臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2041210121
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : 幹細胞移植非適応の未治療マントル細胞リンパ腫患者を対象としたザヌブルチニブ(BGB-3111)+リツキシマブ併用療法とベンダムスチン+リツキシマブ併用療法を比較する第III相無作為化非盲検多施設共同試験
試験の概要 : 主要目的及び副次的目的として、ザヌブルチニブ(別名:BGB-3111)+リツキシマブ併用療法後ザヌブルチニブ単剤投与と、ベンダムスチン+リツキシマブ併用療法後無治療経過観察を比較する。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 マントル細胞リンパ腫
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設 ラボコープ・ディベロップメント・ジャパン株式会社 国立大学法人 東北大学病院 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 国立大学法人 東京医科歯科大学医学部附属病院 千葉県がんセンター 横浜市立市民病院 地方独立行政法人 神奈川県立病院機構 神奈川県立がんセンター 独立行政法人 国立病院機構 名古屋医療センター 豊橋市民病院 京都府立医科大学附属病院 大阪市立大学医学部附属病院 日本赤十字社 大阪赤十字病院 独立行政法人 国立病院機構 岡山医療センター 公益財団法人 大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 日本赤十字社 広島赤十字・原爆病院 久留米大学医学部附属病院 独立行政法人 国立病院機構 熊本医療センター
試験のフェーズ 第Ⅲ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日 2022/5/19

試験に参加できる条件

年齢・性別 20歳 ~ 男女両方
選択基準 1. 同意取得時に70歳以上、又は、60歳以上70歳未満で自家幹細胞移植が困難な合併症(次のうち少なくとも1つを含む)がある。a. 左室駆出率が45%以下b. 一酸化炭素肺拡散能(DLCO)が予測値の60%以下c. クレアチニンクリアランスが30 mL/分以上70 mL/分未満(Cockcroft-Gault式による推定値の場合は、核医学検査又は24時間蓄尿検査で確認する)d. 米国東海岸臨床腫瘍研究グループ(Eastern Cooperative Oncology Group:ECOG)パフォーマンスステータスが2で、高用量療法並びに幹細胞移植に対する許容できない毒性リスクがあるe. 累積疾患評価尺度(Cumulative Illness Rating Scale:CIRS)総スコアが6超(付録 9)2. サイクリンD1陽性及び/又はt(11;14)が認められるなど、「造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類2016」(Swerdlow et al, 2016)に基づいて組織学的にMCLと確定診断されている。3. MCLに対する全身療法歴がない。4. 測定可能病変が存在する(最大径1.5 cm超のリンパ節病変が1つ以上、又は最大径1 cm超の節外病変が1つ以上と定義)。5. MCLの診断を確認する保存組織検体が入手可能であるか、新たな腫瘍生検を受ける意思がある。6. ECOGパフォーマンスステータスが0、1又は2。7. 余命3ヵ月以上。8. 以下に定義する十分な臓器機能を有している。a. 好中球絶対数(ANC)が750/mm3超(7日以内に造血因子製剤の投与を受けていない)b. 血小板数が75,000/mm3超(又はリンパ腫の骨髄浸潤がみられた患者の場合は50,000/mm3以上):7日以内に造血因子製剤の投与又は輸血を受けていないことc. AST/SGOT、及びALT/SGPTが基準値上限(ULN)の3.0倍以下d. 血清総ビリルビンがULNの1.5倍以下(ジルベール症候群が確認されている場合を除く)9. 妊娠可能な女性患者は、治験薬の初回投与前から、治験期間中、及びザヌブルチニブ又はベンダムスチンの最終投与後90日以上、又はリツキシマブの最終投与後12ヵ月のいずれか長い方まで、効果の高い避妊法(5.3項)を実践する。10. 男性患者は、治験薬投与期間中、及びザヌブルチニブの最終投与後90日以上又はベンダムスチンの最終投与後6ヵ月、又はリツキシマブの最終投与後12ヵ月のいずれか長い方まで、禁欲するか、精管切除術を施行した場合か、又はバリア避妊法と5.3項に示すその他の避妊法を併用することに同意する場合、本治験に参加することができる。11. 文書による同意の取得が可能であり、本治験の要件を理解し、これに従うことができる。12. クレアチニンクリアランスが30 mL/分以上である(以下のいずれかの方法で測定したもの)。a. Cockcroft-Gault式による推定b. 核医学検査又は24時間蓄尿検査による測定
除外基準 1. リンパ腫の中枢神経系浸潤が確認されている。2. 造血幹細胞移植の施行歴がある。3. BTK阻害薬、リツキシマブ又はベンダムスチンの投与歴がある。4. 治療目標が幹細胞移植前の腫瘍減量である患者。5. 過去3年以内に悪性腫瘍の既往歴がある(基底細胞癌又は扁平上皮癌、表在性膀胱癌、子宮頚部又は乳房の上皮内癌、又はGleasonスコア6の限局性前立腺癌で、治癒したものを除く)。6. 臨床的に重要な心血管系疾患(以下のものを含む)。a. スクリーニング前6ヵ月以内の心筋梗塞b. スクリーニング前3ヵ月以内の不安定狭心症c. 「ニューヨーク心臓協会心機能分類」でクラスIII又はIVのうっ血性心不全(付録 6参照)d. 臨床的に重要な不整脈(持続性心室性頻脈、心室細動、トルサード・ド・ポアントなど)の既往歴e. Fridericia補正式によるQTcFが480 msec超f. 永久的ペースメーカーを使用してしないモビッツ2型の第2度又は第3度心ブロックの既往歴g. コントロール不良の高血圧(スクリーニング時の最低連続2回の血圧測定で、収縮期血圧170 mmHg超且つ拡張期血圧105 mmHg超)7. 血友病A、血友病B、フォンウィルブランド病などの重度の出血性疾患の既往歴、もしくは輸血又はその他の医療介入を要する突発性出血の既往歴。8. 治験薬の初回投与前6ヵ月以内の脳卒中又は頭蓋内出血の既往歴。9. カプセルの嚥下が不可能、又は消化管機能に著しく影響を及ぼす疾患(吸収不良症候群、胃又は小腸切除、減量手術、症候性の炎症性腸疾患、又は部分的もしくは完全な腸閉塞など)。10. 全身治療を要する活動性の真菌、細菌及び/又はウイルス感染。11. 治験薬の投与が有害となる、又は安全性や有効性の結果の解釈に支障をきたすと治験医師が判断する合併症。12. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染が確認されている、又は活動性のB型又はC型肝炎への感染を示す以下の血清学的状態が認められる。a. B型肝炎表面抗原(HBsAg)又はB型肝炎コア抗体(HBcAb)陽性。HBcAb陽性であるがHBsAgは陰性の患者は、B型肝炎ウイルス(HBV)DNAが検出限界未満(20 IU/mL未満)で、HBV再活性化のモニタリングを実施する場合には、適格とする。b. C型肝炎ウイルス(HCV)抗体陽性。HCV抗体陽性の患者は、HCV RNAが検出限界未満の場合は本治験に参加することができる。13. 治験薬の初回投与前4週間以内に大手術を受けた。14. 妊婦又は授乳中の女性。15. 治験薬の初回投与前35日以内に生ワクチンを接種した。16. アルコール依存又は薬物依存。17. ザヌブルチニブ、ベンダムスチン又はリツキシマブ、又はその他治験薬の成分に過敏症がある。18. CYP3Aの強力な阻害薬又は誘導薬(付録 3参照)による継続的な治療を要する。19. 同時期に別の治験に参加している。

問い合わせ先

実施責任組織 ラボコープ・ディベロップメント・ジャパン株式会社
問い合わせ先組織名 ラボコープ・ディベロップメント・ジャパン株式会社
部署名・担当者名 田村 晋一
電話・Email 03-6837-9500 Shinichi.Tamura@labcorp.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 BGB-3111、80mgカプセル2個を1日2回(160mgを1日2回)経口投与
主要な評価項目・方法 主要評価項目は、独立中央判定によるPFSである。PFSは、NHLに関するLugano分類を用いて判定し、無作為化の時点から疾患進行が最初に文書で確認された日又は死亡日(いずれか早い日)までの期間と定義する。
副次的な評価項目・方法

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