臨床試験情報

臨床試験ID : UMIN000045726
情報提供元 : 大学病院医療情報ネットワーク研究センター
試験名 : 尿中のエクソソームを用いて膀胱癌を診断・治療するための新しい指標を見つける研究
試験の概要 : 本研究では尿中の膀胱癌特異的なエクソソームが、膀胱癌の診断・予後マーカーとして有用であるかを検証し、膀胱癌の増殖・進展にどのようにかかわっているかを探索することを目的とする。つぎに、膀胱癌特異的なエクソソームの分泌を抑制するmiRNA、すなわち癌細胞のエクソソーム分泌を抑制するmiRNAを見出し、膀胱癌の機能に与える影響を解析し、さらにこのmiRNAを用いた新規膀胱腔内注入療法の開発を目指す。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 膀胱癌
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設
試験のフェーズ 該当せず
試験進捗状況 一般募集中
公開日・最終情報更新日 2022/10/14

試験に参加できる条件

年齢・性別 20歳 ~ 男女両方
選択基準 尿の採取が可能である患者 1) 膀胱癌患者:各種画像検査、尿細胞診検査、膀胱鏡検査で診断されている 2) 感染を伴わない良性疾患患者:前立腺肥大症、尿管結石など 3) 健常者:腎移植ドナーなど明らかな泌尿器科的器質疾患を認めない患者 4) 尿路感染症患者:腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎 5) 膀胱癌以外の泌尿器癌の患者:前立腺癌、精巣癌、腎細胞癌
除外基準 1) 他科の悪性疾患を加療中の患者 2) その他、試験責任(分担)医師が被験者として不適当と判断した患者 3) 本研究に協力しないとの意思表示をした患者

問い合わせ先

実施責任組織
問い合わせ先組織名 聖マリアンナ医科大学
部署名・担当者名 腎泌尿器外科学
電話・Email +81-44-977-8111 w2usuba@marianna-u.ac.jp

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 診断
介入の詳細 1)尿検体 膀胱癌患者では外来通院中に3-6ヶ月の頻度に加えて、診断時や術後再発が確認された際、癌切除術のための入院時の手術前後や化学療法前後に尿を採取する。 膀胱癌患者以外は採尿の時期に目安はなく、同意後一回のみ尿を採取する。 2)手術検体 経尿道的膀胱腫瘍切除術、膀胱全摘除術で得られた膀胱腫瘍の病理組織検体のうち、診断に使用した残りの余剰検体を用いる。
主要な評価項目・方法 尿検体から抽出したエクソソームについてExoScreen法を用いて解析し、膀胱癌患者とそれ以外において特異的エクソソームの発現量の差を評価する
副次的な評価項目・方法 手術検体を用いた免疫化学染色において、癌組織における標的物質、本研究では主にmiRNAを含めた核酸やタンパク質の発現を癌組織以外での発現と比較検討を行う。

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