臨床試験情報

臨床試験ID : UMIN000005335
情報提供元 : 大学病院医療情報ネットワーク研究センター
試験名 : 切除不能肝細胞癌に対するソラフェニブとUFTの併用化学療法の安全性の検討:臨床第1相試験
試験の概要 : 切除不能な進行肝細胞癌に対するソラフェニブとテガフール・ウラシル配合剤(UFT)の併用化学療法の投与規制毒性(DLT)の発現頻度に基づき、ソラフェニブとUFTの最大耐容量(MTD)及び推奨用量(RD)を決定する。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 局所療法の適応のない肝細胞癌患者
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設 九州大学病院(福岡県)
試験のフェーズ 第Ⅰ相
試験進捗状況 一般募集中
公開日・最終情報更新日 2012/04/05

試験に参加できる条件

年齢・性別 20歳 ~ 男女両方
選択基準 1)組織学的または臨床的(画像診断及び腫瘍マーカー)に肝細胞癌と診断された患者 2)局所療法(手術、ラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓術、エタノール注入療法など)の適応のない患者 3)造影CTあるいは造影MRIにて測定可能な病変を有する患者 4)前治療の効果、副作用が持ち越されていない患者(臨床試験開始までに肝切除、経皮的局所治療は2週間以上、肝動脈塞栓術、肝動注療法、放射線療法は4週間以上の無治療期間を設ける) 5)Child-Pugh分類 Aの患者 6)ECOG パフォーマンスステータス(PS)が0または1の患者 7)主要臓器の機能が保たれている患者(登録2週間以内の検査) 好中球数:1500/μL以上 血小板数:50000/μL以上 ヘモグロビン:10 g/dl 以上 総ビリルビン:2.0mg/dL未満 血清アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)および血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT):施設基準値上限の5倍以下 血清クレアチニン:施設基準値上限の1.5倍以下 8)20歳以上の患者 9)来院日、服薬、臨床検査などの実施手順を遵守可能な患者 10)臨床試験開始前に本人から文書による同意を取得した患者
除外基準 1)ソラフェニブあるいは他の分子標的薬を使用歴のある患者 2)全身化学療法の既往のある患者 3)臨床的に有意な腹水が認められる患者(穿刺排出治療が必要な難治性腹水) 4)肝移植の既往がある患者 5)出血の可能性がある食道静脈瘤を有した患者 6)臨床試験組み入れ12カ月以内に以下の疾患が認められた患者 心筋梗塞、不安定狭心症、心不全、脳血管障害 7)肝性脳症の現病歴、既往歴を有する患者 8)脳腫瘍を有する患者 9)透析中の患者 10)1ヶ月以以内の消化管出血を認めた患者 11)活動性の重複癌を有する患者 12)CYP3A4誘導体(リファンピシン等)を投与中の患者 13)重篤な合併症を有する患者(NCI CTCAEグレード2以上の不整脈、コントロール不良な高血圧) 14)試験薬の成分に対して過敏症の既往のある患者 15)癌の治療薬として承認されている生薬を内服している患者(小柴胡湯など) 16)ヒト免疫性不全ウイルス(HIV)または後天性免疫不全症候群(AIDS)関連疾患を有する患者 17)妊娠中または授乳中の患者 18)その他、治験責任医師、分担医師が対象として不適切と判断した患者

問い合わせ先

実施責任組織 九州大学病院
問い合わせ先組織名 九州大学
部署名・担当者名 第二外科 調 憲
電話・Email 092-642-5466 kshirabe@surg2.med.kyushu-u.ac.jp

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細 レベル1: ソラフェニブ(400mg/日)+UFT(300mg/日) レベル2: ソラフェニブ(800mg/日)+UFT(300mg/日) レベル3: ソラフェニブ(800mg/日)+UFT(400mg/日) 28日を1サイクルとし、3サイクルまで繰り返し施行する。 各レベルに3例登録し、用量制限毒性(DLT: dose limiting toxicity)を示した症例が0例の場合は次のレベルに進み、2例の場合は増量を中止しその用量を最大耐用量(MTD: maximum tolerated dose)とする。一段低いレベル(prior dose)の評価が3例のみの場合、そのレベルに3例を追加する。1例のみがDLTを示した場合は、そのレベルで3例追加する。追加した3例でDLTの発現がない場合、一段高いレベルに移行する。追加した3例で1例以上のDLTが発現した場合、増量を中止し、その用量をMTDとする。一段階低いレベルの評価が3例のみの場合、そのレベルに3例を追加する。
主要な評価項目・方法 切除不能な進行肝細胞癌に対するソラフェニブとテガフール・ウラシル配合剤(UFT)の併用化学療法の投与規制毒性(DLT)の発現頻度に基づき、ソラフェニブとUFTの最大耐容量(MTD)及び推奨用量(RD)を決定する。
副次的な評価項目・方法

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