臨床試験ID | : | jRCT2031210387 |
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情報提供元 | : | jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム) | |
試験名 | : | 未治療進行肺扁平上皮癌に対するネシツムマブ+カルボプラチン+nab-パクリタキセル+ペムブロリズマブ併用療法第Ⅰ/Ⅱ相試験 | |
試験の概要 | : | 未治療進行肺扁平上皮癌に対するネシツムマブ+カルボプラチン+nab-パクリタキセル+ペムブロリズマブ併用療法の至適投与量を検討し、4剤併用療法の有効性と安全性を検討する。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 肺扁平上皮癌 |
試験のホームページURL |
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実施施設&進捗状況 | |
試験実施施設 | 日本医科大学付属病院、 日本医科大学付属病院、 国立大学法人北海道大学 北海道大学病院、 島根大学医学部附属病院、 順天堂大学医学部附属順天堂医院、 新潟大学医歯学総合病院、 仙台厚生病院、 地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立駒込病院、 日本医科大学千葉北総病院 |
試験のフェーズ | 第Ⅱ相 |
試験進捗状況 | 募集中 |
公開日・最終情報更新日 | 2024/12/17 |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 20歳 ~ 男女両方 |
選択基準 | (1)組織診又は細胞診で確認された肺扁平上皮癌(2)根治的放射線照射不能な臨床病期IIIB、IIIC期又はIVA、IVB期・術後再発症例*肺癌取扱い規約(2017年1月【第8版】)日本肺癌学会/編(3)RECISTVer.1.1に基づく測定可能病変を有する症例*第Ⅰ相試験では必須としない。(4)肺扁平上皮癌に対する殺細胞性抗癌薬及びEGFR阻害作用を有する薬剤を用いた化学療法治療歴、ならびに免疫チェックポイント阻害薬による治療歴のない症例※ EGFR阻害作用を有する薬剤を除く術前・術後補助化学療法は最終投与から6ヵ月が経過していたら許容する。※ 胸膜癒着術は許容する。(5)同意取得時年齢が20歳以上80歳未満の症例(6)ECOG performance status(PS)が 0〜1の症例(7)登録前14日以内の主要臓器機能について、以下の基準を満たしている症例(登録日を基準とし2週前の同一曜日は可)なお、当該期間内に検査結果が複数存在する場合は登録直近のものを採用することとし、併せて検査日前14日以内に輸血、造血因子製剤等の投与が行われていないことを確認する。1)好中球数:1,500/μL以上2)ヘモグロビン:10.0g/dL以上3)血小板数: 100,000/mm3以上 4)AST:施設基準値上限の3.0倍以下(肝転移を有する場合は5倍以下)5)ALT:施設基準値上限の3.0倍以下(肝転移を有する場合は5倍以下)6)総ビリルビン:1.5mg/dl以下もしくは施設基準値上限の1.5倍以下(肝転移又はギルバート症候群を有する場合は3倍以下)7)血清クレアチニンクリアランス:45ml/min(計算値)以上8)SpO2≧93 %(8)本治験内容について十分な説明を受け、本人の文書による同意が得られている症例 |
除外基準 | (1)間質性肺疾患(ILD)、薬剤性ILD、ステロイド治療を必要とした放射線性肺臓炎の既往歴を有する、又は活動期ILD の症例(2)臨床的に安定しない脳転移、脊髄圧迫のある症例ただし、ステロイドが不要で、根治的治療及びステロイド療法が完了後2週間以上にわたって神経学的に安定している患者は除外としない。(3)原発巣及び評価病変に対する放射線照射を受けた症例※ 原発巣、及び評価病変以外の病変に対する緩和照射から2週間以上経過した症例は除外としない。(4)重篤な合併症(コントロール不良の肺・肝・腎疾患など)を有している症例(5)活動性B型肝炎を合併している症例※ HBs抗原陽性、HBs抗体陽性、HBc抗体陽性であった場合は、HBV DNAを測定すること。HBV DNA陽性の場合は除外する。(6) 避妊する意思のない男性。又は妊婦、授乳婦、妊娠検査を行い陽性であった女性又は避妊する意思のない女性※ ただし、以下の症例は登録可とする。・50歳以上の女性、かつ無月経となり12か月以上経過している者(外因性ホルモン治療を実施していた症例の場合、全ての外因性ホルモン治療の中止後少なくとも12 カ月間無月経であること)・50歳未満の女性では、12 カ月間以上無月経であり(外因性ホルモン治療を実施していた症例ではその中止後から12カ月間以上)、黄体形成ホルモン(LH)及び卵胞刺激ホルモン(FSH)値が施設基準値において閉経後の範囲内であり、閉経後とみなされる者・子宮摘出術、両側卵巣摘出術、又は両側卵管摘除術(卵管結紮は不可)による永久不妊手術を受けた女性(7)難治性の悪心及び嘔吐、慢性の胃腸疾患、製剤の嚥下困難、胃全摘のある症例(8)ドレーンによる排液を要する胸水貯留、心嚢液貯留、腹水貯留症例※ ただし、ドレナージ後に症状が安定している症例は登録可能(9)ネシツムマブ、カルボプラチン、nab-パクリタキセル、ペムブロリズマブが投与禁忌の症例(10)同時性重複癌又は無病期間が5年以内の異時性重複癌を有する症例※ 局所治療により治癒したと判断されるCarcinoma in situ(上皮内癌)や粘膜内癌は除外とはしない。(11)経口摂取不能である症例(12)期待余命が12週間以下と予測される症例(13)本治験の計画及び実施に関与する者(治験責任医師、治験分担医師、実施医療機関の従業員又は職員)(14)CYP3A4に対する強力な誘導作用が知られている薬剤又はハーブ系サプリメントを併用中であり、少なくとも治験使用薬の初回投与3週間前に使用中止が不可能な症例(15)ネシツムマブ(又はネシツムマブと同様の化学構造もしくはクラスの薬剤)もしくはカルボプラチンもしくはnab-パクリタキセルもしくはペムブロリズマブ、又はこれらの薬剤の賦形剤に対する過敏症の既往歴を有する症例(16)治療を要する結膜炎、低マグネシウム血症、皮膚障害を有する症例(17)薬物治療にてコントロールできない高血圧を有する症例及び活動性出血性素因を有する症例(18)上大静脈症候群を有する症例(19)Grade2以上の末梢神経障害を有する症例(20)過去2年以内に全身性の治療を要した活動性の自己免疫疾患を有する症例(21)副腎皮質ホルモン剤を内服している症例(22)臨床的に重篤な心疾患(不安定狭心症、登録前6カ月以内の心筋梗塞の発症など)、コントロール不良のうっ血性心不全(NYHA III度、IV度)、又は薬物によるコントロール不良の不整脈を有する症例(23)薬物治療にてコントロールできない 糖尿病を有する症例(24)その他、治験責任医師又は治験分担医師が本治験への参加を不適当と判断した症例 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | 日本医科大学付属病院 |
問い合わせ先組織名 | 日本医科大学付属病院 |
部署名・担当者名 | 呼吸器内科 宮永 晃彦 |
電話・Email | 03-3822-2131 a-miyanaga@nms.ac.jp |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 治療・ケア |
介入の詳細 | 第1相試験;導入療法として日常診療で用いているカルボプラチン、nab-パクリタキセル及びペムブロリズマブとの併用において治験薬(ネシツムマブ)を増量計画に従いレベル1では400mg、レベル2では600mg、レベル3では800mgを点滴静注する。維持療法としてペムブロリズマブとの併用において治験薬(ネシツムマブ)の導入療法最終投与レベルを点滴静注する。第2相試験:導入療法として日常診療で用いているカルボプラチン、nab-パクリタキセル及びペムブロリズマブとの併用において治験薬(ネシツムマブ)の第1相試験推奨用量を点滴静注する。維持療法としてペムブロリズマブとの併用において治験薬(ネシツムマブ)の第1相試験推奨用量を点滴静注する。 |
主要な評価項目・方法 | 第Ⅰ相:最大耐用量 、用量制限毒性、推奨用量の決定 第Ⅱ相:奏効割合 |
副次的な評価項目・方法 | <第Ⅰ相>1)安全性(毒性によるプロトコール治療中止割合、有害事象発現割合及びその重症度)※CTCAE v5.0-JCOGによる2)奏効割合(ORR:Objective Response Rate)(評価可能な症例)※RECIST第1.1版に基づく3)生存期間(Overall Survival)(評価可能な症例)4)24週生存率(24 weeks Survival Rate)(評価可能な症例)<第Ⅱ相>1)病勢コントロール率(DCR:Disease Control Rate)2)無増悪生存期間(PFS:Progression-Free Survival)3)生存期間(Overall Survival)4)1年生存率(1 years Survival Rate)5)安全性(毒性によるプロトコール治療中止割合、有害事象発現割合及びその重症度) |