臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2041210098
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : レナリドミドおよびプロテアソーム阻害薬を含む2ライン以上の前治療歴を有する再発/難治性多発性骨髄腫患者を対象としたPF-06863135単剤投与およびPF-06863135とダラツムマブ併用投与の有効性および安全性をダラツムマブ,ポマリドミドおよびデキサメタゾン併用投与と比較する非盲検,3群,多施設共同,無作為化,第3相試験(治験実施計画書番号:C1071005)
試験の概要 : 本試験のパート1ではPF-06863135プライミング投与の安全性を評価し,本試験のパート2でダラツムマブと併用投与するPF-06863135の第3相試験の推奨用量を決定する。本試験のパート2では,レナリドミドおよびプロテアソーム阻害剤を含む2ライン以上の前治療歴を有する再発または難治性多発性骨髄腫患者を対象として,PF-06863135単剤投与およびPF-06863135+ダラツムマブ併用投与が対照治療(ダラツムマブ+ポマリドミド+デキサメタゾン)に比べて優れた臨床的ベネフィットをもたらすかどうかを検討する。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 再生または難治性多発性骨髄腫
試験のホームページURL
この試験の説明

実施施設&進捗状況

試験実施施設 ファイザーR&D合同会社 静岡県立静岡がんセンター 浜松医科大学医学部附属病院 独立行政法人国立病院機構岡山医療センター 独立行政法人国立病院機構 渋川医療センター 大阪公立大学医学部附属病院 徳島大学病院 岩手医科大学附属病院 秋田大学医学部附属病院 国立大学法人 山形大学医学部附属病院 日本赤十字社医療センター 名古屋市立大学病院 九州大学病院 長崎大学病院 国立大学法人東北大学 東北大学病院 鹿児島大学病院 福井大学医学部附属病院 独立行政法人国立病院機構熊本医療センター
試験のフェーズ 第Ⅲ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日 2022/8/2

試験に参加できる条件

年齢・性別 問わない 男女両方
選択基準 選択基準1.男性患者および妊娠可能な女性患者は,避妊法を使用することに同意しなければならない。2.予定されているすべての来院,治療計画,臨床検査,生活習慣の注意事項およびその他の治験手順を遵守する意思および能力を有している患者3.IMWG規準で定義される多発性骨髄腫と診断を受けた患者4.以下の基準の少なくとも1つに該当するIMWG規準に従った測定可能病変を有する患者:a. SPEPで血清M タンパクが0.5 g/dL以上b. UPEPによる尿中Mタンパク排泄量が200 mg/24時間以上c. 血清Ig FLCが10 mg/dL(100 mg/L)以上かつ血清Ig FLC(kappa/lamda)比の異常を示す(0.26未満または1.65超)5.多発性骨髄腫に対する以下の前治療歴を有する患者a. パート1:レナリドミドおよびPIを含む3ライン以上の多発性骨髄腫に対する前治療歴b. パート2:レナリドミドおよびPIを含む2ライン以上の多発性骨髄腫に対する前治療歴6.ECOGパフォーマンスステータスが0または1の患者7.MUGAまたは心エコーによるLVEFが40%以上の患者8.以下に定義する,適切な肝機能を有する患者a. TBiliがULNの1.5倍以下b. ASTおよびALTがULNの2.5倍以下9.推定クレアチニンクリアランスが30 mL/min以上(Cockcroft-Gaultの式,クレアチニンクリアランス測定用に収集した24時間蓄尿に基づく値,または治験実施医療機関の標準的手法に基づく値)の患者10.以下に定義する,適切な骨髄機能を有する患者a. ANCが1.0 ×10^9/L以上(予定する治験薬投与開始の少なくとも28日前に完了する顆粒球コロニー刺激因子の投与は許容される)b. 血小板数が75,000/μL以上(骨髄有核細胞の50%未満が形質細胞である場合)または50,000/μL 以上(骨髄有核細胞の50%以上が形質細胞である場合)(予定する治験薬投与開始の少なくとも28日前に完了する輸血は許容される)c. ヘモグロビンが8 g/dL以上(予定する治験薬投与開始の少なくとも28日前に完了する輸血は許容される)11.補正血清カルシウムが14 mg/dL以下(3.5 mmol/L以下)またはイオン化カルシウムが6.5 mg/dL以下(1.6 mmol/L以下)の患者12前治療による急性の影響がベースラインまたはCTCAEグレード1以下にまで回復している患者13同意説明文書に署名できる。
除外基準 除外基準1.くすぶり型多発性骨髄腫2.形質細胞白血病3.全身性アミロイド軽鎖アミロイドーシス4.POEMS症候群5.組み入れ前12週間以内に幹細胞移植を受けた患者,または活動性移植片対宿主病を有する患者6.組み入れ前6ヵ月以内に以下のいずれかに該当する心血管機能障害または臨床的に重大な心血管疾患を有する患者a. 急性心筋梗塞または急性冠動脈症候群(例:不安定狭心症,冠動脈バイパス術,冠動脈形成術またはステント留置術,症候性心嚢液貯留)b. 臨床的に重大な不整脈c. 血栓塞栓症または脳血管イベントd. QT延長症候群(またはスクリーニング時のQTcFが470 msecを超える)。7.グレード2以上の末梢性感覚または運動ニューロパチーを合併している患者8.ギランバレー症候群,その亜型,またはグレード3以上の末梢性運動多発性ニューロパチーの既往を有する患者9.活動性B型肝炎ウイルス,C型肝炎ウイルス,SARS-CoV2,ヒト免疫不全ウイルス,または活動性でコントロール不良の細菌,真菌またはウイルス感染を有する患者。本試験組み入れの少なくとも14日前に活動性の感染症から回復していなければならない。10.組み入れ前3年以内にその他の活動性の悪性腫瘍が認められた患者。ただし,適切に治療された皮膚の基底細胞癌または扁平上皮癌もしくは上皮内癌は除く。11.治験薬またはその添加物のいずれかに対する過敏症が確認されているかまたは過敏症の疑いがある患者12.その他の手術(組み入れ前14日以内の大手術を含む),医学的または精神的状態(直近1年以内あるいは現時点での自殺念慮/自殺行動を含む)あるいは臨床検査値異常があり,治験参加により危険性が増す可能性がある患者,または治験責任医師が本試験への参加を不適切と判断した患者13.BCMAを標的とする治療による前治療歴がある患者14.本試験の初回投与前6ヵ月以内にCD38を標的とする治療による前治療歴がある患者15パート2 のみ:CD38を標的とする治療による前治療に抵抗性を示した患者(奏効の有無にかかわらず,CD38を標的とする治療の投与中または最終投与後60 日以内に疾患進行が認められた患者)16.パート2のみ:ポマリドミドによる前治療歴がある患者17局所使用を除き,強力なCYP1A2阻害薬であることが知られている薬剤を治験薬初回投与前7日以内および治験期間中に併用する患者または使用することが予想される患者。18.治験薬の初回投与前4週間以内に弱毒化生ワクチン接種を受けた患者19.本試験での治験薬の初回投与が,過去の治験薬(例:薬剤,ワクチン)投与の30日以内(または各国の要件に基づく期間)または半減期の5倍以内である(いずれか長い方)。患者が他の治験の追跡調査中である場合,過去の治験薬投与からの経過時間に関する基準を満たしていれば,適格とすることができる。このような場合,適格性を判断するために治験依頼者のメディカルモニターと協議しなければならない。20.妊娠可能な女性で,スクリーニング時に血清妊娠検査が陽性の患者21.活動性の炎症性消化管疾患,慢性の下痢または憩室性疾患の既往歴もしくは胃切除やラップバンド術を受けたことがある患者。プロトンポンプ阻害薬で治療中の胃食道逆流性疾患は許容される(薬物相互作用の可能性がない場合)。22.本試験の実施に直接関わっている治験実施医療機関のスタッフまたはファイザー社員,治験責任医師の指揮監督下にある治験実施医療機関のスタッフ,およびその親類縁者

問い合わせ先

実施責任組織 ファイザーR&D合同会社
問い合わせ先組織名 ファイザーR&D合同会社
部署名・担当者名 クリニカル・リサーチ統括部 治験情報窓口担当
電話・Email 03-5309-7000 clinical-trials@pfizer.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 パート1 安全性確認コホート:・PF-06863135 用量レベル-1,ダラツムマブ・PF-06863135 用量レベル1,ダラツムマブパート2 無作為化コホート:・A群:PF-06863135 用量レベル1・B群:PF-06863135 用量レベル1,ダラツムマブ・C群:ダラツムマブ,ポマリドミド,デキサメタゾン
主要な評価項目・方法 主たる評価項目:1.パート1 安全性確認コホート:DLTの発現割合[評価期間:PF-06863135の初回投与後最初の42日間]2.パート2 無作為化コホート:MWG 規準に従った盲検下での独立中央判定評価による無増悪生存期間(PF-06863135(A群)とダラツムマブ+ポマリドミド+デキサメタゾン(C群)の比較)(評価期間:無作為化から疾患進行,試験中止,死亡または打ち切りのいずれか早い時点までの最長32ヵ月)3.パート2 無作為化コホート:MWG 規準に従った盲検下での独立中央判定評価による無増悪生存期間(PF-06863135+ダラツムマブ(B群)とダラツムマブ+ポマリドミド+デキサメタゾン(C群)の比較)(評価期間:無作為化から疾患進行,試験中止,死亡または打ち切りのいずれか早い時点までの最長32ヵ月)
副次的な評価項目・方法

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