臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2031210299
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : 再発悪性神経膠腫患者を対象としたDSP-0390の第1相試験
試験の概要 : 再発悪性神経膠腫患者を対象にDSP-0390を経口投与したときの安全性、薬物動態、薬力学及び予備的な抗腫瘍活性を評価する

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 再発悪性神経膠腫
試験のホームページURL
この試験の説明

実施施設&進捗状況

試験実施施設 住友ファーマ株式会社 国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院 京都大学医学部附属病院
試験のフェーズ 第Ⅰ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日 2022/5/31

試験に参加できる条件

年齢・性別 問わない 男女両方
選択基準 1. 3ヵ月以上の生存が見込める患者2. 前治療(化学療法、手術又は放射線療法)による副作用がNCI CTCAE V5.0のGrade 1(非血液毒性の場合)又はGrade 2以下(血液毒性の場合、ただし深部静脈血栓症を除く)に回復している患者3. Karnofsky Performance Status(KPS)スコアが70%以上である患者4. 以下に基づき、適切な臓器機能を有すると判断される患者(ア) 好中球絶対数(ANC)が1,500/μL以上(このANC値に達するためにG-CSF又はGM-CSFを使用してはならない)(イ) 血小板数が100×10^3/μL以上(ウ) ヘモグロビン(Hgb)が9.0 g/dL以上(このHgb値を得るために輸血又はエリスロポエチンを使用してはならない)(エ) クレアチニンクリアランスが40 mL/min以上(Cockcroft-Gault式を用いる)(オ) 総ビリルビンが基準値上限(ULN)の1.5倍以下(ジルベール症候群が確認されている患者ではULNの3.0倍以下)(カ) アスパラギン酸トランスアミナーゼ(AST)がULNの3.0倍以下(キ) アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)がULNの3.0倍以下(ク) 国際標準比(INR)、プロトロンビン時間(PT)、部分トロンボプラスチン時間(PTT)又は活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)がULNの1.5倍以下。抗凝固薬の使用は、PT/(a)PTTが治療域内であり(実施医療機関の基準に従う)、かつ抗凝固療法レジメンがDay 1前の2週間以上にわたり安定している場合に限り許容される5. 抗てんかん薬の投与を受けている場合、Day 1前の14日間、痙攣がなく、用量が安定している患者6. ベースラインでコルチコステロイドの投与を受けている場合、Day 1前の少なくとも5日間で投与量が安定している又は減量している患者。用量拡大パートでは、コルチコステロイドの用量は、デキサメタゾン4 mg/日と等価用量以下でなければならない。ホルモン補充療法として使用されている場合には、メディカルモニターと議論のうえ、上記基準を超えて安定している用量のコルチコステロイドの使用が許容される場合がある7. 妊娠可能な女性の場合は、妊娠検査(血清又は尿)が陰性の患者8. 妊娠/生殖可能な女性及び生殖可能な男性の場合は、治験期間中及び治験薬の最終投与から6ヵ月間(男女共に)、避妊法(経口避妊薬、植込み型避妊具、ダブルバリア避妊法)を使用すること、又は異性との性交渉を完全に控えることに同意した患者
除外基準 1. Day 1前の3ヵ月以内にベバシズマブ又はその他の血管内皮増殖因子(VEGF)阻害薬による前治療歴がある患者2. Multifocalな病変、軟髄膜転移又は頭蓋外転移を有する患者3. QT延長(QTcFが男性で>450 msec、女性で>470 msec)を含む、臨床的に重大な心電図(ECG)の異常を有する患者、又は/及びトルサード・ド・ポアンツの既往のある患者4. 心エコー(ECHO)又はマルチゲート収集法(MUGA)スキャンにより測定した左室駆出率が40%未満の患者5. 嚥下障害、短腸症候群、胃不全麻痺、又は経口薬の摂取若しくは消化管吸収を制限するその他の症状が確認されている患者6. 活動性クローン病又はその他の炎症性腸疾患が確認されている患者7. Day 1前の2年以内に別の原発がんの既往がある患者。ただし、切除した及び/又は根治的に治療した非黒色腫皮膚癌、子宮頚部上皮内癌、表在性膀胱癌は除く8. 活動性、急性又は慢性の感染が確認されている患者[ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)を含むがこれらに限定されない]。HCVに対する抗ウイルス治療を完了した患者は、HCVのポリメラーゼ連鎖反応でウイルスが検出されない場合は組入れ可能とする。9. 妊娠中又は授乳中の患者。なお、授乳中の女性患者は、授乳を中断すれば組入れ可能とする。その場合、治験薬投与終了後少なくとも6ヵ月間は授乳を再開してはならない10. 視力検査、視野検査、眼底検査及び光干渉断層計(OCT)によるスクリーニング検査によって活動性の網膜異常を有すると判定された患者11. Day 1前の6ヵ月以内に重大な心血管疾患が認められる患者[ニューヨーク心臓協会(NYHA)心機能分類III又はIVのうっ血性心不全、心筋梗塞、不安定狭心症、コントロール不良の不整脈、又は脳卒中を含む]12. コントロール不能の疾患が認められる患者(治験要件の遵守を制限するような精神疾患/社会的状況、又は重大な免疫不全状態を伴う疾患などを含むがこれらに限定されない)13. Day 1の前4週間以内に大手術、外科的切除、直視下生検若しくは重大な外傷を受けた患者、又は治験期間中に大手術が必要になると予想される患者14. Day 1の前7日以内に軽微な外科的処置、穿刺吸引又はコア生検を受けた患者15. ベースラインの磁気共鳴画像法(MRI)又はコンピューター断層撮影法(CT)で中枢神経系出血を示す所見が認められている患者(ただし、症状のないGrade 1の術後出血で、少なくとも4週間安定している患者は除く)16. Day 1の前4週間以内に化学療法又は治験による抗がん治療を受けている患者(ニトロソウレア系薬剤及び免疫療法は6週間以内、又はニトロソウレア系の脳内留置用剤の埋込みは8週間以内)17. Day 1の前12週間以内に放射線療法を受けた患者。ただし、腫瘍生検で再発が確認された場合、放射線照射野以外に新たな病変が認められた場合、又は(8週間の間隔を空けて実施した)2回のMRIで病勢進行が確認された場合を除く18. 併用禁止薬(メチルプレドニゾロン、prednisone、カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、その他の強力な又は中程度のCYP3A4阻害薬又は誘導薬、及び強力なCYP2D6阻害薬)を使用している患者。これらの薬剤は、Day 1の1週間前又は薬剤の半減期の5倍の日数前(いずれか長い方)に中止しなければならない19. 交流電場腫瘍治療システム(オプチューン)との併用は認められない。治験薬投与開始の1日前にオプチューンを中止しなければならない。オプチューンによる創傷は、Day 1の前に十分に治癒していなければならない20. 以下の病歴のある患者a. 肺臓炎又は間質性肺疾患b. Day 1の前6ヵ月以内に肺毒性のリスクを増加する可能性があると治験責任医師等が判断する肺の状態(間質性肺疾患の存在が疑われる又は放射線肺障害を含むがこれらに限定されない)

問い合わせ先

実施責任組織 住友ファーマ株式会社
問い合わせ先組織名 住友ファーマ株式会社
部署名・担当者名 くすり 情報センター
電話・Email 0120-034-389 cc@sumitomo-pharma.co.jp

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 DSP-0390を1日1回経口投与する。1サイクルを28日間とし、安全性及び治療レスポンスを評価する。
主要な評価項目・方法 用量漸増パート:1. 成人の再発悪性神経膠腫患者を対象に、DSP-0390の安全性及び忍容性を評価する米国国立がん研究所(NCI)の有害事象共通用語規準(CTCAE)により評価した治験治療下で発現した有害事象(TEAE)及び重篤な有害事象(SAE)の発現割合及び重症度2. 最大耐量(MTD)及び/又は用量拡大パートの推奨用量(RDE)を決定する用量制限毒性(DLT)の発現率用量拡大パート:1. DSP-0390の予備的な抗腫瘍活性を評価する6ヵ月無増悪生存率(PFS)2. 第2相推奨用量(RP2D)を決定する
副次的な評価項目・方法

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