臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2031220034
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : 局所進行(切除不能)又は転移性のホルモン受容体陽性/ヒト上皮細胞成長因子受容体2 陰性乳癌を対象に、カピバセルチブとパルボシクリブ及びフルベストラント投与をプラセボとパルボシクリブ及びフルベストラント投与と比較する第Ib/III 相ランダム化試験
試験の概要 : Treatment

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 局所進行(切除不能)又は転移性乳癌
試験のホームページURL
この試験の説明

実施施設&進捗状況

試験実施施設 アストラゼネカ株式会社 公益財団法人がん研究会 有明病院 国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院
試験のフェーズ 第Ⅲ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日 2022/9/23

試験に参加できる条件

年齢・性別 問わない 男女両方
選択基準 両方の相に共通の主な選択基準:1. (閉経前/閉経周辺期/閉経後の)成人女性、及び成人男性2.米国臨床腫瘍学会/米国病理学会ガイドラインに従って、最新の腫瘍試料(原発巣又は転移巣)で組織学的に確認されたHR/HER2乳癌を有する者。HR乳癌の要件を満たすためには、プロゲステロン受容体の共発現の有無を問わず、ER を発現していなければならない3.実施医療機関の治験責任(分担)医師により、パルボシクリブ及びフルベストラントによる治療に適応すると判断されていなくてはならない。特定のCDK4/6阻害剤及び投与量に対してこれまでの治療で忍容性がある4.臓器及び骨髄の機能が十分である者5.必須のFFPE 腫瘍試料を提供することに同意した者第III 相固有の主な選択基準:1.内分泌療法(タモキシフェン又はアロマターゼ阻害薬)を含むレジメン(単剤投与又は併用投与)の前治療を受けた者a. (術前)術後補助内分泌療法の投与中、又は投与終了後12 カ月以内に、画像診断により乳癌の再発又は進行が認められた、若しくはb. 局所進行又は転移性乳癌に対する内分泌療法による前治療(直近でなくともよい)中に画像診断により病勢進行が認められた2.進行乳癌に対して最大で1レジメンの化学療法を実施した者
除外基準 両方の相に共通の主な除外基準:1.他の原発性悪性腫瘍の既往を有する者。ただし、根治的治療を実施し、治験薬の初回投与の前に5 年以上活動性が確認されず、潜在的な再発リスクが低い悪性腫瘍は除く2.治験薬の投与開始前4 週間以内に広範囲照射による放射線療法を受けた者、及び/又は治験薬の投与開始前2 週間以内に疼痛緩和を目的として局所的な放射線療法を受けた者。過去に骨髄の25%以上に対する放射線療法を受けた者は、その実施時点に関係なく、不適格とする3.治験薬の初回投与前4 週間以内に大手術(血管確保術を除く)を受けた又は大きな外傷を負った者4.過去の抗癌療法が原因の毒性(CTCAE グレード1 超)が持続している者。ただし脱毛症を除く。グレード1 の貧血又は好中球減少症を有する者は、成長因子による補給がない場合にのみ、適格とする。治験薬による増悪が合理的に予想されない不可逆的な毒性(難聴等)を有する者は、治験依頼者の臨床試験実施チーム医学専門家と協議した上で適格としてもよい5.脊髄圧迫、脳転移又軟髄膜転移を有する者。ただし、無症候性や、治療済みで安定しており治験薬の投与開始前4 週間以内にステロイド治療を必要としない場合は、適格とする6.スクリーニング時に以下の心機能に関する基準のいずれかに該当する者a. 3 回連続して測定した心電図で得られた平均安静時補正QT 間隔(QTc)が470msecを超えるb. 安静時心電図において、調律、伝導又は波形に臨床的に重大な異常(完全左脚ブロック、第3 度AV ブロック等)が認められるc. QTc 延長又は不整脈誘発のリスクを高める因子を有するd. 過去6 カ月に次に挙げる処置を受けた又は状態であった:冠動脈バイパス移植術、血管形成術、血管ステント、心筋梗塞、狭心症、ニューヨーク心臓協会(NYHA)グレード2 以上のうっ血性心不全e. コントロール不良な低血圧f. 心駆出率が実施医療機関の基準値範囲外又は50%未満(いずれか高い方)である7.スクリーニング時に以下のいずれかに該当する臨床的に重要な糖代謝異常が認められる者a. 1 型糖尿病、又はインスリンの投与を必要とする2 型糖尿病を有する者b. HbA1c 値が8.0%(63.9 mmol/mol)以上8.過去に同種骨髄移植又は臓器移植を受けた者第III 相固有の主な除外基準:1.SERD、AKT、PI3K 及びmTOR 阻害剤の投与歴がある者2.転移性乳癌に対してCDK4/6 阻害薬を投与された者

問い合わせ先

実施責任組織 アストラゼネカ株式会社
問い合わせ先組織名 アストラゼネカ株式会社
部署名・担当者名 臨床開発統括部 山地 成幸
電話・Email 06-4802-3533 RD-clinical-information-Japan@astrazeneca.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 カピバセルチブ:1日2回、1週間のうち4日投与3日休薬カピバセルチブプラセボ:1日2回、1週間のうち4日投与3日休薬フルベストラント:500mg、サイクル1第1週の1日目及び第3週の1日目、それ以降は各サイクルの第1週の1日目パルボシクリブ:75mg, 100mg、125mg、1日1回投与で1サイクルを28日間として、21日間投与し7日間休薬
主要な評価項目・方法 後期第Ⅰ相:1. 治験実施計画書で定義された用量制限毒性を示した被験者の人数。[ 期間:最初の28日サイクル内 ]治験実施計画書に記載された用量制限毒性で、疾患の進行、併発症、併用薬に関連せず、最適な治療介入にもかかわらず、治験実施計画書で定義された基準に合致するもの後期第Ⅰ相:2. 治療と関連のある有害事象が発生した被験社の人数。[期間:ベースラインから約24ヶ月 ]データには、臨床観察、心電図パラメータ、臨床化学および血液学、バイタルサインが含まれ、治療と関連のある有害事象が発生した被験者の人数として評価される後期第Ⅰ相:3. 治療と関連のある重篤な有害事象が発生した被験者の人数。[期間:ベースラインから約24ヶ月 ]データには、臨床観察、心電図パラメータ、臨床化学および血液学、バイタルサインが含まれ、治療と関連のある有害事象が発生した被験者の人数として評価される第Ⅲ相:無増悪生存期間(PFS)。[期間:約33ヵ月】無増悪生存期間(PFS)は、無作為化から治験責任医師が評価したRECIST v1.1による進行または何らかの原因による死亡までの期間と定義される
副次的な評価項目・方法

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