臨床試験ID | : | UMIN000025197 |
情報提供元 | : | 大学病院医療情報ネットワーク研究センター |
試験名 | : | 自家組織移植術における経皮酸素飽和度モニタリングの試み |
試験の概要 | : | 悪性腫瘍、外傷、褥瘡などの皮膚潰瘍による広範囲な皮膚軟部組織欠損が生じた場合の遊離自家組織移植(筋皮弁術)は、マイクロサージャリーによる微小血管吻合によって血流のある組織移植が可能であり、機能性のみならず整容性も得ることが可能な再建方法である。 従来、筋皮弁術の術後管理としては視診、ピンプリックテストやドップラーエコーによる血流の確認などが行われており、遊離空腸移植術ではモニター腸管作成、内視鏡による粘膜面の観察、ドップラーエコーによる血管茎の観察など、定期的・間欠的なモニタリングや侵襲的なモニタリングが行われているが、医師のみによる術後管理では状態急変時の迅速な対応が困難な場合がある。 そこで、術後状態評価を組織酸素飽和度(血流評価)を用いて数値化することで、看護師を含め、誰が見てもわかるようにし、状態急変の早期発見・早期対処をすることで、血管トラブルによる皮弁壊死という術後合併症を回避することを本研究の目的とした。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 自家組織移植術 |
試験のホームページURL |
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実施施設&進捗状況 | |
試験実施施設 | |
試験のフェーズ | 該当せず |
試験進捗状況 | その他 |
公開日・最終情報更新日 | 2016/12/09 |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 問わない 男女両方 |
選択基準 | 高知大学医学部附属病院形成外科で、2011年1月1日から2017年12月31日の6年間に血管柄付き遊離組織移植(筋皮弁や空腸移植)で再建手術を施行した症例。 |
除外基準 | 口腔内の再建手術や、空腸移植術後に頸部が短くセンサーを貼付できない症例は術後の連続モニタリングを施行しない。 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | 高知大学医学部 |
問い合わせ先組織名 | 高知大学医学部 |
部署名・担当者名 | 外科学(外科2) 大野 鈴美 |
電話・Email | 0888802375 im32@kochi-u.ac.jp |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 予防・検診・検査 |
介入の詳細 | インドシアニングリーン25mgを注射溶液10mlで溶解したものを、1回の血管造影につきインドシアニングリーン溶液2mlを経静脈投与。 |
主要な評価項目・方法 | 術中・術後における血流動態と組織酸素飽和度の変化の傾向。 |
副次的な評価項目・方法 |