臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2031220047
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : [M18-868]治療歴を有するc-Met 過剰発現,EGFR 野生型,局所進行性/ 転移性非扁平上皮非小細胞肺癌患者を対象として,Telisotuzumab Vedotin(ABBV-399)とドセタキセルを比較する第III 相,非盲検,無作為化,比較対照,国際共同試験
試験の概要 : 治療歴を有する成人NSCLC患者におけるtelisotuzumab vedotinの安全性及び有効性を評価する。また,疾患活動性の変化と有害事象を評価する。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 非小細胞肺癌
試験のホームページURL
この試験の説明

実施施設&進捗状況

試験実施施設 アッヴィ合同会社 群馬県立がんセンター
試験のフェーズ 第Ⅲ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日 2022/5/28

試験に参加できる条件

年齢・性別 問わない 男女両方
選択基準 ・治験依頼者指定のIHC 検査機関によりc-Met 過剰発現非小細胞肺癌(NSCLC) と判定されている。・c-Met 発現レベル評価のため,事前スクリーニング期間中に治験依頼者指定のIHC 検査機関に保存又は新鮮腫瘍検体を提出しなければならない。原発巣及び/または転移巣の腫瘍検体が許容される。・局所進行性又は転移性の組織学的に確認された非扁平上皮NSCLC を有する。・EGFR活性型変異の有無が判明している。・EGFR 以外の臨床的意義のある遺伝子変異を有する。・RECIST 第1.1 版に基づく測定可能病変を有する・米国東海岸臨床試験グループ(以下「ECOG」)のパフォーマンスステータスが0 又は1。・局所進行性又は転移性NSCLC に対する1ラインを超えない全身性の細胞障害性化学療法歴を有する。 - 術前及び術後補助化学療法として実施した全身性の細胞障害性抗がん剤による化学療法は,治療終了後6 ヵ月以内に進行した場合,適格性評価のための1 ラインの治療歴としてカウントする。・局所進行性/ 転移性NSCLC に対する1 ライン以上の前治療で進行が認められている。 - 臨床的意義のある遺伝子変異のない患者:全身性のプラチナ製剤を含む細胞障害性化学療法及び免疫チェックポイント阻害剤(単剤又は化学療法との併用)で進行が認められている(又は治療に不適格と判断されている)。 - 免疫チェックポイント阻害剤による治療が標準ではない,臨床的意義のある遺伝子変異のある患者(例:未分化リンパ腫キナーゼ[ALK]転座):ドライバー遺伝子変異を標的とする抗がん療法及び全身性のプラチナ製剤を含む細胞障害性化学療法で進行が認められている(又は治療に不適格と判断されている)。  *免疫チェックポイント阻害剤が標準治療である,臨床的意義のある遺伝子変異のある患者は,免疫チェックポイント阻害剤(単剤または化学療法との併用)でも進行が認められている(または不適格とみなされた)。・ドセタキセルの治療に適していると判断されている。・中枢神経系(以下「CNS」)への転移を有する患者であっても,根治的な治療(手術又は放射線療法など)後,以下に該当する場合は適格とする。 - 根治的な治療後4 週間以上CNS 転移進行の所見がない。 - Telisotuzumab vedotin の初回投与前の少なくとも2 週間無症状かつステロイド及び/又は抗痙攣薬の全身投与が実施されていない,又はこれらの薬剤を一定用量で使用中若しくは減量しながら使用中である。
除外基準 ・腺扁平上皮型である。・臨床的に意義のあるEGFR活性型変異を有する。・c-Met を標的とした抗体療法の治療歴を有する。・ドセタキセルの治療歴を有する。・以下を除く他の悪性腫瘍の既往歴を有する。metastatic.・A known epidermal growth factor receptor (EGFR) activating mutation status.・Actionable alterations in genes other than EGFR.・Measurable disease per Response Evaluation Criteria in Solid Tumors (RECIST) version 1.1.・An Eastern Cooperative Oncology Group (ECOG) Performance Status of 0 to 1.・Have received no more than 1 line of prior systemic cytotoxic chemotherapy in the locally advanced or metastatic setting. - Neoadjuvant and adjuvant systemic cytotoxic chemotherapy will count as a prior line for eligibility purposes if progression occurred within 6 months of the end of therapy. - 治癒を目的とした治療を受けており,治験薬の初回投与前2 年以上活動性の病変が認められておらず,治験担当医師が再発のリスクが低いと判断した悪性腫瘍。 - 疾患の所見が無く,適切に治療された非黒色腫皮膚がん又は悪性黒子。 - 現在の疾患の所見が無く,適切に治療された上皮内がん。・特発性肺線維症,器質化肺炎(例:閉塞性細気管支炎),薬剤性肺臓炎又は特発性肺臓炎の既往歴を有する,あるいはスクリーニング時の胸部CT スキャンで活動性肺臓炎の所見がある。照射野の放射線肺臓炎(線維症)の既往歴は許容される。・抗がん療法の前治療によるグレード2 以上の臨床的に問題となる有害事象(脱毛症及び貧血を除く)が継続している。・Telisotuzumab vedotin の初回投与前21 日以内に大手術を受けた。・治験実施計画書で規定する臨床的に重要な疾患を有する。

問い合わせ先

実施責任組織 アッヴィ合同会社
問い合わせ先組織名 アッヴィ合同会社
部署名・担当者名 くすり相談室
電話・Email 0120-587-874 AbbVie_JPN_info_clingov@abbvie.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 被験薬群・Telisotuzumab vedotinの2週ごとの投与(静注)を投与中止基準に合致するまで継続する。対照薬群・ドセタキセルの3週ごとの投与(静注)を投与中止基準に合致するまで継続する。
主要な評価項目・方法 ・独立中央審査(ICR)による無増悪生存期間(PFS)無作為化割付から,RECIST 第1.1 版に基づくICRの画像評価による最初の進行,又はあらゆる原因による死亡までの期間と定義する。(評価期間は最長39か月)・全生存期間(OS)無作為化割付から死因を問わない死亡までの期間と定義する。(評価期間は最長39か月)
副次的な評価項目・方法 ・奏効率(ORR)RECIST 第1.1 版に基づきICRによるCR 及びPR の最良総合効果が得られた患者の割合と定義する。(評価期間は最長58.25か月)・奏功期間(DOR)奏功(CR又はPR)が得られた患者において,奏功からRECIST 第1.1 版に基づく画像評価による最初の進行又はあらゆる原因による死亡での期間と定義する。(評価期間は最長58.25か月)・治験責任(分担)医師の判定による無増悪生存期間(PFS)無作為化割付から,RECIST 第1.1 版に基づく治験責任(分担)医師の判定による疾患進行,又は死因を問わない死亡までのいずれか早い方までの期間と定義する。無作為化割付から,治験責任(分担)医師によるRECIST 第1.1版に基づく画像評価による最初の進行又はあらゆる原因による死亡までの期間と定義する。PFS イベントが認められなかった被験者は,治験責任医師による最後の評価可能な病変の画像評価時点で打ち切りとする。イベント及び評価可能なベースライン後の評価がない被験者は無作為割付け時点で打ち切りとする。(評価期間は最長58.25か月)・The European Organization for Research and Treatment of Cancer Quality of Life Questionnaire Lung Cancer Module 13(EORTC QLQ-LC13) の咳嗽,疼痛及び呼吸困難の項目で測定した咳嗽,疼痛又は呼吸困難の悪化までの期間EORTC QLQ-LC13 は,主体であるEORTC QLQ-C30 の肺癌特異的モジュールである。QLQ-LC13 には13 の質問があり,肺癌関連症状(例:疼痛,咳嗽,喀血及び呼吸困難)並びに化学療法及び放射線療法の副作用(例:脱毛,神経障害,口内の痛み及び嚥下障害)に関する多項目尺度及び単一項目尺度が含まれる。すべての尺度及び項目のスコアを0 から100 までの尺度に線形変換するが,スコアが高いほど症状レベル又は影響が増大していることを示す。(評価期間は最長58.25か月)・EORTC QLQ-C30 の身体機能ドメインで測定した身体機能の悪化までの期間(評価期間は最長58.25か月)EORTC QLQ-C30 では,臨床試験に参加したがん患者のHRQoL を評価する。この質問票は,がん患者集団で使用するために開発及び検証されており,その信頼性と妥当性は,異なる言語及び文化的集団で一致している。EORTC QLQ-C30 は,5 つの機能尺度(身体,役割,情緒,社会生活,認知),8 つの単一項目の症状尺度(疲労,疼痛,悪心・嘔吐,食欲不振,便秘,下痢,不眠及び呼吸困難),並びに全体的な健康/ 生活の質(以下「QOL」)及び経済的影響を評価する下位尺度から構成される。ほとんどの項目は「全くない」から「とても多い」までの4 点リッカート尺度と1 週間の想起期間を用いるが,最後の2 項目は7 点の尺度の回答である。素スコアを0 から100 の尺度に変換し,スコアが高いほど機能/ QOL が良好及び症状負荷が大きいことを示す。・EORTC QLQ-C30 の全般的健康状態/ QOL ドメインで測定したQOL のベースラインからの変化量(評価期間は最長58.25か月)

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