臨床試験ID | : | jRCT2031220425 |
情報提供元 | : | jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム) |
試験名 | : | 再発性及び/又は難治性多発性骨髄腫(RRMM)を有する成人患者を対象としたポマリドミド・デキサメタゾン併用でのイサツキシマブの静脈内投与と皮下投与を比較検討するランダム化、第III相、非盲検試験 |
試験の概要 | : | 本治験は、レナリドミド及びPIを含む1レジメン以上の前治療歴を有するRRMM患者(被験者)を対象に、ポマリドミド及びデキサメタゾン(IsaPd)と併用したときのイサツキシマブ静脈内投与(IV)に対する皮下投与(SC)を検討するランダム化、多施設共同、第III相、非盲検試験である。適格な被験者を2つの群のうちの1つに1:1の比でランダムに割り付ける。 - SC群:イサツキシマブSC+ポマリドミド及びデキサメタゾン併用(Pd) - IV群:イサツキシマブIV+ポマリドミド及びデキサメタゾン併用(Pd)疾患進行、許容できない有害事象(AE)、被験者からの投与中止要請、又はその他の理由のいずれか早い方まで被験者に対する投与を継続できる。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 再発性の多発性骨髄腫 |
試験のホームページURL |
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実施施設&進捗状況 | |
試験実施施設 | サノフィ株式会社、 独立行政法人国立病院機構 岡山医療センター、 独立行政法人国立病院機構 水戸医療センター、 名古屋市立大学病院、 日本赤十字社医療センター、 地方独立行政法人 宮城県立病院機構 宮城県立がんセンター、 医療法人鉄蕉会 亀田総合病院、 静岡県立静岡がんセンター、 国立大学法人 山形大学医学部附属病院、 独立行政法人地域医療機能推進機構 京都鞍馬口医療センター、 学校法人 岩手医科大学附属病院 |
試験のフェーズ | 第Ⅲ相 |
試験進捗状況 | 募集中 |
公開日・最終情報更新日 |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 問わない 男女両方 |
選択基準 | 過去にレナリドミド及びプロテアソーム阻害剤(PI)を含む治療を治療数1以上受けた多発性骨髄腫の患者で、以下のうち少なくとも1つに該当する患者。- 血清M蛋白 >=0.5 g/dL 又は- 尿中M蛋白 >=200 mg/24時間 又は- 血清遊離軽鎖(FLC)分析:関連するFLC分析10 mg/dL以上かつ異常な血清FLC比(0.26未満又は1.65超) |
除外基準 | 以下のいずれかの基準に該当する場合は、治験の組入れ対象から除外する。- 18歳未満で、米国東海岸がん臨床試験グループにおけるパフォーマンスステータス(ECOG)の状態が3以上の患者- 原発性難治性多発性骨髄腫の患者- ランダム化前の休薬期間が9か月未達で抗CD38に対する抵抗性、又は抗CD38 モノクローナル抗体(mAb)に対し不耐である患者。- ポマリドミドによる治療歴を有する患者- 血液学的検査/血液生化学検査などの検査結果が基準を満たさない患者- 重大な心機能不全- ランダム化前3年以内に別の悪性腫瘍の診断又は治療を受けた患者(基底細胞癌又は皮膚有棘細胞癌の完全切除、上皮内癌、もしくは根治療法後の低リスクの前立腺癌を除く)- 形質細胞白血病を併発している患者- 活動性原発性アミロイド軽鎖(AL)アミロイドーシスを有する患者- 既知の後天性免疫不全症候群(AIDS)関連疾患又は抗ウイルス治療を必要とする既知のヒト免疫不全ウイルス(HIV)疾患を有する患者- 活動性A型、B型及びC型肝炎の患者- 妊娠可能な女性又は極めて効果的な避妊方法に同意していない妊娠可能な女性をパートナーに持つ男性。なお、治験への参加には、上記以外にも関連する考慮事項があります。 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | サノフィ株式会社 |
問い合わせ先組織名 | サノフィ株式会社 |
部署名・担当者名 | 臨床試験情報 窓口 |
電話・Email | 03-6301-3670 clinical-trials-jp@sanofi.com |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 治療・ケア |
介入の詳細 | 薬剤:イサツキシマブSC 剤形:皮下投与用溶液、投与経路:皮下投与、 他の名称:SAR650984薬剤:イサツキシマブIV 剤形:静脈注射用濃縮液、投与経路:静脈内投与、他の名称:SAR650984、サークリサ薬剤:デキサメタゾン 剤形:錠剤、投与経路:経口薬剤:ポマリドミド 剤形:硬カプセル剤、投与経路: 経口 |
主要な評価項目・方法 | 1. 全奏効率(ORR)[評価期間:最大約2年まで]ORRは、2016年国際骨髄腫作業部会(IMWG)基準に基づく独立効果判定委員会(IRC)の評価による厳密な完全奏効(sCR)、完全奏効(CR)、最良部分奏効(VGPR)及び部分奏効(PR)が認められた被験者の割合と定義する。2. 定常状態での投与前に測定された濃度(Ctrough)[評価期間:サイクル6 Day1の投与前に対応する(各サイクル28日)]測定されたイサツキシマブの血漿中濃度 |
副次的な評価項目・方法 | 1. VGPR以上の奏効率[評価期間:最長約2年まで]VGPR以上の奏効率は、2016年国際骨髄腫作業部会(IMWG)基準に基づくIRCの評価によるsCR、CR及びVGPRが認められた被験者の割合と定義する。2. 投与前に測定された濃度(Ctrough)[評価期間:4週間、すなわちサイクル2 Day1の投与前に対応する(各サイクル28日)]測定されたイサツキシマブの血漿中濃度3. Infusion reaction(IR)の発現割合[評価期間:最長約4年まで]IR関連の事象が認められた被験者の割合4. 治験薬投与に用いた注射方法に満足又は非常に満足した被験者の割合[評価期間:サイクル5 Day15]患者の使用感及び満足度に関する質問票(PESQ)質問票に基づく、イサツキシマブSC及びイサツキシマブIVに対する被験者の満足度の評価5. 奏効期間(DOR)[評価期間:最長約2年まで]DORは、IRCの判定による初回奏効日から初回疾患進行(PD)日又は原因を問わない死亡日のいずれか早い方までの期間と定義する。奏効(PR以上)を達成した被験者のみを対象にDORを算出する。解析カットオフ日前にPD又は死亡が確認されない場合、DORは次の抗がん治療開始前に実施された最終の有効な疾患評価日、又は解析カットオフ日のいずれか早い方で打ち切ることとする。PD又は死亡の前に2回以上連続して評価が実施されなかった被験者は、最終の有効な疾患評価日で打ち切ることとする。6. 初回奏効までの期間(TT1R)[評価期間:最長約2年まで]TT1Rは、ランダム化から、後に確定となった奏効(PR以上)の最初にIRCにより判定された日までの期間と定義する。DORと同じ打切り規則を適用する。7. 最良奏効までの期間(TTBR)[評価期間:最長約2年まで]ランダム化から、後に確定となった最良総合効果(PR以上)の最初にIRCにより判定された日までの期間と定義する。DORと同じ打切り規則を適用する。8. 無増悪生存期間(PFS)[評価期間:最長約4年まで]PFSは、ランダム化日から、IRCにより判定されたPDが最初に記録された日又は原因を問わない死亡日のいずれか早い方までの期間と定義する。IMWG基準を用いて効果を判定する。異常蛋白に基づく進行は、2回の連続する評価に基づいて判定する。PFSは、次の抗骨髄腫治療(実施する場合)開始前のPDを示していない最終の有効な疾患評価日、又は解析カットオフ日のいずれか早い方で打ち切ることとする。PD又は死亡の前に2回以上連続して評価が実施されなかった被験者は、最終の有効な疾患評価日で打ち切ることとする。9. 全生存期間(OS)[評価期間:最長約4年まで]OSは、ランダム化日から原因を問わない死亡までの期間と定義する。解析カットオフ日前に死亡が確認されない被験者については、被験者が生存していることが最後に確認された日又はカットオフ日のいずれか早い方で打ち切ることとする。10. 無増悪生存期間2(PFS2)[評価期間:最長約4年まで]PFS2は、ランダム化日から、次の抗骨髄腫治療開始後にPD(治験責任(分担)医師の評価による)が最初に記録された日又は原因を問わない死亡日のいずれか早い方までの期間と定義する。PFSと同じ打切り規則を適用する。11. 治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)/重篤な有害事象(SAE) を発現した被験者数[評価期間:最長約4年まで]TEAEは、治験薬投与期間中に発現、悪化(治験責任(分担)医師の判断による)又は重篤化したAEと定義する。治験薬投与期間は、治験薬初回投与から治験薬最終投与後30日までの期間と定義する。12. 薬物動態(PK)パラメータ[評価期間:最長約4年まで]最高血漿中濃度(Cmax)13. PKパラメータ[評価期間:最長約4年まで]血漿中濃度‐時間曲線下面積(AUC)14. 成功した注射の割合[評価期間:最長約4年まで](治験用)イサツキシマブ・インジェクターを用いて成功した注射回数を注射回数の合計で割った値15. イサツキシマブに対する抗薬物抗体(ADA)を有する被験者の割合[評価期間:最長約4年まで]ADA陽性患者は、投与によって誘発されたADA反応(ベースラインで陽性のADA反応がなく、フォローアップ来院を含むベースライン後の期間に陽性反応があった)又は投与によってブーストされたADA反応(陽性反応)を有する被験者と定義する。 ベースラインでのADA反応、及びフォローアップ来院を含むベースライン後の期間の力価の4倍以上の増加)。16. 患者の期待度に関する質問票 - ベースライン時(PEQ-BL)[評価期間:サイクル1 Day1(各サイクル28日)]当該質問票(PEQ-BL)で、被験者の以前の治療経験(腫瘍学の薬物治療の注入方法の経験)を理解するだけでなく、治療(副作用、投与を受けるに値するか)及び投与方法(信頼、快適性、痛み、副作用、時間の節約の可能性)に関する被験者の期待度を評価する。17. 患 |