臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2031210286
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : 肺癌又は胸膜中皮腫患者を対象に他の抗癌療法との併用下でのSAR444245(THOR-707)の臨床的ベネフィットを評価する非ランダム化、非盲検、複数コホート、多施設共同、第II相試験
試験の概要 : 主要目的:- 他の抗癌療法との併用下でのSAR444245の抗腫瘍活性を決定する副次目的:- 他の抗癌療法との併用下でのSAR444245の用量を確認し、安全性プロファイルを評価する- 抗腫瘍活性のその他の指標を評価する- ペムブロリズマブとの併用下でのSAR444245の薬物動態(PK)プロファイルを評価する- SAR444245の免疫原性を評価する

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 胸膜中皮腫、非小細胞肺癌
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設 サノフィ株式会社 独立行政法人国立病院機構 北海道がんセンター 独立行政法人国立病院機構 山口宇部医療センター 独立行政法人国立病院機構 四国がんセンター
試験のフェーズ 第Ⅱ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日

試験に参加できる条件

年齢・性別 20歳 ~ 男女両方
選択基準 - 同意説明文書への署名時の年齢が18歳以上の被験者、又はその国の法定成人年齢が18歳を上回る場合はその年齢以上の被験者- 組織学的又は細胞学的に確認された、ステージIVの非小細胞肺癌(NSCLC)の診断(コホートA1、A2、B1及びB2の被験者)、非扁平上皮NSCLCの診断(コホートA3の被験者)、切除不能な悪性胸膜中皮腫(MPM)(コホートC1の被験)- コホートA1の被験者:PD-L1発現TPSが50%以上- コホートA2の被験者:PD-L1発現TPSが1%〜49%- 抗癌療法歴- - コホートA1、A2及びA3の被験者:進行/転移性NSCLCに対して全身性の前療法を受けていない。アジュバント療法又はネオアジュバント療法を受けた被験者では、転移性疾患の発症の少なくとも6か月前にアジュバント/ネオアジュバント療法が完了している場合は適格である- - コホートB1及びB2の被験者:抗PD-1/PD-L1を含むレジメン(化学療法剤を含むものも可)を過去に1回受け、化学療法レジメンを1回受けた- - コホートC1の被験者:プラチナ製剤との併用下でのペメトレキセドベースのレジメンを含全身性治療が1回以上2回以下- 全てのコホートにおいて、測定可能病変を有している- コホートA1及びA2の被験者:最初に登録された被験者20名ではベースライン時の生検が必須- コホートB1及びB2の被験者:治験責任(分担)医師の判断に基づき、ドセタキセル又はペメトレキセドのいずれかは被験者にとって最良の治療選択肢ではないと判断された場合- 女性被験者の場合、妊娠も授乳もしていない、妊娠可能な女性(WOCBP)でない、又は以下に同意するWOCBPは適格である- - 治療前及び治験中止後180日間は承認されている避妊法を使用し、定期的な妊娠検査を受ける- - 治験を中止してから180日観、卵子の提供又は凍結保存しない- 男性被験者の場合、治験期間中及び治験中止後少なくとも210日間は、精子を提供又は凍結保存しない、更に異性との性交渉を禁じる又承認されている避妊法を使用する- 同意説明文書に署名して同意できる被験者
除外基準 以下のいずれかの基準に該当する場合は、治験の組入れ対象から除外する。- 米国東海岸がん臨床試験グループ(ECOG)パフォーマンスステータスが2以上- 骨髄機能が不十分- 臓器機能が不十分- ベースライン酸素飽和度(SpO2)が92%以下の患者- 活動性の脳転移又は軟膜・髄膜転移- 同種又は固形臓器の移植歴- 過去の抗腫瘍療法又はあらゆる治験治療の最終投与から28日以内又は半減期の5倍未満のいずれか短い方の時点である。28日以内に大きな手術又は局所介入を受けた- IL-2ベースの抗癌治療歴がある- コルチコステロイド療法を要する併存疾患- 治験薬初回投与前14日以内の抗生物質の使用(局所抗生物質は除く)- 治験治療開始前6か月以内の重度又は不安定な心臓状態- 過去2年間に全身性治療を要した活動性又は既知の自己免疫疾患- 過去3年以内に、進行している又は積極的な治療を要する既知の二次悪性腫瘍- コホートA1、A2、A3、C1の被験者:PD-1/PD-L1経路の遮断薬(既承認薬又は治験薬)での治療歴(抗PD-1/PD-L1薬の治験に参加したものの当該被験者が対照群に組入れられた旨が確認できる文書があれば、本治験への参加を認める)- 計画された治験薬投与開始から28日以内の生ウイルスワクチンの接種。生ウイルスを含まない季節性インフルエンザワクチンは認める

問い合わせ先

実施責任組織 サノフィ株式会社
問い合わせ先組織名 サノフィ株式会社
部署名・担当者名 臨床試験情報 窓口
電話・Email 03-6301-3670 clinical-trials-jp@sanofi.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 製剤名:SAR444245 (THOR-707) 剤形:注射液、投与経路:静脈内投与製剤名:ペムブロリズマブ 剤形:注射液、投与経路:静脈内投与製剤名:カルボプラチン 剤形:注射液、投与経路:静脈内投与製剤名:シスプラチン 剤形:注射液、投与経路:静脈内投与製剤名:nab-パクリタキセル 剤形:注射剤用粉末、投与経路:静脈内投与製剤名:ペメトレキセド 剤形:注射剤用粉末、投与経路:静脈内投与
主要な評価項目・方法 1. 客観的奏効率(ORR)[評価期間:ベースラインから最初に記録された進行日、又は更なる抗癌療法の開始、又は最後の被験者が最初の投与を受けてから約9ヶ月後まで]固形がんの治療効果判定のための新ガイドライン(RECIST)改訂版1.1に基づき治験責任(分担)医師が判定した完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)が確認されたコホートA1、A2、A3、B1及びB2の被験者の割合、並びにmodified RECIST(mRECIST)に基づくコホートC1の被験者の割合と定義する、客観的奏効率(ORR)
副次的な評価項目・方法 1. 用量の確認[評価期間:観察期間は1サイクル(21日)]用量制限毒性(DLT)観察期間におけるDLTの発現率2. 他の抗癌療法との併用下でのSAR444245安全性プロファイルの評価-治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)[評価期間:治験薬の初回投与から治験薬の最終投与後30日後まで]治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)、及び米国国立がん研究所有害事象共通用語規準(NCI CTCAE)v5.0及び米国移植細胞治療学会(ASTCT)コンセンサスグレードに基づく臨床検査値異常の発現率3. 他の抗癌療法との併用下でのSAR444245安全性プロファイルの評価-重篤な有害事象(SAE)[評価期間:治験薬の初回投与から治験薬の最終投与後90日後まで]重篤な有害事象(SAE)、及び米国国立がん研究所有害事象共通用語規準(NCI CTCAE)v5.0及び米国移植細胞治療学会(ASTCT)コンセンサスグレードに基づく臨床検査値異常の発現率4. 奏効までの期間(TTR)[評価期間:最初の投与日から最初に記録された進行日、又は何らかの原因による死亡日までのいずれか早い方で、最長36か月まで ]奏効までの期間(TTR)は、治験薬の初回投与からRECIST 1.1(非小細胞肺癌[NSCLC]において)又はmRECIST(中皮腫において)に基づき治験責任(分担)医師が決定した部分奏効(PR)又は完全奏効(CR)のエビデンスが最初に記録された時点までの期間と定義する5. 奏効期間(DOR)[評価期間:初回投与日から最初に記録された進行日、又は何らかの原因による死亡日までのいずれか早い方で、最長36か月まで ]奏効期間(DOR)、RECIST 1.1(NSCLCにおいて)又はmRECIST(中皮腫において)に基づき治験責任(分担)医師が決定したCR又はPRが最初に記録された日から進行(PD)まで、又は原因を問わない死亡までのいずれか早い方の時点までの期間と定義する6. 臨床的有用率(CBR)[評価期間:初回投与日から最初に記録された進行日、又は何らかの原因による死亡日までのいずれか早い方で、最長36か月まで ]臨床的有用率(CBR)は、CR、PR(時点は問わない)又は6か月以上継続する安定(SD)を含む(NSCLCではRECIST 1.1又は中皮腫ではmRECISTに基づき治験責任[分担]医師が決定する)7. 無増悪生存期間(PFS)[評価期間:最初の投与日から最初に記録された進行日、又は何らかの原因による死亡日までのいずれか早い方で、最長36か月まで]無増悪生存期間(PFS)は、治験薬の初回投与日からRECIST 1.1(NSCLCにおいて)又はmRECIST(中皮腫において)に基づき治験責任(分担)医師が決定した進行が最初に記録された日又は原因を問わない死亡までのいずれか早い方の日までの期間と定義する8. SAR444245の血漿中濃度の評価[評価期間:サイクル1のDay1及びDay15、サイクル2、4、7、10その後5サイクルごとのDay1(各サイクルは21日)、最大約24ケ月まで]9. SAR444245に対する抗薬物抗体(ADA)の発生率の評価[評価期間:サイクル1のDay1及びDay15、サイクル2、4、7、10その後5サイクルごとのDay1(各サイクルは21日)及び最後の治験薬投与後30日、最大約24ケ月まで]

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