臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2031200390
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : Bacillus Calmette-Guerin(BCG)導入療法後に持続又は再発した、あるいはBCG 未治療の高リスク筋層非浸潤性膀胱癌(NMIBC)患者を対象としたMK-3475とBCG の併用療法の有効性と安全性を評価するための無作為化実薬対照第Ⅲ相試験(KEYNOTE-676)
試験の概要 : 十分なBCG導入療法後に持続又は再発した、あるいはBCG 未治療の高リスクNMIBC患者を対象に、MK-3475とBCG の併用療法の抗腫瘍効果及び安全性を、BCG 単独療法と比較する

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 筋層非浸潤性膀胱癌
試験のホームページURL
この試験の説明

実施施設&進捗状況

試験実施施設 MSD株式会社 千葉県がんセンター 学校法人北里研究所 北里大学病院 大阪市立大学医学部附属病院 慶應義塾大学病院 国家公務員共済組合連合会 横須賀共済病院 弘前大学医学部附属病院 国立大学法人 東京医科歯科大学医学部附属病院 医療法人 原三信病院 奈良県立医科大学附属病院 筑波大学附属病院 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター 国立大学法人 愛媛大学医学部附属病院
試験のフェーズ 第Ⅲ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日 2021/3/26

試験に参加できる条件

年齢・性別 問わない 男女両方
選択基準 1. 組織学的に膀胱の高リスク筋層非浸潤性尿路上皮癌(T1、High grade Ta 及び/又はCIS)と確定診断された患者2. 膀胱鏡検査/経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT) を受け、切除可能なすべての病変を切除している患者3. バイオマーカー解析用に組織検体を提供できる患者4. Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG)Performance Statusが0、1 又は2 の患者5. 適切な臓器機能を有する患者6. 投与期間中及びBCG の最終投与後少なくとも7 日間、以下の項目に同意した男性患者。患者の日常生活で適切な場合は、継続して異性間性交渉をしないことに同意する、又は無精子が確認されない限り避妊法の使用に同意する患者7.妊娠しておらず、授乳中でなく、かつ妊娠可能な女性に該当しない、若しくは妊娠可能な女性であるが、投与期間中、並びにBCG の最終投与後少なくとも7日間又はMK-3475の最終投与後120日間のいずれか遅い時点まで、極めて有効な避妊法を用いる、又は異性間性交渉をしない。BCG導入療法後コホート(コホートA)のみ:8.高リスクNMIBC の治療として1 コースの十分なBCG 導入療法を受けた患者9. 十分なBCG 導入療法後に、高リスクNMIBC の持続又は再発が認められる患者
除外基準 1. 局所進行性(T2、T3、T4)又は転移性の尿路上皮癌の既往又は合併を有する患者2. 膀胱以外の尿路上皮(尿道、尿管又は腎盂)に筋層非浸潤性尿路上皮癌を併発している患者又は浸潤性前立腺尿路上皮癌が認められる患者3. 抗PD-1、抗PD-L1、抗PD-L2の薬剤又は他の補助刺激性又は共抑制性T 細胞受容体を標的とした薬剤の治療歴を有する患者4. 治験薬初回投与前4週間以内にがんに対する全身性の治療(治験薬も含む)を受けた患者5. 現在他の治験薬の治験に参加している、又は治験薬初回投与前4週間以内に他の治験薬の治験に参加した若しくは治験用の医療機器を用いた患者6. 免疫不全状態と診断された患者、又は治験薬初回投与前7日以内に長期全身性ステロイド療法や他の免疫抑制療法による治療を受けた患者7. 過去3年以内に進行性又は治療が必要な他の悪性腫瘍を有する患者8. 過去2年以内に全身性の治療を要した活動性の自己免疫疾患を有する患者9. 間質性肺疾患/肺臓炎を合併、もしくはステロイド投与が必要な(非感染性の)間質性肺疾患/肺臓炎の既往を有する患者。10. BCG に対するいずれかの禁忌がある患者(BCG 敗血症又はBCG による全身性感染症の既往、持続的かつ完全膀胱機能不全による尿失禁、又は過去のBCG 注入で発現した有害事象により投与を中止し、BCG を再投与できない)11. 全身性の治療を必要とする活動性の感染症を有する患者12. HIV感染の既往を有する患者13. B 型肝炎又は活動性のC 型肝炎を有する患者14. 活動性結核を合併している患者15. 同種組織/固形臓器の移植歴を有する患者16. 静注造影剤に対する禁忌がある、又は静注造影剤を用いたCTウログラフィー画像検査を実施できない患者BCG導入療法後コホート(コホートA)のみ:17. BCG 導入療法後もT1の持続が認められる患者BCG未治療コホート(コホートB)のみ:18. 治験組み入れ前2年以内にNMIBC の治療としてBCG 療法を受けている患者

問い合わせ先

実施責任組織 MSD株式会社
問い合わせ先組織名 MSD株式会社
部署名・担当者名 クリニカル推進部 MSDJRCT問合せ窓口
電話・Email 03-6272-1957 msdjrct@merck.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 コホートA・投与群A-1:MK-3475とBCGの併用投与・投与群A-2:BCG単独投与コホートB・投与群B-1(短期メンテナンス):MK-3475とBCGの併用投与・投与群B-2(フルメンテナンス):MK-3475とBCGの併用投与・投与群B-3:BCG単独投与
主要な評価項目・方法 コホートA:CISを有する患者における完全奏効率(CRR)コホートB:無イベント生存期間(EFS)
副次的な評価項目・方法 EFS、無再発生存期間(RFS)、全生存期間(OS)、疾患特異的生存期間(DSS)、膀胱全摘除術までの期間、奏効期間(DOR)、安全性及び忍容性、健康関連の生活の質(HRQoL)スコアのベースラインからの変化量及び真の増悪までの期間(TTD)、CISを有する患者におけるCRR(コホートBのみ)

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