臨床試験ID | : | jRCT2061200050 |
情報提供元 | : | jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム) |
試験名 | : | 再発又は難治性多発性骨髄腫を有する日本人患者を対象としたヒト化BCMA×CD3 二重特異性抗体JNJ-64007957 の第1/2相試験 |
試験の概要 | : | 本試験の目的は、再発又は難治性多発性骨髄腫(MM)を有する日本人被験者を対象に第1相パートでは64007957MMY1001 (NCT03145181)試験で特定された第2相試験の推奨用量(RP2D)の安全性及び忍容性を評価し、第2相パートではRP2Dの有効性を評価することである。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 血液悪性腫瘍 |
試験のホームページURL |
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実施施設&進捗状況 | |
試験実施施設 | ヤンセンファーマ株式会社、 独立行政法人国立病院機構岡山医療センター、 名古屋市立大学病院、 日本赤十字社医療センター、 地方独立行政法人神戸市民病院機構 神戸市立医療センター中央市民病院、 独立行政法人国立病院機構まつもと医療センター、 大垣市民病院、 医療法人鉄蕉会亀田総合病院 |
試験のフェーズ | 第Ⅱ相 |
試験進捗状況 | 募集中 |
公開日・最終情報更新日 | 2022/7/29 |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 20歳 ~ 男女両方 |
選択基準 | ・国際骨髄腫作業部会(IMWG) の診断規準に従い多発性骨髄腫(MM) と診断された記録がある・被験者は以下のいずれかで定義される測定可能病変を有していなければならない: 血清M 蛋白量 1.0 g/dL,又は尿中M 蛋白量 200 mg/24 時間,又は軽鎖型多発性骨髄腫で血清又は尿中測定可能なM 蛋白が認められない被験者:血清中のIg 遊離軽鎖(FLC)�10 mg/dL かつ血清中Ig FLC κ/λ 比が異常である。中央検査機関での測定が利用できない場合,実施医療機関の検査施設の評価を用いてもよい。ただし,実施医療機関の検査施設の結果は基準より25%以上超えなければならない。・被験者は再発・難治性多発骨髄腫に対する臨床的有用性が確認されていた治療法に再発又は難治性である,又は確立された多発性骨髄腫治療に忍容でない,担当医師の判断によりteclistamab による治療の候補者と考える患者でなければならない。前治療には,治療期間中の順序にかかわらず,プロテアソーム阻害薬(PI),免疫調節薬(IMiD)及び抗CD38 抗体が含まれていなければならない。PI,IMiD,又は抗CD38 抗体に忍容でない被験者は組入れ可能である。・スクリーニング時及び治験薬投与直前のEastern Cooperative Oncology Group(ECOG) performance status スコアが0 又は1。・妊娠可能な女性は,スクリーニング時及び治験薬の初回投与前24 時間以内の高感度血清又は尿妊娠検査[�-ヒト絨毛性ゴナドトロピン(�-hCG)]が陰性である必要がある。 |
除外基準 | ・B 細胞成熟抗原(BCMA) 標的療法の治療歴がある。・脱毛症又は末梢性ニューロパチーを除き,過去の抗がん療法による毒性がベースライン値又はGrade 1 以下に回復していない場合。・治験薬の1 回目のstep-up 投与前14 日以内にコルチコステロイドの累積投与量がプレドニゾン140 mg 以上と同程度である場合(投与量には前投薬を含まない)・幹細胞移植:6 カ月以内の同種幹細胞移植。同種幹細胞移植を受けた被験者は,全ての免疫抑制薬を6 週間休薬して移植片対宿主病の徴候が認められないこととする。;治験薬の1 回目のstep-up 投与前12 週間以内に自家造血幹細胞移植を受けた。・MM の中枢神経系への浸潤又は髄膜浸潤の臨床的徴候。いずれかが疑われる場合,スクリーニング時に全脳磁気共鳴画像法(MRI)及び腰椎細胞診を行う必要がある。 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | ヤンセンファーマ株式会社 |
問い合わせ先組織名 | ヤンセンファーマ株式会社 |
部署名・担当者名 | メディカルインフォメーションセンター |
電話・Email | 0120-183-275 DL-JANJP-JCO_TL_TSG_EMP@its.jnj.com |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 該当無し |
介入の詳細 | Teclistamab再発または難治性の多発性骨髄腫(MM)の日本人参加者Teclistamabは皮下投与される。 |
主要な評価項目・方法 | ・有害事象(AE)の被験者数:最大1年5カ月:有害事象とは,治験中に医薬品(治験薬を含む)が投与された被験者に生じた,あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう。有害事象は必ずしも医薬品の投与との因果関係が認められるもののみを指すわけではない。すなわち,有害事象とは,医薬品(治験薬を含む)の使用と時間的に関連のある,あらゆる好ましくない,あるいは意図しない徴候(異常所見を含む),症状又は疾病のことであり,医薬品(治験薬を含む)との因果関係の有無は問わない。・重篤な有害事象(SAE)の被験者数:最大1年5カ月:重篤な有害事象とは,投与量にかかわらず,あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう: 死亡; 死亡につながるおそれのある症例;入院又は入院期間の延長が必要なもの;永続的又は顕著な障害/機能不能に陥るもの;先天異常・先天性欠損をきたすもの;医薬品(治験薬を含む)を介する感染因子伝播の疑いがあるもの;医学的に重要なもの・用量制限毒性(DLT)の被験者数:最大28日:DLTの被験者数が評価される。 DLTは特定の有害事象であり、次のいずれかとして定義される:高グレードの非血液毒性または血液学的毒性。 |
副次的な評価項目・方法 | ・Teclistamabの血清中濃度:最大1年5カ月:Teclistamabの血清中濃度の評価する・全身性サイトカイン濃度:最大1年5カ月:サイトカイン濃度はバイオマーカー評価のために評価する・抗teclistamab 抗体の被験者数:最大1年5カ月:抗teclistamab 抗体を有する被験者数を評価する。・客観的奏効率:最大1年5カ月:客観的奏効は、国際骨髄腫作業部会(IMWG)のMM 治療効果判定規準で定義されているように、部分奏効(PR)以上として定義される。・奏効期間(DOR):最大1年5カ月:DORは,最初に奏効(PR 以上)が記録された日からIMWG 規準で定義する疾患進行のエビデンスが最初に記録された日又は死亡までの期間と定義する。・奏効までの期間(TTR):最大1年5カ月:TTRは,治験薬の初回投与日から被験者が最初にPR 以上に関する全ての基準を満たした有効性評価までの期間と定義される。 |