臨床試験ID | : | jRCT1030210581 |
情報提供元 | : | jRCT(Japan Registry of Clinical Trials;臨床研究実施計画・研究概要公開システム) |
試験名 | : | 外来化学療法対象患者における栄養療法介入効果の検証 |
試験の概要 | : | 2020年度診療報酬改定により、外来での抗がん剤治療の質を向上させる観点から「外来化学療法加算1」の新たな評価として「連携充実加算」(150点,1回/月)が設けられた。算定要件には外来化学療法を実施している医療機関に5年以上勤務し、栄養管理(悪性腫瘍患者に対するものを含む)に係る3年以上の経験を有する専任の常勤管理栄養士が勤務していることが求められ、化学療法における管理栄養士の介入や栄養療法の重要性が示された。2020年度9月〜当院通院治療センターでは看護師、薬剤師、管理栄養士による栄養チームを構成し、がん化学療法患者の栄養スクリーニングを実施。低栄養進行リスクが伴う患者を早期抽出する「栄養ミーティング」を開始した。抽出された患者の治療方針やレジメンを確認し、栄養療法介入を実施している。栄養指導介入効果を各栄養指標の経過や患者の意見から評価し、より有用な栄養療法の早期介入と実践に繋げる。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 消化器系悪性腫瘍 |
試験のホームページURL |
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実施施設&進捗状況 | |
試験実施施設 | 埼玉医科大学国際医療センター |
試験のフェーズ | 該当せず |
試験進捗状況 | 準備中 |
公開日・最終情報更新日 |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 20歳 ~ 男女両方 |
選択基準 | 1.外来化学療法患者(2週間継続投与または毎週投与となるレジメン対象者)2.当院で設定した低栄養リスク抽出基準に該当する①の患者 |
除外基準 | 1.外来化学療法継続困難となった患者(※内服での化学療法への変更も含む)2.社会的、宗教的、心理的問題などにより、主となる治療以外の介入が困難な患者3.データに不備がある患者 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | 埼玉医科大学国際医療センター |
問い合わせ先組織名 | 埼玉医科大学国際医療センター |
部署名・担当者名 | 栄養部/栄養サポートチーム 森 ひろみ |
電話・Email | 049-284-4218 hm0249@5931.saitama-med.ac.jp |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 治療・ケア |
介入の詳細 | 外来化学療法患者に対し、栄養指導及び栄養療法を実施する(1-2回/月)。栄養指標(食事摂取量・栄養充足率・食事バランスなど)の変化、血液生化学検査値(Alb、プレアルブミン、T-cho、TG、ChEなど)や身体計測値(体重、体脂肪量、骨格筋量等など)との相関など)を評価し、非介入者との比較により積極的栄養療法の効果を検証する。また、栄養指導により食生活の質の向上(食事管理におけるストレスや不安の軽減の有無、食生活管理に対する意識変化の有無など)が得られたかなどの評価により、介入の効果を明らかにする。 |
主要な評価項目・方法 | 栄養状態評価(血液生化学検査、フレイル評価、G8評価またはCAG評価、PG-SGA、身体計測値(体重、皮下脂肪厚、筋肉量など)、必要栄養量、摂取栄養量(充足率含む)、栄養療法への意欲・意見 |
副次的な評価項目・方法 | 現病歴、治療方針(治療に対する意思なども含む)、生活状況・背景(家族構成、生活環境、金銭状況、嗜好、活動性など) |