臨床試験ID | : | UMIN000054016 |
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情報提供元 | : | 大学病院医療情報ネットワーク研究センター | |
試験名 | : | 菌体外多糖(Exopolysaccharide;EPS)を含むヨーグルト摂取によるT細胞免疫の変化 | |
試験の概要 | : | 明治ホールディングス(株)研究所川鍋らは、Lactobacillus属乳酸菌により産生される菌体外多糖(exopolysaccharide;EPS)を経口摂取することでパイエル板においてCCR6陽性のCD8+ T細胞が増殖し、免疫チェックポイント阻害薬の抗腫瘍効果を高めることを担癌マウス実験により報告している。 申請者らは、PD-1阻害薬により奏効した進行期肺癌患者末梢血中において、CCR4-CCR6+で示される新規CD4+ T細胞クラスターTh7Rを発見し報告してきた。治療前末梢血中Th7R割合は、進行期非小細胞肺癌患者に対する免疫チェックポイント阻害薬効果や、早期肺癌患者の手術後無再発生存を予測できることを報告している。免疫チェックポイント阻害薬治療後進行期非小細胞肺癌長期生存症例、術後早期非小細胞肺癌の無再発生存症例では、治療後もCCR4-CCR6+ CD4+ T細胞クラスターが高い割合に保たれていた。 本研究では、このEPSを含有する食品である明治プロビオヨーグルトR-1を摂取している肺癌患者の末梢血を経時的に解析することによりTh7Rを含むCCR6陽性T細胞の数的変化を解析することを目的としている。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 非小細胞肺癌 |
試験のホームページURL |
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実施施設&進捗状況 | |
試験実施施設 | |
試験のフェーズ | 該当せず |
試験進捗状況 | 開始前 |
公開日・最終情報更新日 | 2024/03/30 |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 20歳 ~ 男女両方 |
選択基準 | ① 非小細胞肺癌と診断された患者 ② 同意取得時に20歳以上の患者 ③ 文書で本研究への同意が得られている患者 |
除外基準 | ① 精神病/精神症状を合併しており本研究への参加が困難と判断される患者 ② 牛乳アレルギーを有する患者 ③ 制御不良な糖尿病患者 ④ 明治プロビオヨーグルトR-1摂取を希望しない患者 ⑤ その他、担当医が本試験実施において不適切と判断した患者 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | |
問い合わせ先組織名 | 埼玉医科大学国際医療センター |
部署名・担当者名 | 呼吸器内科 久雄 |
電話・Email | 042-984-4511 hisao725@saitama-med.ac.jp |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 予防・検診・検査 |
介入の詳細 | 試験食品 明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプ 112 g (明治ホールディングスから無償提供) 試験食品を、1日1回1本を28日間摂取する。摂取時間は自由とする。 |
主要な評価項目・方法 | 血中CCR6陽性T細胞(CD8+, CD4+) |
副次的な評価項目・方法 | T細胞クラスター割合変化、各T細胞クラスターにおける機能分子発現変化、肺癌生検検体における免疫組織化学染色解析 |