| 臨床試験ID | : | jRCT2021220012 |
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| 情報提供元 | : | jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム) | |
| 試験名 | : | 211At -MABG の褐色細胞腫/パラガングリオーマ患者における薬物動態、安全性および有効性の評価 | |
| 試験の概要 | : | 自家製造した、a線放出核種アスタチン-211(211At)を結合させた 3-アスタト ベンジルグアニジン(MABG)を、褐色細胞腫/パラガングリオーマの患者に投与 した際の忍容性につき評価し、最大耐量(MTD)および推奨投与量(RD)を 決定する。また放射能薬物動態および認容性、安全性を評価し、有効性に ついて探索的に評価する |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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| 対象疾患名 | 褐色細胞腫、パラガングリオーマ |
| 試験のホームページURL | |
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実施施設&進捗状況 | |
| 試験実施施設 | 福島県立医科大学付属病院 |
| 試験のフェーズ | 第Ⅰ相 |
| 試験進捗状況 | 募集終了 |
| 公開日・最終情報更新日 | 2025/4/15 |
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試験に参加できる条件 | |
| 年齢・性別 | 20歳 ~ 男女両方 |
| 選択基準 | 以下のすべての条件を満たすものとする。1) 本人より文書による同意取得が可能な患者2) 褐色細胞腫、ガングリオーマ、悪性褐色細胞腫、悪性パラガングリオーマ・ガングリオーマのいずれかと組織学的または臨床学的に診断されてい る患者3) 以下に定義する褐色細胞腫と診断されている患者(下記1~3のいず れかを満たし、かつ外科的切除や根治的放射線外照射が不可能なもの を難治性褐色細胞腫と定義する)1 初発時に原発巣の高度な局所進展を有する褐色細胞腫/パラガングリオ ーマ2 初発時に遠隔転移を有する悪性褐色細胞腫/悪性パラガングリオーマ3 外科的切除を行うも局所再発または遠隔転移再発を来した褐色細胞腫/パラガングリオーマ4) 年齢が 20 歳以上の患者であること5) ECOG Performance status(PS)が 0~2 の患者であること6) スクリーニング時に実施された CT 画像で確認された標的病変の 1 つ以上で、スクリーニング時に実施された 123I-MIBG シンチグラフィで集積陽性が確認されている患者7) スクリーニング時の検査値が、以下の基準をすべて満たす患者であること1 骨髄機能 (1) 顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)製剤非投与下で白血球数≧ 3,000 /μL (2) 非輸血下でヘモグロビン≧9.0 g/dL (3) 非輸血下で血小板数≧10×104/mm32 腎機能 (1) 推定糸球体濾過量(eGFR)≧30mL/min/1.73m23 肝機能 (1) AST≦90 (2) ALT≦69 (3) LDH<6664 心機能 (1) NYHA Functional class:I以下5 糖尿病・内分泌疾患 (1) HbA1c<8.0%(NGSP 値)6 呼吸状態 (1) 大気中における血中酸素飽和濃度(SpO2)≧96%8) 3 ヶ月以上の生存が期待できる患者9) 核医学治療病室内隔離期間中、摂食、排泄および睡眠の自立が見込める患者10) 標準的な治療法で効果がなかった、または他に適切な治療法がない患者 |
| 除外基準 | 以下の項目のいずれかに該当する患者は除外する。 1) 活動性の重複がんを有する患者ここでの活動性の重複がんとは、同時性重複がん/多発がんおよび無病 期間が 5 年以内の異時性重複がん/多発がんとする。ただし、局所治療 により治癒と判断され、治癒後の無病期間が1年を超えた上皮内がんや 粘膜内がん相当の病変は、活動性の重複がん/多発がんに含めない。また、以下に示す家族性褐色細胞腫として合併するがんは活動性の重複がん/多発がんに含めない。1 多発性内分泌腫瘍 2 型(MEN2)における甲状腺髄様がん 2 von Hippel Lindau 病(VHL)における網膜血管芽腫3 神経線維腫症 1 型(NF1)における神経線維腫2) MABG の集積を抑制する薬剤を所定の期間、中止することができない患者3) 登録前 8 週間以内に手術、CVD 療法、肝転移に対するカテーテル肝動脈塞栓療法、放射線療法を受けたことがある患者4) 登録前 12 週間以内に MIBG 治療を受けたことのある患者5) 前治療時において治療時あるいは治療後に治療と因果関係を否定できないグレード 2 以上の非血液毒性の出現を認め、治験期間中に加療を要する患者6) 以下のいずれかの感染症がありかつ治験期間中に加療を要する患者1 B 型肝炎ウイルス感染症2 C 型肝炎ウイルス感染症3 HIV 感染症4 その他全身治療を要する感染症7) 副腎皮質ホルモン(プレドニンもしくはプレドニゾロン換算量 10 mg 以上/日)またはその他の免疫抑制剤の持続的な全身投与を必要とする疾患がありかつ治験期間中にも加療を要する患者8) コントロール困難なカテコラミン発作の既往がある患者9) 致死性不整脈もしくは心停止の既往のある患者10) コントロール不良の症候性不整脈、甲状腺機能異常、呼吸器疾患、胸腹水貯留のある患者11) 冠動脈疾患、アミオダロンによる加療を要する不整脈、重症心弁膜症、大動脈疾患、出血傾向がある疾患・状態がある患者12) 妊娠中、産後28日以内または授乳中の患者13) 妊娠する可能性がある女性患者あるいはパートナーが妊娠する可能性がある男性患者で投薬治療後 6 ヶ月間避妊することが合意できない患者14) 同意日の前3か月以内に他の治験に参加している患者15) その他、治験責任医師または治験分担医師が本治験の対象として適切ではないと判断した患者 |
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問い合わせ先 | |
| 実施責任組織 | 福島県立医科大学付属病院 |
| 問い合わせ先組織名 | 福島県立医科大学 |
| 部署名・担当者名 | 先端臨床研究センター 野村 香織 |
| 電話・Email | 024-547-1674 nomura29@fmu.ac.jp |
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評価&介入 | |
| 試験の種類 | 該当無し |
| 介入の目的 | 治療・ケア |
| 介入の詳細 | 自家製造した、a線放出核種アスタチン-211(211At)を結合させた 3-アスタト ベンジルグアニジン(MABG)を、褐色細胞腫/パラガングリオーマの患者に投与する。コホート1から開始して 3+3 デザインに従う。治験薬の投与量コホート1(0.65MBq/kg)コホート2(1.3MBq/kg)コホート3(2.1MBq/kg) |
| 主要な評価項目・方法 | 安全性(用量制限毒性:DLT、最大耐量:MTD、推奨用量:RD) |
| 副次的な評価項目・方法 | 1) 放射能薬物動態(RPK)2) 尿中放射能排出率3) 尿中カテコラミン類の奏効率4) 奏効率(ORR)5) 無増悪生存期間(PFS)6) 123I-MIBG シンチグラフィによる腫瘍集積減少効果7) QOL |