臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2031220721
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : 肝転移を有する進行又は再発固形癌の患者を対象としたRM-1995 を用いた光免疫療法の単独療法又はペムブロリズマブとの併用療法の非盲検、用量漸増、第I 相臨床試験
試験の概要 : • RM-1995 PIT 単独療法(第Ia 相及び第Ib 相)及びペムブロリズマブとの併用療法(第Ic相)の安全性及び忍容性を評価し、最大耐量(MTD)又は最大投与量(MAD)及び第II相臨床試験で用いる推奨用量を決定する。• PIT690.4-2500 レーザ、シリンドリカルディフューザー 、ニードルカテーテルの安全性を評価する。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 肝転移を有する進行又は再発固形癌の患者
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設 楽天メディカル株式会社 国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院 国立研究開発法人国立がん研究センター 東病院
試験のフェーズ 第Ⅰ相
試験進捗状況 準備中
公開日・最終情報更新日

試験に参加できる条件

年齢・性別 問わない 男女両方
選択基準 ー文書による同意が得られた患者。ー同意取得時に18歳以上の患者。ー組織学的に悪性腫瘍と診断された肝転移を有する進行又は再発固形癌の患者。ー各癌種における標準治療が不応若しくは不耐であると治験責任(分担)医師が判断している、又は何らかの理由で該当する標準治療を希望していない患者。ーニードルカテーテル及びシリンドリカルディフューザーを用いたレーザ照射が可能な1つ以上の肝腫瘍病変を有する患者。ー治験治療開始(第1サイクル第1日目:C1D1)前及びRM-1995の初回投与第21日目に、レーザ照射予定の肝腫瘍病変、及びレーザ非照射予定の肝腫瘍病変又は肝外腫瘍病変(原発巣含む)から腫瘍検体の採取が可能であり、探索的な薬力学的バイオマーカーの評価に必要十分な量の新鮮腫瘍組織及びFormalin-Fixed, Paraffin-Embedded(FFPE:ホルマリン固定パラフィン包埋)腫瘍組織の病理検体を提供することに同意した患者。ー登録時にEastern Cooperative Oncology Group Performance Status Score(ECOG PS)が 0又は1の患者。ー十分な臓器機能を有する患者(スクリーニング時の臨床検査は、登録前14日以内に実施する)。ー妊娠中又は授乳中ではなく、治験期間中及び最低でも治験治療薬の最終投与の120日後までは、効果の高い2種類の避妊法を使用するか、性交を行わないこと、並びに当該期間中に生殖を目的とした卵子提供(卵、卵母細胞)を行わないことに同意する女性患者。ー不妊状態であるか、治験治療薬の初回投与から最低でも最終投与の120日後までは、効果の高い避妊法を使用すること又は性交を行わないこと、並びに当該期間中に生殖を目的とした精子提供を行わないことに同意する男性患者。
除外基準 ー以下に規定した期間内に抗癌治療を受けた患者。 治験治療開始前2週間以内又は半減期の5倍以内の期間内の化学療法又はホルモン療法 治験治療開始前2週間以内の放射線療法又はその他の局所療法 治験治療開始前6週間以内又は該当する薬剤の半減期の5倍以内の期間内の免疫療法ー登録時に抗癌治療による毒性がグレード1以下まで改善していない患者。ーRM-1995又はペムブロリズマブ(RM-1995 PITとペムブロリズマブの併用療法の場合のみ)の作用機序と関連性があると治験責任(分担)医師が判断したグレード3以上の毒性により過去に免疫療法を中止したことがある患者。ーステロイドの全身投与による治療を必要とする間質性肺疾患の既往又は合併がある患者。ーニードルカテーテルの穿刺及びシリンドリカルディフューザーによる照射に伴い、重大な合併症が生じる可能性がある部位に腫瘍を有すると治験責任(分担)医師が判断した患者。ー中枢神経系(CNS)の原発性悪性腫瘍又はCNS転移の認められる患者。ー癌性髄膜炎を有する患者。ー治験治療開始前5年以内に対象疾患以外の悪性腫瘍に罹患した患者。ー重篤な心血管疾患の既往又は合併がある患者。ー心臓に関連する以下のいずれかの状態が認められる患者。 QT間隔/Fridericia補正式によるQTc間隔が> 480 msec 先天性QT延長症候群、トルサード・ド・ポアンツを合併している又は既往があるー臨床的に重大な肝疾患が判明している患者。ー肝腫瘍病変へのレーザ照射が困難となる腹水の貯留が判明している患者。ー同種骨髄移植歴又は固形臓器移植歴のある患者。ー登録時に過去90日以内に自己免疫疾患に対するステロイドの全身投与又は全身性免疫抑制剤の投与を必要とする患者。ーヒト免疫不全ウイルス感染症の既往又は後天性免疫不全症候群関連疾患の検査陽性(HIV抗体陽性)が判明している患者。ー活動性又は潜在性のB型肝炎及びC型肝炎の患者ーHTLV-1(定性)陽性が判明している患者。ーRM-1995の初回投与(RM-1995 PIT単独療法)又はペムブロリズマブの初回投与(RM-1995 PITとペムブロリズマブの併用療法)前4週間以内に弱毒生ワクチンの接種を受けた患者、又は治療期間中に弱毒生ワクチンの接種が必要となることが予想される患者。ー治験期間中に抗血小板薬、抗凝固薬、血栓溶解薬等の出血リスクを増大させる薬剤の併用が必要な患者。ーコントロールされていない合併症を有する患者。ー活動性の感染症を有する患者。ーRM-1995の初回投与(RM-1995 PIT単独療法)又はペムブロリズマブの初回投与(RM-1995 PITとペムブロリズマブの併用療法)前28日以内に大手術を受けた患者、又は治験治療期間中に本治験の介入とは関係のない大手術が必要となることが予想される患者。ーRM-1995、バシリキシマブ、ペムブロリズマブ、若しくは他のモノクローナル抗体のいずれかの構成成分に対して、重度のアレルギー反応、アナフィラキシー反応又はその他の過敏症反応の既往がある患者。ーRM-1995 PITによる治療歴を有する、又は治験責任(分担)医師によりRM-1995 PIT又はペムブロリズマブによる治療を受ける候補として適さないと判断される患者。ーその他の疾患、代謝機能障害、身体診察所見又は臨床検査所見から、治験治療薬の使用が禁忌と判断される、試験結果の解釈に影響を及ぼす可能性がある、若しくは患者を高い合併症リスクにさらす可能性がある疾患又は状態が合理的に疑われる患者。ー妊娠中又は授乳中の女性患者、妊娠検査で陽性となった女性患者及び医師の問診等により妊娠している可能性があると判断された女性患者。ー治験実施計画書の規定を遵守しない、又は遵守できないと治験責任(分担)医師が判断した患者。

問い合わせ先

実施責任組織 楽天メディカル株式会社
問い合わせ先組織名 楽天メディカル株式会社
部署名・担当者名 カスタマーサポートセンター カスタマー サポートセンター
電話・Email 0120-169-373 info.jp@rakuten-med.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 第Ia相:RM-1995を0.25 mg/kg〜2.0 mg/kgの用量範囲内で静脈内投与し、その24 ± 4時間後にシリンドリカルディフューザーを用いて、100 J/cmに固定したレーザ照射量で対象とする肝腫瘍病変にレーザを照射する。第Ib相:第Ia相で決定したRM-1995の至適用量を静脈内投与し、その24 ± 4時間後にシリンドリカルディフューザーを用いて、200 J/cm又は300 J/cmのレーザ照射量で対象とする肝腫瘍病変にレーザを照射する。第Ic相:固定用量であるペムブロリズマブ200 mgを静脈内投与する。次に第Ia相及び第Ib相のRM-1995 PIT単独療法のデータに基づき決定したRM-1995の至適用量をペムブロリズマブの投与7日後の第8日目に投与する。その24 ± 4時間後、第Ib相のRM-1995 PIT単独療法のデータに基づき決定したレーザ照射の至適用量で対象とする肝腫瘍病変にシリンドリカルディフューザーを用いてレーザ照射を実施する。
主要な評価項目・方法 • 用量制限毒性(DLT)の発現• 有害事象(AE)の種類、頻度及び重症度• PIT690.4-2500 レーザ、シリンドリカルディフューザー 、ニードルカテーテル使用に伴う医療機器関連AE の種類、発現頻度及び重症度
副次的な評価項目・方法

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