臨床試験ID | : | UMIN000049621 |
情報提供元 | : | 大学病院医療情報ネットワーク研究センター |
試験名 | : | 高齢者消化器癌手術に対する術前リハビリテーションの検討 |
試験の概要 | : | 近年の高齢化社会で75歳以上の高齢者に対する消化器癌手術の件数は増加傾向である。高齢者の多くは併存疾患を有し、身体機能低下を認めており、虚弱(フレイル)状態の割合が高い。高齢者に関しては可能な限り術後の早期回復、早期社会復帰を目指した周術期管理が望まれる。 これまで当院での周術期のリハビリテーションは術後に介入し術後の身体的回復過程を促進する目的で行ってきたが、高齢者に関しては術前から身体機能低下を有しており、手術の侵襲によりさらに損なわれるため術後のリハビリテーションだけでは不十分であり、術前からのリハビリテーションの介入が望まれる。消化器癌患者に対する術前リハビリテーション介入の効果は術前後の身体機能の向上や術後の早期回復の促進が報告されている 以上より、本研究では高齢者消化器癌患者に対して術前に新たなリハビリプログラムを実施し対象者のプログラムの実施状況とプログラム開始前と術後の身体機能の推移を明らかにすることを目的とする。 本研究結果により、当該プログラムの実施可能性、有効性が明らかになり、今後高齢者消化器癌手術症例に対し、適切な時期にリハビリ介入が行えると考える。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 消化器癌 |
試験のホームページURL |
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実施施設&進捗状況 | |
試験実施施設 | |
試験のフェーズ | 該当せず |
試験進捗状況 | 開始前 |
公開日・最終情報更新日 | 2022/11/27 |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 20歳 ~ 男女両方 |
選択基準 | ①同意取得時において、75歳以上(入院時点の年齢)の成人患者 ②消化器癌に対して全身麻酔下での手術適応患者 ③性別:不問 ④本研究への参加にあたり十分な説明を受けた後、十分な理解の上、患者本人の自由意思による文書同意が得られた患者 |
除外基準 | ①精神病または精神症状を合併しており、試験への参加が困難と判断される患者。 ②上下肢筋力に影響すると考えられる骨・関節疾患 ③脳血管疾患(神経学的に明らかな異常を呈する者:感覚障害や運動麻痺)の合併 ④ その他、研究責任者が被験者として不適当と判断した患者 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | |
問い合わせ先組織名 | 長崎大学病院 |
部署名・担当者名 | 移植消化器外科 松本 |
電話・Email | 0958197316 r-matsumoto@nagasaki-u.ac.jp |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 予防・検診・検査 |
介入の詳細 | 手術前リハビリテーション 手術前およそ4週間リハビリテーションを行う。 |
主要な評価項目・方法 | SPPBスコア (リハビリテーション開始時、手術前、手術1か月後、手術3か月後) |
副次的な評価項目・方法 | 術後合併症発生割合、術後在院日数、術後自立性 |