臨床試験ID | : | jRCTs031220690 |
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情報提供元 | : | jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム) | |
試験名 | : | 高齢心臓血管外科手術患者を対象とした周術期アスコルビン酸投与のせん妄発症予防効果についての研究 | |
試験の概要 | : | 「せん妄」は日内変動を有する注意力低下、認知機能障害を呈する脳機能障害であり、術後患者においては予後悪化の一因や入院期間の延長につながり、回避したい合併症の一つであるが、予防薬として確立されたものはない。アスコルビン酸(ビタミンC)は優れた抗酸化作用を有しており、組織の低還流や再還流障害等により発生する活性酸素の産生を抑制することで、臓器障害軽減効果を発揮していると考えられており、心臓血管外科術後患者は、せん妄の発症率が高く、その原因として術中からの微小な脳障害や炎症による活性酸素の産生が挙げられ、抗酸化作用を有するアスコルビン酸投与が、脳障害を軽減させることによりせん妄の発症率が減少する可能性が大いにある。本研究ではアスコルビン酸投与が心臓血管外科術後におけるせん妄発生予防効果を有するか検討を行う。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 心臓弁膜症、虚血性心疾患、大動脈疾患、心臓内腫瘍、心膜疾患、不整脈疾患 |
試験のホームページURL |
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実施施設&進捗状況 | |
試験実施施設 | 自治医科大学附属さいたま医療センター |
試験のフェーズ | 第Ⅱ相 |
試験進捗状況 | 終了 |
公開日・最終情報更新日 | 2024/3/28 |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 20歳 ~ 男女両方 |
選択基準 | 70歳以上人工心肺を使用する予定心臓血管外科手術患者文書による臨床研究の説明を理解し同意する能力がある。 |
除外基準 | 緊急手術 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | 自治医科大学附属さいたま医療センター |
問い合わせ先組織名 | 自治医科大学附属さいたま医療センター |
部署名・担当者名 | 麻酔科 飯塚 悠祐 |
電話・Email | 048-647-2111 zukarinn@gmail.com |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 治療・ケア |
介入の詳細 | 手術室で麻酔導入後、手術開始までに500㎎のアスコルビン酸を経静脈的に投与する。以降6時間おきに500㎎ずつ8回投与する(2g/day)。 |
主要な評価項目・方法 | 術後せん妄発生率 |
副次的な評価項目・方法 | せん妄持続時間 |