臨床試験情報

臨床試験ID : JapicCTI-194710
情報提供元 : 一般財団法人日本医薬情報センター
試験名 : 進行又は再発の子宮体癌患者を対象としたペムブロリズマブ(MK-3475)とレンバチニブ(E7080/MK-7902)の併用療法と化学療法を比較する第III相無作為化多施設共同非盲検試験(LEAP-001)
試験の概要 : 本試験の目的はIII期、IV期又は再発の子宮体癌患者を対象として、ペムブロリズマブとレンバチニブの併用療法と化学療法の有効性を比較する。主要仮説:RECIST 1.1に基づきBICRにより評価されるPFSについて、ペムブロリズマブとレンバチニブの併用療法は化学療法に対して優越性を示す。仮説:OSについて、ペムブロリズマブとレンバチニブの併用療法は化学療法に対して優越性を示す。

基本情報       患者さん一人一人の状況に応じた判断が必要ですので、詳しくは診療を担当している医師にご相談ください

対象疾患名 進行又は再発の子宮体癌
試験のホームページURL

実施施設&進捗状況

試験実施施設
試験のフェーズ 第Ⅲ相
試験進捗状況 実施中
公開日・最終情報更新日 2021/03/09

試験に参加できる条件

年齢・性別 問わない 女
選択基準 1) 組織学的に確定診断されたIII期、IV期又は再発の子宮体癌患者であり、盲検下の中央画像判定機関(BICR)による評価で、RECIST 1.1に基づく測定可能病変又は測定不能病変(画像上明らかなもの)を有する患者。前治療に関する規定:・根治切除の術前/術後にプラチナ製剤を含む1レジメンの全身性の化学療法は許容される。この化学療法の前治療については、化学療法単独、同時化学放射線療法又は同時化学放射線療法の後に化学療法を行うレジメンのようなシークエンシャル法の一部として投与されても許容される。・全身性のプラチナ製剤を含む術前/術後化学療法の両方を受けた場合には1つのレジメンとして数える。・化学療法の有無によらず放射線療法を受けていてもよい・子宮体癌治療としてホルモン療法を受けた患者は、無作為割付けの1週前までに投与を中止すること2) MMRステータスを決定するために、放射線照射を受けていない腫瘍病変から採取した保存検体若しくは新たに採取したコア又は切除生検検体の提出が可能な患者3) 治験薬初回投与前7日以内のECOG PSが0又は1の患者4) 妊娠しておらず、授乳中でなく、かつ以下の条件のいずれかを満たす女性患者:a. 妊娠可能な女性に該当しない。 又はb. 妊娠可能な女性であるが、投与期間中及びペムブロリズマブの最終投与後少なくとも120日間又はレンバチニブの最終投与後30日間のいずれか遅い時点まで、並びに化学療法の最終投与後196日間、治験実施計画書に詳述する避妊法を使用することに同意した女性患者。5) 高血圧治療薬の使用有無を問わず、血圧が適切にコントロールされている患者(血圧が150/90 mmHg以下であり、無作為割付け前1週以内に高血圧治療薬の変更がない)6) 適切な臓器機能を有する患者。スクリーニング期の臨床検査項目はすべて治験薬初回投与前7日以内に実施する
除外基準 1) 癌肉腫(悪性ミュラー管混合腫瘍)、子宮平滑筋肉腫、他の高悪性度の肉腫及び子宮内膜間質肉腫2) 中枢神経系(CNS)への転移を有する患者は、局所療法[例:全脳照射療法(WBRT)、手術又は放射線手術]を完了し、少なくとも本治験の治療開始前4週間にCNS転移に対するコルチコステロイドの使用を中止している場合は適格となる。CNS転移の徴候(例:放射線学的兆候)又は症状はいずれも、少なくとも治験薬の投与開始前4週間は安定していなければならない。3) 過去3年以内に進行性又は治療を要した他の悪性腫瘍(子宮体癌を除く)を有する患者4) 消化管吸収不良、消化管吻合又はレンバチニブの吸収に影響を与える可能性があるその他の身体的状態を有する患者5) Grade 3以上の消化管又は非消化管の瘻孔を有する患者6) 主要血管への腫瘍の侵入/浸潤が画像上明らかな患者7) 無作為割付け前2週間以内に臨床的に重大な喀血又は腫瘍出血を有した患者8) 治験薬初回投与前12ヵ月以内に重大な心血管系の機能不全(NYHA ClassIIを超えるうっ血性心不全、不安定狭心症、心筋梗塞又は脳血管障害発作、若しくは不安定な血行動態に伴う不整脈等の既往)を有する患者9) 全身性の治療を必要とする活動性の感染症を有する患者10) 無作為割付け前に大手術による毒性及び/又は合併症から十分に回復していない患者11) HIV感染の既往を有する患者12) B型肝炎(HBs抗原陽性)又は活動性のC型肝炎[HCV RNA(定性)陽性]を有する患者13) 間質性肺疾患/肺臓炎を合併、もしくはステロイド投与が必要な(非感染性の)間質性肺疾患/肺臓炎の既往を有する患者。14) 活動性の結核の既往を有する患者15) 治験担当医師の判断により、治験結果に影響を与える、患者の治験の完遂を妨げる、又は、患者の治験の参加が患者の利益とならないと考えられるあらゆる疾患、治療歴又は臨床検査値異常の既往又は合併を有する患者16) 治験の実施に影響を与える可能性があると判断された精神疾患又は薬物乱用障害を有する患者17) 免疫不全状態と診断された患者、又は無作為割付け前7日以内に長期全身性ステロイド療法(プレドニゾロン換算で10 mg/日超)や他の免疫抑制療法による治療を受けた患者18) 過去2年以内に全身性の治療(疾患修飾薬、コルチコステロイド又は免疫抑制剤)を要した活動性の自己免疫疾患(乾癬を除く)を有する患者ただし、補充療法(チロキシン、インスリン、又は副腎不全若しくは下垂体不全に対する生理的用量のコルチコステロイド補充療法など)は、この全身性の治療とみなさず、使用可能である19) 過去に子宮体癌に対する全身性の化学療法を受けた患者注:術前、術後及び/又は放射線と同時併用された化学療法(低用量)は許容する20) 無作為割付け前4週間以内に放射線療法を受けた患者放射線療法に関連したすべての毒性から回復しており、コルチコステロイド投与を必要とせず、放射線性肺臓炎の既往がないこと中枢神経系以外に対する緩和的放射線療法及び膣内小線源治療の場合は、2週間のウォッシュアウト終了後の組入れが許容される21) 無作為割付け前1週間以内に子宮体癌に対するホルモン療法を受けた患者22) 過去にVEGFの血管新生を標的とした薬剤、抗PD-1、抗PD-L1又は抗PD-L2の薬剤、若しくは刺激性又は共抑制性T細胞受容体(CTLA-4、OX-40、CD137など)を標的とした薬剤の治療を受けた患者23) 治験薬初回投与前30日以内に生ワクチンの接種を受けた患者24) 治験薬(あるいはあらゆる添加物)への不耐容を有する患者25) 同種組織/臓器移植を受けた患者26) 現在他の治験薬の治験に参加している、又は無作為割付け前4週間以内に他の治験薬の治験に参加した若しくは治験用の医療機器を用いた患者27) 尿試験紙検査で尿蛋白が2+以上を示した患者は、尿蛋白の定量的評価のために24時間の蓄尿を行う。24時間尿で1 g以上の尿蛋白を示した患者は不適格とする。28) 480 msを超えるQTc間隔(Fridericia補正)の延長を有する患者29) マルチゲートスキャン(MUGA)又は心エコーで測定した左室駆出率(LVEF)が治験実施医療機関の基準値を下回る患者

問い合わせ先

実施責任組織 MSD株式会社
問い合わせ先組織名 MSD株式会社
部署名・担当者名 グローバル研究開発本部
電話・Email JPCT@merck.com

評価&介入

試験の種類 該当無し
介入の目的 治療・ケア
介入の詳細
主要な評価項目・方法 ・固形がんの治療効果判定のためのガイドラインversion 1.1[RECIST 1.1、標的病変として最大10病変(1つの臓器につき最大5病変)まで評価できるように改編]に基づき盲検下の中央画像判定機関(BICR)により評価される無増悪生存期間(PFS)・全生存期間(OS)
副次的な評価項目・方法 ・RECIST 1.1に基づきBICRにより評価される客観的奏効率(ORR)・European Organization for the Research and Treatment of Cancer(EORTC)QLQ-C30のグローバルスコア・有害事象(AE)・重篤な有害事象(SAE)・免疫関連有害事象(irAE)・AEによる治験薬の投与中止

よりよい情報提供を行うために、ご協力をお願いいたします。

このサイトについて | サイトマップ | お問い合わせ

(c) 国立研究開発法人国立がん研究センター