臨床試験ID | : | UMIN000021161 |
情報提供元 | : | 大学病院医療情報ネットワーク研究センター |
試験名 | : | 多発性嚢胞腎および前立腺癌患者における腸内環境に関する研究 |
試験の概要 | : | 腸内細菌叢はヒトにおいて様々な生物学的側面に影響を及ぼす。腸内フローラの機能・組成の変化は炎症性腸疾患、慢性炎症、脂質異常症、糖尿病、アトピー性疾患、心血管系疾患、癌、肥満と関連している。しかしながら腎機能障害がいかに腸内細菌叢を変化させるか、また、腎機能障害患者における腸内細菌相変化が進行性の動脈硬化、骨代謝異常、全身性慢性炎症などの合併症に影響を与えているかについてはほとんどわかっていない。多発性嚢胞腎(Polycystic kidney disease; PKD)は遺伝性であり、進行性の腎機能障害を伴う。今回我々は進行性、非進行性PKD患者における腸内細菌叢について横断的に検討を行う。また、テストステロンは加齢とともに低下することが明らかとなり、この加齢による変化が加齢男性性腺機能低下症(Late-onset hypogonadism)として筋力低下、内臓脂肪増加、メタボリック症候群の発生、糖尿病・心血管系病変の発症につながる事があきらかとなった。これらと関連して肥満の発症については腸内細菌叢が関与していることが注目されており、両者の関連が前述の理由からも注目されるが、性ホルモン環境と腸内細菌叢の関連についてはまだほとんど明らかではない。今回、我々は前立腺がん患者における男性ホルモン遮断療法前後の腸内細菌叢の変化について縦断的に検討を行う。 |
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基本情報 患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください |
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対象疾患名 | 常染色体優性多発性嚢胞腎 前立腺癌 |
試験のホームページURL |
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実施施設&進捗状況 | |
試験実施施設 | |
試験のフェーズ | 該当せず |
試験進捗状況 | 限定募集中 |
公開日・最終情報更新日 | 2019/04/26 |
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試験に参加できる条件 | |
年齢・性別 | 問わない 男女両方 |
選択基準 | 順天堂大学医学部附属病院泌尿器科外来通院中の多発性嚢胞腎患者、前立腺がん患者 前立腺がん患者においては新規に診断され、アンドロゲン除去療法が必要と判断されたもの。 |
除外基準 | 精神科疾患または心理学的異常があるもの 4. 2. 2 自己免疫性疾患の既往があるもの 1:免疫抑制剤、抗菌薬・細菌製剤(継続的使用に限る)を使用しているもの 2:内視鏡治療以外の腸管手術の既往があるもの 3:重篤な消化器系疾患を有するもの。 4:文書での同意が得られなかった者 5:研究責任医師または研究分担医師が対象として不適当と判断した患者 |
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問い合わせ先 | |
実施責任組織 | 順天堂大学医学部大学院医学研究科 多発性嚢胞腎先端治療学講座 |
問い合わせ先組織名 | 順天堂大学医学部大学院医学研究科 |
部署名・担当者名 | 多発性嚢胞腎先端治療学講座 河野 |
電話・Email | 0358021227 harunase@juntendo.ac.jp |
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評価&介入 | |
試験の種類 | 該当無し |
介入の目的 | 該当無し |
介入の詳細 | |
主要な評価項目・方法 | 糞便中細菌叢のメタゲノム解析、メタボローム解析 前、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、12ヶ月後 |
副次的な評価項目・方法 | 腎機能 腎容積 PSA |