臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2031220147
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : 既治療EGFR遺伝子変異陽性非扁平上皮非小細胞肺癌に対するカルボプラチン+ペメトレキセド+ペムブロリズマブ(MK-3475)+レンバチニブ(E7080/MK-7902)併用療法の第II相試験
試験の概要 : EGFRチロシンキナーゼ阻害薬による治療歴を有するEGFR遺伝子変異陽性非扁平上皮非小細胞肺癌患者におけるカルボプラチン+ペメトレキセド+ペムブロリズマブ(MK-3475)+レンバチニブ(E7080/MK-7902)併用療法の有効性を画像中央判定委員会により評価し、今後同対象に対する標準治療として開発する候補となり得るかを検討する。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 EGFR遺伝子変異陽性非扁平上皮非小細胞肺癌
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設 順天堂大学医学部附属順天堂医院 順天堂大学医学部附属浦安病院 神奈川県立がんセンター 静岡県立静岡がんセンター 神奈川県立循環器呼吸器病センター 聖マリアンナ医科大学病院 埼玉医科大学国際医療センター 千葉大学医学部附属病院 地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立駒込病院 埼玉県立がんセンター
試験のフェーズ 第Ⅱ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日 2022/8/11

試験に参加できる条件

年齢・性別 20歳 ~ 男女両方
選択基準 1)組織学的又は細胞学的に非扁平上皮非小細胞肺癌と診断され、根治治療不能のIIIB、IIIC、IVA、IVB期 [American Joint Committee on Cancer(AJCC)分類第8版又は最新版]の病変を有する患者。根治治療不能の状況であれば、術後再発例も許容する。2)EGFR活性化遺伝子変異(exon 19 deletion又はexon 21 L858R)が確認された患者。3)EGFR-TKIによる治療後にRECIST 1.1に基づき治験担当医師が画像評価で疾患進行と判定した患者。4)RECIST 1.1に基づく測定可能病変を有する患者。5)同意取得時の年齢が20歳以上の男性又は女性。6)3ヵ月以上の生存が見込まれる患者。7)登録前かつ治験薬初回投与前7日以内にECOG performance statusが0又は1の患者。8)男性患者は、投与期間中及びペムブロリズマブの最終投与後少なくとも120日間、レンバチニブの最終の最終投与後少なくとも30日間、かつ化学療法薬の最終投与後180日までの間、避妊法を使用することに同意しなければならない。9)妊娠しておらず、授乳中でなく、かつ以下の条件のいずれかを満たす女性患者:・ 妊娠可能な女性に該当しない。又は・ 妊娠可能な女性であるが、投与期間中及びペムブロリズマブの最終投与後少なくとも120日間、レンバチニブの最終の最終投与後少なくとも30日間、かつ化学療法薬の最終投与後180日まで、避妊法を使用することに同意した女性患者。10)本治験への参加を文書で同意した患者。11)適切な臓器機能を有する患者。12)高血圧治療薬の使用有無を問わず、血圧が十分にコントロールされている患者(血圧が150/90 mmHg以下であり、登録前1週間以内に高血圧治療薬の変更がない)。
除外基準 1)未治療の中枢神経系への転移又は癌性髄膜炎を有する患者。脳転移の治療を受けた患者で、画像評価で脳転移が安定している、すなわち、再画像評価により少なくとも4週間以上PDが認められず(再画像評価はスクリーニング期に実施すること)、臨床的に安定し、かつステロイドを少なくとも治験薬初回投与前14日以内に使用していない場合、組入れ可能。2)間質性肺疾患/肺臓炎を合併、もしくはステロイド投与が必要な(非感染性の)間質性肺疾患/肺臓炎の既往を有する患者。なお、間質性肺疾患/肺臓炎には放射線肺臓炎も含む。3)画像上明らかな腫瘍内の空洞化、腫瘍による腫瘍血管の狭窄又は主要血管への腫瘍の浸潤のある患者。加えて、レンバチニブによる腫瘍の縮小/壊死に伴う重度の出血の潜在的リスクがあるため、腫瘍血管への腫瘍の近接度合いによっては患者を除外することを考慮しなければならない(胸部の主要な血管には、主肺動脈、左右の肺動脈、4つの主要な肺静脈、上大静脈、下大静脈、大動脈が含まれる)。4)他の悪性腫瘍の既往歴を有する患者。ただし、根治的治療により治療開始から3年以上無再発の患者を除く。5)過去2年以内に全身性の治療(疾患修飾薬、コルチコステロイド又は免疫抑制剤)を要した活動性の自己免疫疾患を有する患者。ただし、補充療法(チロキシン、インスリン、又は副腎不全若しくは下垂体不全に対する生理的用量のコルチコステロイド補充療法など)は使用可能である。6)免疫不全状態と診断された患者、又は治験薬初回投与前7日以内に長期全身性ステロイド療法(プレドニゾロン換算で10 mg/日 超)や他の免疫抑制剤による治療を受けた患者。7)同種組織/臓器の移植歴を有する患者。8)ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の既往を有する患者。9)B型肝炎の合併(HBs抗原陽性又はHBV DNA陽性)が確認されている又はC型肝炎の合併 (HCV抗体陽性)が確認されている患者。10)経口製剤の消化吸収を妨げると治験担当医師が判断する消化管状態又は処置歴を有する患者。11)治験薬初回投与前2週間以内に喀血(ティースプーン半杯以上の潜血)のあった患者。12)治験薬初回投与前12ヶ月以内に重大な心血管系の機能不全 [New York Heart Association(NYHA)Class IIを超えるうっ血性心不全、不安定狭心症、心筋梗塞又は脳血管障害/脳卒中若しくは不安定な血行動態に伴う不整脈等] の既往を有する患者。13)活動性の結核の既往を有する患者。14)全身性の治療を必要とする活動性の感染症を有する患者。15)治験薬初回投与前3週間以内に大手術を受けた患者。16)治験の実施に影響を与える可能性があると判断された精神疾患又は薬物乱用障害を有する患者。17)過去にモノクローナル抗体の投与で重度の過敏症反応が認められた患者、又はレンバチニブ若しくはペムブロリズマブ(該当する場合、カルボプラチン若しくはペメトレキセド)の成分に対する過敏症を有する患者。18)登録前72時間以内の尿妊娠検査の結果が陽性であった妊娠可能な女性。尿妊娠検査の結果が陽性であった場合又は陰性と確認できない場合、血清妊娠検査を行う必要がある。19)Grade3以上の消化管又は非消化管の瘻孔を有する患者。20)転移性の非小細胞肺癌に対する殺細胞性抗がん剤を用いた全身性の化学療法による治療歴を有する患者。21)ペムブロリズマブや他の抗PD-1/PD-L1/PD-L2抗体、レンバチニブや他のRTK阻害剤(EGFR-TKIを除く)、又は他の補助刺激性若しくは共抑制性T細胞受容体(CTLA-4、OX-40、CD137、GITR等)を標的とした薬剤の治療歴を有する患者。22)治験薬初回投与前14日以内に放射線療法を受けた又は治験薬投与前6ヶ月以内に30Gyを超える胸部への放射線療法を受けた患者。23)治験薬初回投与前7日以内に全身性ステロイド療法(プレドニゾロン換算で10 mg/日 超)、他の免疫抑制剤による治療を受けた患者。24)治験薬初回投与前30日以内に生ワクチンの接種を受けた患者。生ワクチンの例を以下に示すが、これに限定するものではない:麻疹、おたふく風邪、風疹、水痘/帯状疱疹、黄熱、BCG。季節性インフルエンザワクチンは、不活化ワクチンであれば許容される。25)現在他の治験に参加し、治験薬の投与を受けている患者、又は治験薬初回投与前4週間以内に他の治験に参加し、治験薬の投与を受けた若しくは治験用の医療機器を使用した患者。26)尿検査で尿蛋白2+以上を示した患者は24時間の畜尿を行い、尿蛋白の定量的評価を実施する。24時間尿で1g以上の尿蛋白を示した患者は不適格とする。27)480 msecを超えるQT間隔(QTc、Fridericiaの式で補正)の延長を示した患者。28)マルチゲートスキャン(MUGA)又は心エコーで測定した左室駆出率(LVEF)が50%未満の患者。29)治験担当医師の判断により、治験結果に影響を与える、患者の治験の完

問い合わせ先

実施責任組織 順天堂大学医学部附属順天堂医院
問い合わせ先組織名 順天堂大学医学部附属順天堂医院
部署名・担当者名 呼吸器内科 高 遼
電話・Email 03-3813-3111 rkou@juntendo.ac.jp

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 レンバチニブ8 mgの経口投与(1日1回)、並びにペムブロリズマブ200 mg、カルボプラチンAUC5 mg/mL/min及びペメトレキセド500 mg/m2の静脈内投与(いずれも各21日コースの1日目)とする。最初にレンバチニブ、ペムブロリズマブ、カルボプラチン及びペメトレキセドを4コースまで併用投与し、その後、レンバチニブ、ペムブロリズマブ及びペメトレキセドによる維持療法を行う。ペムブロリズマブは合計35コースまで投与可能とし、レンバチニブ及びペメトレキセドは投与期間の上限を設けない。
主要な評価項目・方法 客観的奏効割合(画像中央判定委員会による判定)
副次的な評価項目・方法

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