臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2031200392
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : [M15-654]再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象にベネトクラクス,ダラツムマブ及びデキサメタゾン(ボルテゾミブ併用及び非併用)との併用療法を評価する,多施設共同,用量漸増及び拡大第I/II 相試験
試験の概要 : 本治験は、再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象として、ベネトクラクス、ダラツムマブ及びデキサメタゾンと、ボルテゾミブの併用療法及び非併用療法の、安全性、忍容性及び有効性を評価する試験

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 再発又は難治性の多発性骨髄腫
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設 アッヴィ合同会社 名古屋市立学病院 亀田総合病院 松山赤十字病院 岐阜市民病院
試験のフェーズ 第Ⅱ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日 2022/3/11

試験に参加できる条件

年齢・性別 問わない 男女両方
選択基準 1) 米国東海岸がん臨床試験グループ(ECOG)パフォーマンスステータスが2 以下。2) 再発又は難治性の多発性骨髄腫を有し,治験責任(分担)医師によるIMWG 効果判定規準の判定に基づき,直近の治療中又は治療後に疾患進行が確認されている。3) スクリーニング時に中央検査機関で以下の1 つ以上に該当する場合と定義する測定可能病変が確認されている:血清M タンパクが1.0 g/dL 以上(10 g/L 以上), 尿中M タンパクが200 mg/24 時間以上, 血清遊離軽鎖(FLC)が10 mg/dL 以上4) 治験実施計画書に定義する多発性骨髄腫の治療歴がある。5) 骨髄穿刺検体の採取。6) パート1 及び3 に組み入れるには,中央検査機関の検査でバリデートされたFISH 法によりt(11;14)陽性と判定されていなければならない。7) 十分な血液、肝、腎機能を有する患者。
除外基準 1)ベネトクラクス又はその他のB 細胞性リンパ球-2(以下「BCL-2」)阻害薬の投与歴がある。2) パート1 及び2 の被験者の場合:ダラツムマブ又はその他の抗CD38 抗体の投与歴がある。パート3 の被験者については,ダラツムマブ又はその他の抗CD38 抗体の投与歴があり,以下の基準のいずれかに該当する:- ダラツムマブ又はその他の抗CD38 抗体による直近の治療でPR 以上を達成しなかった- 毒性のためダラツムマブ又はその他の抗CD38 抗体の投与が中止された- ダラツムマブ又はその他の抗CD38 抗体の集中投与(少なくとも2 週間に1 回)後60 日以内に再発した- 治験薬の初回投与前6 ヵ月以内にダラツムマブ又はその他の抗CD38 抗体の投与歴がある3) パート2 及び3 の被験者:- PI に対して抵抗性である(PI を含むレジメンの最終投与時又は最終投与後60 日以内の進行と定義)。- 治験薬の初回投与前60 日以内にPI の投与歴がある。4) 初回投与前2 週間以内又は半減期の5 倍の期間(どちらか長い方及び/ 又は該当する方)以内に,骨髄腫に対する化学療法,放射線療法,生物学的療法,免疫療法又は低分子標的薬を含む治験薬による治療を受けた。5) 初回投与前6 週間以内に骨髄腫に対するモノクローナル抗体投与を受けた。6) 治験薬投与開始前2 週間以内に,プレドニゾン140 mg 以上に相当する累積投与量,デキサメタゾン40 mg 以上に相当する累積投与量又はデキサメタゾン40 mg 以上に相当する単剤投与量の副腎皮質ステロイド投与を受けた。7) 多発性骨髄腫の中枢神経系への浸潤が確認されている。8) 試験実施計画書に規定されている重大な既往歴がある。9) 過去3 年以内に骨髄異形成症候群(以下「MDS」)を含むその他の活動性悪性腫瘍の既往を有する。ただし以下の場合を除く:- 皮膚の基底細胞癌又は皮膚の限局性扁平上皮癌- 前立腺癌Gleason 分類6 以下で,かつ前立腺特異抗原(PSA)値が安定しており,治療を受けていない- 悪性腫瘍の既往があり,限局性病変の所見がなく,根治目的で外科的に切除されており(又は他の方法による治療を受けた),試験期間中の生存に影響する可能性が低い10) 活動性SARS-CoV-2 感染症が確認されている11) 治験薬,添加物又はホウ素の成分に対して過敏症又はアレルギーがある。12) モノクローナル抗体若しくはヒトタンパク質,又はそれらの添加物に対する既知のアレルギー,過敏症若しくは不耐性,又は哺乳類由来製品に対する既知の感受性を有する(ダラツムマブの処方情報を参照)。

問い合わせ先

実施責任組織 アッヴィ合同会社
問い合わせ先組織名 アッヴィ合同会社
部署名・担当者名 くすり相談室
電話・Email 0120-587-874 AbbVie_JPN_info_clingov@abbvie.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 >A群、パート1 a:VendDd用量漸増添付文書に従って、daratumumab(D)(1800 mg皮下投与(推奨)又は16 mg/kg静脈内投与[IV])及びdexamethasone(d)(経口又は静注)40 mg/週(又は必要に応じて20 mg/週(治験実施計画書に記載))との併用において、venetoclax(Ven)を様々な用量で経口投与した。>B群、パート1 b:VenDd用量拡大添付文書に従って、daratumumab(1800 mg皮下投与(推奨)又は16 mg/kg静脈内投与)及びデキサメタゾン(経口又は静注)40 mg/週(又は必要に応じて20 mg/週(治験実施計画書に記載))との併用で、venetoclaxを用量漸増期に決定した用量で経口投与する。>D群、パート2 a:VenDVd用量漸増添付文書に従ってダラツムマブ(1800 mg皮下投与(推奨)又は16 mg/kg静脈内投与)及びボルテゾミブ(1.3 mg/m2皮下投与[推奨]又はIV)をサイクル1~8、1、4、8及び11日目)及びデキサメタゾン(経口又は静注)20 mgをサイクル1 -3、1、2、4、5、8、9、11、12及び15日目に、20mgをサイクル4~8、1、2、4、5、8、9、11、12日目に、サイクル9以降は40 mg/週(又は治験実施計画書に記載されている必要に応じて20 mg/週)との併用で、venetoclaxを様々な用量で経口投与した。>E群、パート2 b:VendDVd用量拡大添付文書に従ってダラツムマブ(1800 mg皮下投与(推奨)又は16 mg/kg静脈内投与)及びボルテゾミブ(1.3 mg/m2皮下投与[推奨]又はIV)をサイクル1~8、1、4、8及び11日目)及びデキサメタゾン(経口又は静注)20 mgをサイクル1 -3、1、2、4、5、8、9、11、12及び15日目に、20mgをサイクル4~8、1、2、4、5、8、9、11、12日目に、サイクル9以降は40 mg/週(又は治験実施計画書に記載されている必要に応じて20 mg/週)との併用で、venetoclaxを用量漸増期に決定した用量で経口投与する。>F群:VenDd用量拡大ダラツムマブ(1800 mg皮下投与(推奨)又は16 mg/kg静脈内投与)及びデキサメタゾン(経口又は静注)40 mg/週(又は必要に応じて20 mg/週(治験実施計画書に記載))との併用で、規定された用量のvenetoclaxを経口投与。>G群:VenDd用量拡大ダラツムマブ(1800 mg皮下投与(推奨)又は16 mg/kg静脈内投与)及びデキサメタゾン(経口又は静注)40 mg/週(又は必要に応じて20 mg/週(治験実施計画書に記載))との併用で、規定された用量のvenetoclaxを経口投与。>H群:DVd用量添付文書に従ってダラツムマブ(1800 mg皮下投与(推奨)又は16 mg/kg静脈内投与)及びボルテゾミブ(1.3 mg/m2皮下投与[推奨]又はIV)をサイクル1~8、1、4、8及び11日目)及びデキサメタゾン(経口又は静注)20 mgをサイクル1 -3、1、2、4、5、8、9、11、12及び15日目に、20mgをサイクル4~8、1、2、4、5、8、9、11、12日目に、サイクル9以降は40 mg/週(又は治験実施計画書に記載されている必要に応じて20 mg/週)と併用投与。
主要な評価項目・方法 1)全奏効割合(ORR)ORRは、国際骨髄腫作業部会(IMWG)の基準に基づいて部分奏効(PR)以上と判定された被験者の割合と定義する。2)最良部分奏効(VGPR)以上の奏効率VGPR以上の奏効率は、IMWG基準に基づきVGPR以上(sCR, CR又はVGPR)が確認された被験者の割合と定義する。3)完全奏効(CR)以上の奏効率CR以上の奏効は、IMWG規準に基づきCR以上の奏効(厳密な完全寛解(sCR)又はCR)が確認された被験者の割合と定義する。4)奏効までの期間(TTR)TTRは、治療開始日(無作為化開始前に組み入れられた被験者)又は無作為化日(無作為化された被験者)からPR以上の奏効が最初に確認された日までの日数と定義する。5)奏効期間(DOR)DORは、被験者の奏効(PR以上)が最初に確認された日から最初に確認された疾患進行又は多発性骨髄腫による死亡のいずれか早い方までの日数と定義する。6)無増悪期間(TTP)TTPは、治療開始日(無作為化開始前に組み入れられた被験者)又は無作為化日(無作為化された被験者)からPDが最初に確認された日又は多発性骨髄腫による死亡日のいずれか早い方までの日数と定義する。7)無増悪生存期間(PFS)PFSは、治療開始日(無作為化開始前に組み入れられた被験者)又は無作為化日(無作為化された被験者)からPDが最初に確認された日又は原因を問わない死亡日のいずれか早い方までの日数と定義する。8)全生存期間(OS)OSは、投与開始日(無作為化開始前に組み入れられた被験者)又は無作為化日(無作為化された被験者)から死亡日までの日数と定義する。
副次的な評価項目・方法

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