臨床試験情報

臨床試験ID : jRCT2011200023
情報提供元 : jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム)
試験名 : BRCA遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の胆道癌、膵癌、その他の消化器・腹部悪性腫瘍患者に対するNiraparibの多施設共同第II相試験
試験の概要 : 遺伝子関連検査で生殖細胞系列又は体細胞のBRCA遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の胆道癌、膵癌、その他の消化器・腹部悪性腫瘍の患者を対象にNiraparibの有効性及び安全性を評価する。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 胆道癌(募集中)、膵癌(募集中)、その他の消化器・腹部悪性腫瘍(募集終了)
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設 国立大学法人北海道大学 北海道大学病院 国立研究開発法人国立がん研究センター 東病院 国立研究開発法人国立がん研究センター 中央病院 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター 国立大学法人大阪大学医学部附属病院 独立行政法人国立病院機構九州がんセンター
試験のフェーズ 第Ⅱ相
試験進捗状況 募集中
公開日・最終情報更新日 2022/2/16

試験に参加できる条件

年齢・性別 20歳 ~ 男女両方
選択基準 1) 組織診又は細胞診で癌と診断され、治癒切除不能な進行・再発固形癌である(組織診又は細胞診は、他院で診断されている場合、登録施設での確認は要さない)。【コホートA】1もしくは2レジメンの標準的な化学療法に不応・不耐のBRCA遺伝子変異を有する胆道癌患者(組織型は腺癌、腺扁平上皮癌のみを対象とする)【コホートB】1もしくは2レジメンの標準的な化学療法に不応・不耐のBRCA遺伝子変異を有する膵癌患者(組織型は腺癌、腺扁平上皮癌のみを対象とする)【コホートC】標準的な化学療法に不応・不耐のBRCA遺伝子変異を有する胆道癌、膵癌以外の消化器・腹部悪性腫瘍患者(前治療歴は各癌種の標準的な治療レジメン数に準ずる)(術後補助化学療法を受けた場合、補助化学療法最終投与日から再発確認日までの期間が24週以上である場合(24週目の同一曜日を含む)は、再発確認後に受けた化学療法を1レジメン目とみなす。補助化学療法中もしくは補助化学療法最終投与日から再発確認日までの期間が24週未満の場合は、補助化学療法を1レジメン目とみなす。)2) 遺伝子関連検査で生殖細胞系列又は体細胞のBRCA遺伝子変異(likely pathogenic又はpathogenicに分類される変異)を有することが確認されている。本試験では、下記のいずれかの検査でBRCA遺伝子変異を有することが確認されている場合に適格とする。(適格基準に用いる検査の実施時期は問わない)【血漿ctDNAを用いた検査】・Guardant360による次世代シークエンサー(NGS)を用いた遺伝子パネル検査・FoundationOne Liquid CDxによる次世代シークエンサー(NGS)を用いた遺伝子パネル検査【腫瘍組織検体を用いた検査】・保険収載されているNGSを用いた遺伝子パネル検査・北海道大学病院で開発中のclinical trial assay(CTA)パネルを用いた遺伝子パネル検査【血液ゲノムDNAを用いた検査】・BRACAnalysisTM診断システム・遺伝医療部門(遺伝カウンセリング外来、遺伝診療部等)で行われるBRCA遺伝子検査3) 胸部CT及び腹部・骨盤造影CT又は腹部・骨盤造影MRIにて、測定可能病変(12.1.1参照)を有する(ただし、造影剤アレルギーの場合は、標的病変が単純CT又はMRIでも評価が可能な場合は非造影の検査も許容する)。4) 同意取得日の年齢が20歳以上である。5) ECOG Performance status (PS) が0、1のいずれかである(PSは必ず原資料に記載すること)。6) 登録前14日以内の最新の検査値(登録日の2週間前の同一曜日は可)が、以下のすべてを満たす。ただし、検査日14日以内に顆粒球コロニー刺激因子(持続型G-CSF(PEG)製剤含む)の投与又は輸血を受けていないこと。① 好中球数 ≧ 1,500/mm3② ヘモグロビン≧ 9.0 g/dL③ 血小板数 ≧ 10.0×104/mm3④ 総ビリルビン≦ 1.5 mg/dL⑤ AST ≦ 100 IU/L⑥ ALT ≦ 100 IU/L⑦ クレアチニンクリアランス* ≧ 30 mL/min*Cockcroft-Gault式による推定値で30 mL/min/body以上であること。推定値で30 mL/min/body未満の場合、24時間蓄尿による実測値で30 mL/min/body以上であることが確認されれば適格とする。[Cockcroft-Gault式] CCr=(140-年齢)×体重 (kg)/(72×血清クレアチニン値)(女性の場合はさらに得られた値を0.85倍にする。)7) 妊娠可能な女性の場合、同意取得後から治験薬最終投与後少なくとも6ヶ月間の避妊に同意している。男性の場合、治験薬投与開始後から治験薬最終投与後少なくとも3ヶ月間の避妊に同意している。8) 試験参加について患者本人から文書で同意が得られている。
除外基準 1) 活動性の重複癌を有する(ただし、次の①〜③は許容する:①完全切除された以下の癌:基底細胞癌、上皮内癌、粘膜内癌、表在性膀胱癌、stage I の有棘細胞癌、②内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や内視鏡的粘膜切除術(EMR)で治癒切除された消化管癌、③2年間以上再発が認められない他の癌)。2) 過去にPARP阻害薬の投与を受けている。3) 腹部・骨盤CT又は腹部・骨盤MRIにて、中等度以上の腹水を認める。中等度以上の腹水とは、骨盤腔を超える場合を目安とする。4) 登録時点で癌性髄膜炎、症状のある脳転移、外科的処置を要する脊椎転移を有する。5) 登録前14日以内にプレドニゾロン相当で10 mg/日を超える全身性のステロイド療法(検査や予防などを目的とした一時的な使用を除く)又は免疫抑制薬の投与を受けている。6) 登録前14日以内の抗がん薬(化学療法など)や、登録前21日以内の他の治験薬(化学療法、分子標的療法、免疫療法など)の投与を受けている。7) 登録前28日以内に全身麻酔を伴う手術を受けている。8) 登録前28日以内に放射線療法を受けている。ただし、緩和目的の照射の場合は登録前14日以前に照射されている患者は除外しない。9) 登録前6ヶ月以内の症候性うっ血性心不全(New York Heart Association [NYHA]分類クラスII〜IV)の既往歴/合併症又は治療を要する不整脈(Grade 2以上)を有する。10) 登録前6ヶ月以内に、心筋梗塞又は不安定狭心症の既往歴/合併症を有する。11) コントロール不良の高血圧を有する。12) リンパ系悪性腫瘍と診断されている。13) 骨髄異形成症候群、急性骨髄性白血病の既往を有する。14) 骨髄移植又は臓器移植を受けた既往を有する。15) ステロイドによる治療を要する非感染性の間質性肺疾患もしくは肺臓炎の既往もしくは合併を有する。16) 抗菌薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬の静脈投与を要する感染を有する。17) 活動性B型肝炎である(HBs抗原が陽性であっても、核酸アナログ製剤の投与によりHBV-DNA定量検査で検出感度以下であれば除外しない。また、HBs抗原陰性で、HBs抗体又はHBc抗体が陽性、かつHBV-DNA定量検査で検出感度以下であれば除外しない)。18) HIV抗体、HTLV-1抗体、HCV抗体のいずれかが陽性(HCV抗体が陽性であっても、HCV-RNAが検出されない患者は除外しない)。19) 前治療との因果関係があると判断される、脱毛及び選択基準6)に記載の臨床検査値異常を除く有害事象がGrade 1以下に回復していない(ただし、末梢神経毒性(CTCAE:末梢性運動/感覚ニューロパチー)はGrade 2以下であれば除外しない)。20) 治験薬の成分に対する過敏症が確認されている。21) 乳糖不耐症、Lappラクターゼ欠損症又はグルコース・ガラクトース吸収不良症の希少遺伝性障害を有する。22) 妊娠中、授乳中(授乳を中断した場合も登録不可)又は妊娠している可能性のある女性。23) 精神病又は精神症状を合併しており試験への参加が困難と判断される。24) 治験担当医師が本治験への登録が不適であると判断する。

問い合わせ先

実施責任組織 国立大学法人北海道大学 北海道大学病院
問い合わせ先組織名 国立大学法人北海道大学 北海道大学病院
部署名・担当者名 医療・ヘルスサイエンス研究開発機構 プロモーションユニット 臨床研究開発センター 三浦 亜利紗
電話・Email 011-706-7735 NIR-B_jimu@pop.med.hokudai.ac.jp

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 成人にはNiraparibとして1日1回200 mg/bodyを経口投与する。ただし、コース1day1の体重が77.0 kg以上かつ血小板数が15.0×10^4 /mm3以上の成人にはNiraparibとして1日1回300 mg/bodyを経口投与する。プロトコール治療開始後、有害事象に該当しない77.0 kg未満への体重減少又は血小板数の15.0×10^4 /mm3以下への低下に対しての投与量の減量は行わない。
主要な評価項目・方法 1) 遺伝子関連検査でBRCA遺伝子変異を有する患者における、治験責任医師又は分担医師の判定により確定された客観的奏効割合(Objective response rate: ORR)2) プロトコール治療開始前に行う「結腸・直腸癌を含む消化器・腹部悪性腫瘍患者を対象としたリキッドバイオプシーに関する研究(GOZILA Study)」によるctDNA検査でBRCA遺伝子変異を有する患者における、治験責任医師又は分担医師の判定により確定されたORR
副次的な評価項目・方法 1) 画像中央判定により確定されたORR2) 無増悪生存期間 (Progression-free survival: PFS) (治験責任医師又は分担医師による判定及び中央判定)3) 全生存期間(Overall survival: OS)4) 病勢制御割合(Disease control rate: DCR)5) 奏効期間 (Duration of response: DoR)6) 治療成功期間(Time to treatment failure: TTF)7) 腫瘍径和の変化率8) Guardant360によって推定されるBRCA遺伝子の生殖細胞系列変異と体細胞変異別の奏効割合、病勢制御割合、無増悪生存期間、全生存期間9) 有害事象発現割合

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