臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2031210621
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : 再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象としたヒト化GPRC5D×CD3 二重特異性抗体talquetamab の第1/2 相,first-in-human,非盲検,用量漸増試験
試験の概要 : 本試験の目的は第2 相試験の推奨用量(RP2D)(パート3)における再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象としたtalquetamabの有効性を評価することである。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 血液学的腫瘍
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設 ヤンセンファーマ株式会社
試験のフェーズ 第Ⅱ相
試験進捗状況 準備中
公開日・最終情報更新日

試験に参加できる条件

年齢・性別 問わない 男女両方
選択基準 ・国際骨髄腫作業部会(IMWG)の診断規準に従い多発性骨髄腫と最初に診断されたときの記録がある。・パート3:測定可能病変コホートA,コホートB,コホートC,日本人コホート:多発性骨髄腫は,中央検査機関の評価によって本治験実施計画書に規定されている測定可能条件を満たさなければならない。・Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG)performance status スコアが0〜2である。・妊娠可能な女性は,スクリーニング時及び治験薬の初回投与前の高感度血清又は尿妊娠検査[β-ヒト絨毛性ゴナドトロピン(β-hCG)]が陰性である必要がある。・本治験実施計画書に規定されている生活習慣に対する禁止及び制限事項をみずからの意思で遵守できなければならない。
除外基準 ・パート3のみ:コホートA,コホートC ,日本人コホートのみ:CAR-T 細胞療法又はT 細胞リダイレクト療法(いかなる時点においても)。コホートB:3 カ月以内のT 細胞リダイレクト療法。・Talquetamab の初回投与前の4 週以内又はワクチン製造業者の推奨期間以内,投与中,最終投与から100 日以内の弱毒化生ワクチンの接種。・脱毛症又は末梢性ニューロパチーを除き,過去の抗がん療法による毒性がベースライン値又はGrade 1 以下に回復していなければならない。・治験薬の初回投与前14 日以内にコルチコステロイドの累積投与量がプレドニゾン140 mg 以上と同程度である場合(投与量には前投薬を含まない)・同意説明文書への署名前6 カ月以内の脳卒中又は発作。

問い合わせ先

実施責任組織 ヤンセンファーマ株式会社
問い合わせ先組織名 ヤンセンファーマ株式会社
部署名・担当者名 メディカルインフォメーションセンター
電話・Email 0120-183-275 DL-JANJP-JCO_TL_TSG_EMP@its.jnj.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 Talquetamabを,本試験のパート1およびパート2の安全性、有効性、PK、および薬力学的データより検討した第2 相試験の推奨用量(RP2D)で,は疾患進行まで皮下投与する。
主要な評価項目・方法 全奏効率 (ORR):最長2年10ヵ月:ORRは、国際骨髄腫作業部会(IMWG)規準に従いPR 以上が認められた被験者の割合と定義する。
副次的な評価項目・方法 ・奏効期間(DOR) :最長2年10ヵ月:DORは、IMWG 規準で定義する奏効(PR 以上)が最初に記録された日から疾患進行(PD)のエビデンスが最初に記録された日又は疾患進行のための死亡(いずれか早い時期)までの期間と定義する。・Very Good Partial Response (VGPR) 以上の奏効率:最長2年10ヵ月:VGPR以上の奏効率は、IMWG 規準に従いVGPR 以上の奏効を達成した被験者の割合と定義する。・Complete Response (CR) 以上の奏効率:最長2年10ヵ月:CR 以上の奏効率は、IMWG 規準に従いCR 以上を達成した被験者の割合と定義する。・Stringent Complete Response (sCR) 以上の奏効率:最長2年10ヵ月:Stringent CR 率は、IMWG 規準に従いsCR を達成した被験者の割合と定義する。・奏効までの期間(TTR) :最長2年10ヵ月:TTRは、治験薬の初回投与日から被験者が最初にPR 以上に関する全ての基準を満たした有効性評価までの期間と定義する。・無増悪生存期間(PFS) :最長2年10ヵ月:PFSは、治験薬の初回投与日からIMWG 規準で定義する疾患進行が最初に記録された日又はあらゆる原因による死亡(いずれか早い時期)までの期間と定義する。・全生存期間(OS) :最長2年10ヵ月:OSは、治験薬の初回投与日から被験者の死亡までの期間と定義する。・微小残存病変(MRD) 陰性率:最長2年10ヵ月:微小残存病変(MRD)陰性率は,疾患進行前又は次の治療法開始前に,talquetamab の初回投与後のいずれかの時点において閾値10-5 のMRD 陰性状態を達成する被験者の割合と定義する。・安全性及び忍容性の指標として有害事象(AEs)が認められた被験者数:最長2年10ヵ月:有害事象とは、治験に参加した被験者に生じたあらゆる好ましくない医療上のできごとであり、必ずしも医薬品との因果関係が認められるもののみを指すわけではない。・安全性及び忍容性の指標として重篤な有害事象(SAEs)が認められた被験者数:最長2年10ヵ月:SAEとは、死亡、永続的又は顕著な障害/機能不能に陥るもの、入院又は入院期間の延長が必要なもの、死亡につながるおそれのある症例、先天異常・先天性欠損をきたすもの、医薬品(治験薬を含む)を介する感染因子伝播の疑いがあるもの、 医学的に重要なもの。・重症度別AE発現例数:最長2年10ヵ月:重症度は、米国国立がん研究所−有害事象共通用語規準(NCI-CTCAE)に従って評価する。重症度の範囲は、グレード1(軽度)からグレード5(死亡)である。グレード1=軽度、グレード2=中等度、グレード3=高度、グレード4=生命を脅かす、グレード5=有害事象による死亡。・臨床検査値異常が認められた被験者数:最長2年10ヵ月:臨床検査値異常(血液学的検査、血液生化学検査、凝固検査など)が認められた被験者数を報告する。・Talquetamabの血清中濃度:最長2年10ヵ月:Talquetamab 濃度の測定のため、血清試料を分析する。・Talquetamab抗体を有する被験者数:最長2年10ヵ月:免疫原性評価のために、 抗talquetamab 抗体を評価する。・欧州癌研究治療機構の生活の質に関する30 項目の質問(EORTC QLQ-C 30)による健康関連の生活の質(HRQoL)のベースラインからの変化:ベースラインから最長2年10ヵ月:EORTC QLQ-C30は、5 つの機能尺度(身体機能、役割機能、心理機能、認知機能、社会機能)、1 つの全般的健康尺度、3 つの症状尺度(疼痛、倦怠感、悪心/嘔吐)、及び6 つの単一症状項目(呼吸困難、不眠、食欲不振、便秘、下痢、経済的困難)で構成される30項目の質問票である。想起期間は1 週間(「過去1 週間」)であり、数値評価スケールを用いて口頭で回答する。各項目及び尺度のスコアは0〜100 点の尺度に換算される。スコアが高いほどHRQoL が高く、機能が良好であり、症状が多い(悪化している)ことを示す。・EuroQol の5 項目の質問票(EQ-5D-5L)によるHRQoLのベースラインからの変化量:ベースラインから最長2年10ヵ月:EQ-5D-5L は健康状態を総合的に評価する指標である。EQ-5D-5L は、移動の程度、身の回りの管理、ふだんの活動、痛み/不快感及び不安/ふさぎ込みの5 項目を5 水準で評価する質問票と、「今日の健康状態」を0(想像し得る最悪の健康状態)〜100(想像し得る最良の健康状態)で評価する視覚的アナログスケールから構成される・重症度に対する患者の全体的印象(PGIS)基づくHRQoLのベースラインからの変化:ベースラインから最長2年10ヵ月:PGIS は、口頭での5 段階の評価尺度を用いて、被験者の健康状態の重症度を評価する単一項目の指標である。スコアは1(なし)~5(極めて重度)である。・高リスクの分子特性を有する被験者における全奏効率(ORR):ベースラインから最長2年10ヵ月:高リスク被験者におけるORRは、高リスク分子特性を有する部分集団又はその他の高リスク分子特性サブタイプにおける奏効率と定義する。

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