査(CT,MRI,US,EUS)で検出された膵癌病変、もしくは膵癌疑い病変における18F -FAPI-PETの集積の有無を評価する。集積がある場合、膵局所進展度の正確性(胆管浸潤の有無、十二指腸浸潤の有無、膵前方組織への浸潤の有無、膵後方組織への浸潤の有無、門脈系への浸潤の有無、動脈への浸潤の有無、膵外神経叢浸潤の有無、他臓器への浸潤の有無(詳細は膵癌取扱い規約第8版の膵局所進展度のT分類p14-p35参照))を評価する。 |
| 副次的な評価項目・方法 | ・18F-FAPI-PET 検査 のFDG-PET検査と比較した膵癌主病巣(原発巣)検出能膵腫瘍検出能をFDG-PET検査と集積の有無を比較して評価する。集積がある場合、膵局所進展度の正確性(胆管浸潤の有無、十二指腸浸潤の有無、膵前方組織への浸潤の有無、膵後方組織への浸潤の有無、門脈系への浸潤の有無、動脈への浸潤の有無、膵外神経叢浸潤の有無、他臓器への浸潤の有無(詳細は膵癌取扱い規約第8版の膵局所進展度のT分類p14-p35参照))を評価する。・膵癌転移病巣検出能:転移巣(リンパ節、膵臓以外の実質臓器、腹膜)の検出能を従来の画像検査(CT,MRI,US,EUS)と比較して評価する。 既存の画像検査で検出された病変数を分母とし、18F -FAPI-PETの集積した病変を分子とした集積割合とする。・18F-FAPI-PET 検査 の膵癌転移病巣検出能転移巣(リンパ節、膵臓以外の実質臓器、腹膜)の検出能をFDG-PET検査と比較して評価する。FDG-PETで検出された病変における18F -FAPI-PETの集積の有無。FDG-PETで検出された病変数を分母とし、18F -FAPI-PETの集積した病変を分子とした集積割合とする。またこの逆数も評価する。18F-FAPI-PET検査で検出され、従来の検査(CT,MRI,US,EUS,FDG-PET)で検出されなかった部位の経時的な臨床経過(後にCT,MRI,US,FDG-PET等で検出の有無、時期、患者予後など)を評価する。・手術摘出標本における線維化およびFAPの免疫組織学的評価の相関18F-FAPI-PET集積部位の組織検体から線維化、FAP発現について組織染色等を用いて評価し、FAPI集積量(SUV値)との関係を調査する。・18F-FAPI-PETの集積量(SUV値) と血液中腫瘍マーカーの相関18F-FAPI-PETの集積量(SUV値)、集積の有無・程度と血液中腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、Span-1、DUPAN-2、エラスターゼ1)の値と比較する。・18F-FAPI-PETの集積量(SUV値) と手術摘出標本における分子生物的解析の相関18F-FAPI-PETの集積部位について空間トランスクリプトーム解析の結果と比較する。 |