臨床試験ID | : | jRCT2031210431 |
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情報提供元 | : | jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム) | |
試験名 | : | EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がん患者における獲得耐性機構を標的とした第1/2相試験 | |
試験の概要 | : | 第 1 相試験:• BLU-945 の単独投与時及びオシメルチニブとの併用投与時の MTD 及び RP2D の決定• BLU-945 の単独投与時及びオシメルチニブとの併用投与時の 安全性及び忍容性の検討第 2 相試験:• EGFR 遺伝子変異を有する NSCLC 患者を対象に、RP2Dでの BLU-945 の単独投与時及びオシメルチニブとの併用投与時の 抗腫瘍活性(ORR)を評価すること |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がん |
試験のホームページURL |
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実施施設&進捗状況 | |
試験実施施設 | Blueprint Medicines Corporation、 国立研究開発法人国立がん研究センター東病院、 国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院、 地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立がんセンター |
試験のフェーズ | 第Ⅱ相 |
試験進捗状況 | 募集終了 |
公開日・最終情報更新日 | 2024/3/27 |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 男女両方 |
選択基準 | 1. インフォームド・コンセントに署名した時の満年齢が20歳以上であること。2. 活性化EGFR遺伝子変異(エクソン19欠失変異又はEGFR L858R変異)を有する転移性NSCLCが病理学的に確認され、確定診断されていること。3. T790M 変異に対して承認されたEGFR TKI(オシメルチニブ)による治療歴が1回以上あり、さらに利用可能な標準治療を受けたことがあるか、その候補ではないこと。a.第1相パート1B及び第2相グループ4:患者はオシメルチニブ投与中に病勢進行を認め、これまでに投与したオシメルチニブ80 mg QDに忍容性があり、治験担当医師の判断で、オシメルチニブの継続投与が患者にとって最善の利益であるとみなされていること。オシメルチニブの投与を中止した患者で、先に受けたオシメルチニブ投与中止から治験でのオシメルチニブ再投与までの期間が6週間以内である場合は適格としてもよい。4. 腫瘍組織(理想的には進行性病変からのもの)及び/又は血漿中のctDNAを用いて、治験依頼者が承認した検査方法(NGSが望ましく、第2相試験では必須となる)により治験実施医療機関で腫瘍遺伝子変異プロファイルが決定されていること。第1相試験では、前回投与を受けたEGFR TKIによる病勢進行中又は進行後に採取することが望ましい。第2相試験では、前回投与を受けたEGFR TKIによる病勢進行中又は進行後に投与前の腫瘍検体を必ず採取しなければならない。a.用量漸増試験(第1相パート1A及びパート1B):各用量レベルにおいて、本治験で注目すべき遺伝子変異を有する患者のために登録枠を予め確保することができる。b. BLU-945単独投与拡大試験(第2相グループ1、グループ2、及びグループ3):患者は、以下のいずれかに該当する必要がある。EGFR/T790M/C797S遺伝子変異を有するNSCLC(グループ1)EGFR/T790Mを有するがE225C797Sは有さないNSCLC(グループ2)EGFR/C797Sを有するがT790Mは有さないNSCLC(グループ3)c.BLU-945とオシメルチニブ併用投与拡大試験(第2相グループ4):本治験で注目すべき遺伝子変異を有する患者のために登録枠を予め確保できるが、そのうち、少なくとも12名分の登録枠はEGFR T790M/C797S遺伝子変異を有するNSCLC患者に割り付ける。5. 治験薬投与前の腫瘍検体(保存検体又は治験薬投与前の生検によって得られた検体のいずれか)を中央解析用に提出していること。第1相試験では、投与前の腫瘍検体は、前回投与を受けたEGFR TKIによる病勢進行中又は進行後の進行病変から採取することが望ましい。 第2相試験では、前回投与を受けたEGFR TKIによる病勢進行中又は進行後に投与前の腫瘍検体を必ず採取しなければならない。適切な保存検体が利用できない患者で、生検が安全及び/又は医学的に実施可能と考えることができない場合は、メディカルモニターと協議した上で、患者を登録することができる。6. 第2相拡大試験パート:患者は、治験担当医師がRECIST1.1で評価できる測定可能な標的病変を少なくとも 1 つ有すること。7. 米国東海岸がん臨床試験グループ(ECOG)のパフォーマンス・ステータス(PS)が0〜1であること。8. 本試験の実施計画書や各国の規制に準拠した避妊法に同意していること。 |
除外基準 | 1. その他の既知のドライバー遺伝子変異を有する腫瘍。こうした変異には、EGFR エ クソン 20の挿入、又はKRAS、BRAF V600E、NTRK1/2/3、HER2、ALK、ROS1、MET、又はRETの病理学的異常が含まれるが、これらに限定されない。2. 混合型の組織型をとる NSCLC 又は組織学的形質転換(NSCLC から小細胞肺がん[SCLC]への転換及びSCLCからNSCLCへの転換、又は上皮から間葉への転換)を有する腫瘍3. 以下の抗がん治療を受けている患者。a. 治験薬の初回投与前7日以内の EGFR TKI 。注:第1相パート1B及び第2相グループ4の患者は、オシメルチニブの休薬期間を必要としない。b. 治験薬の初回投与前28日以内のあらゆる免疫療法又は他の抗体療法(EGFR 遺伝子標的抗体又は二重特異的抗体を含む)(免疫関連毒性は、BLU-945の投与開始前にグレード2未満に回復していなければならない)。c. 治験薬の初回投与前14日又は半減期の5倍のいずれか短い方の期間内に受けたその他のあらゆる全身性抗がん剤治療。ただしいずれの場合も最低7日間は空ける。治験担当医師がこれを安全とみなし、患者にとって最善の利益の範囲内であると判断した場合、治験依頼者の事前の承認を得た上で、これらのウォッシュアウト期間内にBLU-945の投与を開始してもよい。d. 治験薬の初回投与前14日以内に実施した広い照射野又は重要臓器に対する放射線治療(全脳放射線療法又は脳定位手術的照射を含む)。治験薬の初回投与前7日以内に、重要臓器を含まない病巣部位(四肢など)への放射線療法を受けた患者。4. 進行性の神経症状を伴う中枢神経系(CNS)転移/脊髄圧迫、又はCNS病変をコントロールするためにコルチコステロイドの増量を必要とする脊髄圧迫。患者がCNS病変の管理のためにコルチコステロイドを必要とする場合は、治療前の2週間は用量が安定していなければならない。無症候性のCNS及び髄膜病変は許容され、測定可能であれば標的病変として捉えるべきである。5. 治験薬の初回投与前(すなわち、Cycle 1のDay 1[C1D1]又はスクリーニング)に実施した直近の臨床検査で以下のいずれかの異常が認められた場合a. 好中球絶対数(ANC)が1.0 × 10^9/L未満b. 血小板数が75 × 10^9/L未満c. ヘモグロビンが8.0 g/dL以下(赤血球輸血とエリスロポエチンを用いて、8.0 g/dL以上にすることは可能であるが、これらの投与は治験薬の初回投与の少なくとも2週間以上前とする)d. 肝転移がない場合は、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)又はアラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)が基準値上限(ULN)の3倍超、肝転移がある場合はULNの5倍超e. 総ビリルビンがULNの1.5倍超、ただしジルベール病がある場合はULNの3倍超f. クレアチニンクリアランスの推定値(Cockroft-Gaultの式、付録1)又は実測値が40 mL/分未満g. 国際標準比(INR)が2.3超、又はプロトロンビン時間(PT)の対照と比べて6秒超の延長、又は治験担当医師が臨床的に重要かつ/又は出血リスクを増大させると考える患者固有のINR又はPTの異常6. 既知の頭蓋内出血及び/又は出血素因7. 以下の患者は除外する。a. 臨床的に活動性の間質性肺疾患(ILD)及び治験薬投与開始前28日以内に認められた放射線肺臓炎b. ILDの既往を有する患者なお、治験薬投与開始前28日以上前に認められた放射線肺臓炎の既往を有する患者については、組み入れ時点において臨床的に意義・問題がなければ(活動性でない場合は)組入れ可とする。8. 前治療によるAEが治験開始時点で回復しておらず有害事象共通用語規準(CTCAE)グレード2以上、又はベースラインまで回復していない患者。ただし、脱毛症及び疲労は除外する。またメディカルモニターと協議し承認を得れば、患者の安全性に対するリスクとならない他の毒性も除外する。9. Fridericiaの式を用いて補正した安静時QT(QTcF)の平均値が4ミリ秒超、QT延長症候群又はTorsades de pointesの既往歴もしくはQT延長症候群の家族歴。10. New York Heart Association分類でグレードIII又はIVのうっ血性心不全を含む臨床的に重大なコントロール不良の心血管疾患、例えば、過去6カ月以内に発症した心筋梗塞又は不安定狭心症、コントロール不良の高血圧、QT延長を引き起こす可能性のある徐脈性不整脈(例:のII型の第2度心ブロック又は第3度の心ブロック)など臨床的に重大なコントロール不良の不整脈。11. 治験薬投与開始前2年以内に診断されたか、治療を必要とした別の原発性悪性腫瘍(完全切除された非浸潤がんは除く)の病歴。ただし、以下の分類に含まれる悪性腫瘍の既往を有する患者は、治験依頼者と協議の上、適格とする。a. 悪性腫瘍の既往があるが、2年以上前にすべての抗腫瘍治療を完了し、登録時に以前の悪性腫瘍による残存病変の所見が認められない患者b. ・ |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | Blueprint Medicines Corporation |
問い合わせ先組織名 | メドペイス・ジャパン株式会社 |
部署名・担当者名 | 福井 雅人 |
電話・Email | 080-7749-2473 RSJapan1@medpace.com |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 治療・ケア |
介入の詳細 | BLU-945単独投与又はオシメルチニブとの併用投与として、各相及び各コホートで定められた用量を経口投与する。 |
主要な評価項目・方法 | 第1相試験a, BLU-945 単独投与時及びオシメルチニブとの併用投与時のMTD 決定:DLT率b, BLU-945 単独投与時及びオシメルチニブとの併用投与時のRP2D決定:DLT、PK、PD、安全性並びに、予備的な抗腫瘍活性に関するデータc, BLU-945 単独投与時及びオシメルチニブとの併用投与時のBLU-945の全般的な安全性プロファイル:TEAEの種類、頻度、重症度、時期、治験薬との関連性、並びにバイタルサイン、ECG、及び安全性臨床検査値の変化により評価する。第2相試験a, BLU-945 単独投与時及びオシメルチニブとの併用投与時のORR:RECIST 1.1に従ってCR又はPRが最良効果として確認された患者の割合 |
副次的な評価項目・方法 |