臨床試験ID | : | UMIN000028298 |
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情報提供元 | : | 大学病院医療情報ネットワーク研究センター | |
試験名 | : | エストロゲン受容体陽性・低リスク非浸潤性乳管癌に対する非切除+内分泌療法の有用性に関する単群検証的試験 (JCOG1505, LORETTA trial) | |
試験の概要 | : | エストロゲン受容体陽性低リスク非浸潤性乳管癌に対する、非切除+内分泌療法の有効性・安全性を検証する。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 低リスク非浸潤性乳管癌 |
試験のホームページURL |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 20歳 ~ 女 |
選択基準 | 1) 登録前84 日以内の乳房原発巣からの生検(針生検または吸引式組織生検)にて以下のすべてを満たす。 ① 組織学的に非浸潤性乳管癌と診断されている ② 核グレード1 または核グレード2(NG 1 またはNG 2) ③ Comedo 壊死を伴わない ④ 免疫染色検査によりEstrogen Receptor(ER)発現が強陽性 ⑤ HER2 陰性である 2) 登録前84 日以内の検査にて以下のすべてを満たす。 ① 腫瘤を触知しない ② MMG で石灰化を認める ③ MMG で腫瘤所見がない ④ US、MRI にて浸潤癌所見がない ⑤ MMG、US、MRIで計測した腫瘍径がすべて2.5 cm 以下 ⑥ 同側乳房、対側乳房のいずれにも多発病変がない ⑦ 画像検査(MMG、US、MRI)で所属リンパ節転移がないと判断される ⑧ 画像検査または臨床所見で遠隔転移がないと判断される 3) Performance status(PS)はECOG の規準で0 または1 である 4) 非浸潤性乳癌、浸潤性乳癌いずれの既往もない。 5) BRCA 陽性が確認されていない(BRCA 検査は必須とはしない)。 6) 登録前28 日以内の最新の検査値が、以下のすべてを満たす。 ① 白血球数 ≧2,000 /mm3 ② 好中球数 ≧1,000 /mm3 ③ ヘモグロビン ≧8.0 g/dL ④ 血小板数 ≧5.0×104/mm3 ⑤ AST ≦100 U/L ⑥ ALT ≦100 U/L ⑦ 総ビリルビン ≦1.5 mg/dL ⑧ 血清クレアチニン ≦1.5 mg/dL 7) 試験参加について患者本人から文書で同意が得られている。 |
除外基準 | 1) 活動性の重複がんを有する 2) 全身的治療を要する感染症を有する。 3) 登録時に38.0℃以上の発熱を有する。 4) 妊娠中、妊娠の可能性がある、産後28 日以内、授乳中のいずれかに該当する女性 5) 日常生活に支障をきたす精神疾患または精神症状を合併しており試験への参加が困難と判断される。 6) ステロイド薬またはその他の免疫抑制薬の継続的な全身投与(内服または静脈内)を受けている。 7) インスリンの継続的使用により治療中またはコントロール不良の糖尿病を合併 8) コントロール不良の高血圧症を合併 9) 不安定狭心症を合併、または6 か月以内の心筋梗塞の既往を有する。 10) 間質性肺炎、肺線維症、高度の肺気腫のいずれか、もしくは複数を合併 11) 子宮内膜癌の既往を有する。 12) 血栓症・塞栓症の既往を有する。 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | 日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG) |
問い合わせ先組織名 | JCOG1505研究事務局 |
部署名・担当者名 | 新潟県立がんセンター新潟病院 乳腺外科 神林 智寿子 |
電話・Email | 025-266-5111 JCOG_sir@ml.jcog.jp |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 治療・ケア |
介入の詳細 | A群: タモキシフェン20 mg/body を5年間連日内服する。 |
主要な評価項目・方法 | 5年累積同側乳房内浸潤癌発生割合 |
副次的な評価項目・方法 | 5年累積同側乳房内浸潤癌発生割合(腫瘍径1.0 cm より大きい)、同側乳房内浸潤癌無発生生存期間、全生存期間、乳癌特異的生存期間、対側乳房無病生存期間、手術割合、手術までの期間(無手術生存期間)、治療成功期間、有害事象(有害反応)発生割合、重篤な有害事象(有害反応)発生割合 |