| 臨床試験ID | : | jRCT2031210165 |
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| 情報提供元 | : | jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム) | |
| 試験名 | : | Beamion LUNG-1:HER2異常を有する進行又は転移性固形癌患者を対象としたzongertinib(BI 1810631)単剤療法の非盲検第I相用量漸増,用量確認及び拡大試験 | |
| 試験の概要 | : | 第Ia相パート-HER2異常を有する進行及び/又は転移性固形癌患者で,BI 1810631単剤療法(1日2回[BID]又は1日1回[QD]経口投与)の漸増用量の安全性,忍容性,及び薬物動態(PK)を評価する。-検討する各投与スケジュールで経口投与したときのBI 1810631単剤療法のMTD及び/又は第II相試験推奨用量(RP2D)を決定する。-BI 1810631によって引き起こされる腫瘍の薬力学的変化を評価する。第Ib相-HER2変異陽性の進行/転移性非小細胞肺癌(NSCLC)患者で,BI 1810631のRP2Dの安全性,忍容性,及びPKをさらに評価する。-BI 1810631の有効性の予備的評価を実施する。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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| 対象疾患名 | 非小細胞肺癌 |
| 試験のホームページURL | |
| この試験の説明 | |
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実施施設&進捗状況 | |
| 試験実施施設 | 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、 国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院、 国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 |
| 試験のフェーズ | 第Ⅰ相 |
| 試験進捗状況 | 募集中 |
| 公開日・最終情報更新日 | 2025/2/7 |
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試験に参加できる条件 | |
| 年齢・性別 | 20歳 ~ 男女両方 |
| 選択基準 | 1.組織学的又は細胞学的に確定診断された進行,切除不能及び/又は転移性非血液癌。測定 可能又は評価可能の病変(RECIST 1.1 に従う)がある患者。2.米国東部癌共同研究グループ(ECOG)スコアが 0から23. HER2 ステータスを確認するために腫瘍検体を提供することが可能で,その意思がある患 者。この腫瘍検体は,治験組入れ前のいつの時点で採取された保存検体でもよい。4. 薬力学的評価のために,治験薬の初回投与前及びサイクル 1 中のいずれかの BI 1810631 投 与の 5〜7 時間後の新鮮生検検体採取(脳転移の生検を除く)を実施する意思のある患 者。5. 以下のとおり定義された十分な臓器機能を有する。治験薬の投与開始後 4 週間以内に,造血成長因子を使用せずに,絶対好中球数(ANC) 1.5 × 109/L 以上(1.5 x 103/マイクロL 以上)(1500/mm3 以上),ヘモグロビン 9.0 g/dL 以上 (90 g/L 以上)(5.6 mmol/L 以上),血小板数 100 × 109/L 以上(100 x 103/マイクロL 以上) (100 x 103/mm3 以上)総ビリルビンが基準値上限(ULN)の 1.5 倍以下。ただし,ジルベール症候群患者の場 合は ULN の 3 倍以下又は直接ビリルビンが ULN の 1.5 倍以下 o クレアチニンが ULN の 1.5 倍以下。クレアチニンが ULN の 1.5 倍を超えていても,同 時に測定したクレアチニンクリアランスが 50 mL/min 以上(CKD-EPI式又は日本人患者向けの日本版 CKD-EPI 式で測定又は算出) である患者は適格とする。アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)及びアラニンアミノトランスフェ ラーゼ(ALT)が,肝転移が確認されていない場合は ULN の 3 倍以下,トランスフェ ラーゼの上昇が肝転移に起因する場合は ULN の 5 倍以下 o アルカリホスファターゼが ULN の 5 倍未満6. 先行治療に関連する毒性が,投与開始前に CTCAE グレード 1 以下(例外として,脱毛 症,安定した感覚ニューロパチー,甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモン補充療法を受けて いる患者)の場合は CTCAE グレード 2 以下)まで回復している患者。7. 投与開始時の余命が 12 週間以上であると治験担当医師が評価する患者。8. 同意取得時に年齢 18 歳以上,又は同意ができる法的年齢が 18 歳を超える国では,法的年 齢に達している患者。9. ICH-GCP 及び各国の法律に従って,治験参加前に,同意文書に日付入りで署名した患者10. 妊娠可能な女性(WOCBP)1及び生殖能力のある男性は,ICH M3(R2)に 従った極めて効果の高い避妊法(一貫して正しく使用すれば 1 年間の避妊失敗率が 1%未 満の避妊法)を使用する意思があり,かつ使用しなければならない。第 Ia 相パートのその他の選択基準HER2 異常(過剰発現又は遺伝子増幅又は体細胞非同義変異又は HER2 若しくは NRG1 の 遺伝子再構成)の診断が確認されている患者。従来の治療が成功しなかった患者,有効性が証明された治療法がない患者,又は確立され た治療法のいずれにも適さない患者。生存期間を延長することがわかっている個々の癌の 治療選択肢が尽きた,又は適切に施行できない患者第 Ib 相パート のその他の選択基準中央検査機関の検査で,HER2 TKD変異陽性 NSCLC が確認されている患者進行/転移性癌に対する治療として,少なくとも 1 ラインのプラチナ製剤併用化学療法を 含む全身治療を受けた患者。既承認の標的療法がある遺伝子異常(非抵抗性の EGFR 変 異,EGFR T790M 変異,ALK 再構成,ROS 再構成,及び BRAF V600E 変異を含むが,これらに限定されない)も有する NSCLC 患者の場合は,既承認の標的療法による治療歴が あること。 |
| 除外基準 | 1.治験薬の初回投与前 4 週間以内に大手術(大手術かどうかは治験責任(分担)医師の評価 による)を受けた,又はスクリーニング後 6 カ月以内に大手術を受ける予定がある。2.本治験で治療するもの以外の悪性腫瘍の過去 2 年以内の既往歴又は併存がある。ただし, 以下の悪性腫瘍は例外とする。 a)有効に治療された非黒色腫皮膚癌 b)有効に治療された子宮頸部上皮内癌 c)有効に治療された非浸潤性乳管癌 d)局所治療により治癒したと考えられる有効に治療されたその他の悪性腫瘍3. 本治験の治験薬初回投与前の 21 日又は 5 半減期(いずれか短いほう)以内に全身抗癌療 法又は治験薬による治療を受けた患者4. 併用制限薬若しくは本治験の安全な実施を妨げる可能性があると考えられる薬剤の使用の継続を必要とする又は希望する患者5. 狭い治療指数を有する P-gp 又は BCRP 基質薬(例:ジゴキシン,ダビガトランエテキシラ ート)を併用薬として使用する患者6. 強力な CYP3A4 阻害薬による治療を受けている患者7.強力な CYP3A4 誘導薬による治療を受けている患者 |
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問い合わせ先 | |
| 実施責任組織 | 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 |
| 問い合わせ先組織名 | 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 |
| 部署名・担当者名 | 医薬開発本部 山上 智広 |
| 電話・Email | 0120-189-779 medchiken.jp@boehringer-ingelheim.com |
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評価&介入 | |
| 試験の種類 | 該当無し |
| 介入の目的 | 治療・ケア |
| 介入の詳細 | 第Ia相用量漸増の開始用量は以下のとおりである。・BIDスケジュール:15 mg 1日2回・QDスケジュール:60 mg 1日1回(DECから他に提案がない限り)各用量漸増ステップは,用量漸増委員会(DEC)が決定する。第Ib相用量拡大パートの用量は,用量漸増パート実施中に決定する。 |
| 主要な評価項目・方法 | 第Ia相パート-MTD評価期間中の用量制限毒性(DLT)発現数に基づくMTD-MTD評価期間中にDLTを発現した患者数第Ib相パート-固形がんの治療効果判定のためのガイドライン(RECIST)第1.1版に基づく客観的奏効(OR) |
| 副次的な評価項目・方法 | 第Ia相パート-全治験期間中にDLTを発現した患者数-BI 1810631のPKパラメータ:Cmax、AUC0-t2第Ib相パート-客観的奏効期間(DoR)-病勢コントロール(DC)-病勢コントロール期間(DoDC)-無増悪生存期間(PFS)-全治験期間中にDLTを発現した患者数-BI 1810631のPKパラメータ:Cmax、AUC0-t2 |